自分のペースを保つには?SNSにまつわるお悩みQ&A

スマホとマニュキュア

友人のSNS投稿を見て、焦ったり落ち込んだりすることはありますか?

心が弱っていると、何気ない言葉が刺激になって、どっと疲れてしまうこともあるかもしれません。

前回、SNS・ネット情報と上手に付き合っていくための対策について書きました。

【参考】ネット・SNSを見て落ち込みがちだった私が試した3つの対処法

<SNSダメージ防衛策>
1.自己理解を深めるための材料にする
2.スルースキルを上げる
3.モヤる情報をシャットアウトする

これらの3つは、穏やかな気持ちを保つための防衛策です。

今回は、各種SNSにまつわるお悩み、ダメージを受けた心をどうケアすればいいか考えます。

コミュニケーションツールとしてのSNSには、細々したローカルルールも存在するとかしないとかで、適用できない部分もあるかもしれませんが、何か少しでも参考にしていただければ幸いです。

Q&A方式で書いていきますが、ムダに長いので、気になるところからチェックしてみてください。各見出しの最後に、まとめの一言回答をのせているので、そこだけ見ていただいてもOKですぞの親切設計(でもないか?)。

それでは、いってみよー!

SNSにまつわるお悩みQ&A

Q1.人と比べて落ち込んでしまいます

すごいわかります。私も「あぁぁぁぁ~」としょっちゅう落ち込んでいました。比べるなと言われても、視界に入ってくるものはもうどうしようもないですもんね。遮断しようにも限界があります。

じゃあ一体どうすればいいのか。

引きこもりましょう。自分の殻にこもって、ゆっくりじっくり進化を遂げるのです。要は「さなぎ」みたいなもんですね。そういう話を「スゴイ人たちに圧倒されて「自分は自分」と思えなくなったときの自己防衛日記」で書きました。

人と比べてばかりだった私が心がけたポイントは「人と比べて落ち込まないために私が心がけている5つのこと」でまとめています。物理的な工夫は前回の「モヤる情報を上手にシャットアウトする方法」で書いたとおりです。

【答え】
「自分」に集中できる環境を整えましょう。

Q2.嫌われたらどうしようと思うと怖くて……

これもすごいわかります。特に「自分が好意的に思っている人に嫌われたらどうしよう」と考えたら、たまらないですよね。「嫌な気分になったとき、私はこうして嫌悪感を軽減しています」の冒頭みたいな気持ちです。

でも、自分に非がなくても、嫌われるときは嫌われます。

また、「嫌われないように嫌われないように」と相手の顔色を伺うその態度を嫌う人もいます。

「嫌われないように」と考えるメリットって、実はそれほど多くないんですよね。

残念ながら、すべての人に好かれることはありません。そして、すべての人に嫌われることもありません。たとえ嫌われるような行いをしても、ずっと交流を続けてくれる人だっているでしょう。というようなことを「愛想のよさがあだになる?!弱みにつけこまれないための心の防御法」でも書きました。無視力を高める5つの方策です。

【答え】
「嫌われてもいいや」と思うと気がラク。

Q3.受け答えを間違えて「イタタタ」となってばかりです

「あー、あのときこう言えば良かったー」「なんであんなこと言っちゃったんだぁぁ」と寝る前に開催される反省会ですね。

これもしんどいですよね。多分気にしてるのは自分だけってことも多いと思います。でも、納得いかない。先の話とつながりますが、「嫌われたんじゃないか」「つまらない奴だと思われたんじゃないか」と考え出すと、後悔が止まりません。

でも、最近思うんですけど、「あー間違えたー」と思う人ってすごいコミュニケーションに貪欲なんじゃないかなぁと。だって、後悔するのは、もっと良い会話ができただろうと思っているからじゃないですか。少なくとも自分が選んだ答えより良い答えがあったと考えている。ということは、あとはそれを見つけるだけです。

いやいや「見つけるだけ」ってそれが超ムズいんでしょ、という話ではありますが、コミュニケーションスキルに長けた人は、そうした試行錯誤を重ねているのだと思います。例えば、お笑い芸人さんは盛大にスベったら滅茶苦茶ヘコむでしょうが、きっとそのしくじりを次につなげようと勇んでいるはず。まあ、持って生まれた資質も大きいし、コミュニケーション強者のふるまいは参考にならん! と言われたらそれまでなのですが。

もし「ひどいこと言ってしまった」と後悔しているなら、謝りましょう。謝るほどじゃないけど、あんまり良い受け答えじゃなかったな、と思ったときは、次回がんばりましょう。

もしかすると、自分が目指すコミュニケーションの理想が高すぎるのかもしれません。であれば、自分に期待するのをやめると、気楽に人と付き合えるようになります。

【答え】
失敗から学び、次に活かしましょう。それがダメなら、自分に期待するのをやめましょう。

Q4.嫌なことを言われました

「嫌なことを言われた」と落ち込むときのパターンは2つ。

一つは、相手に難があるパターン。
もう一つは、自分が相手の意図をねじ曲げてしまうパターン。

私のようにウジウジ悩んでしまうタイプの人は、相手のことを深読みしすぎて、好意的な言葉を素直に受け取れてなくなっていることが少なくないようです。

さらに、体調がすぐれず、心に余裕がないせいで、悪い方悪い方に考えてしまうこともあります。

自分の問題については、少しずつ修正していけばいいのですが、相手に問題がある場合はどうしようもないですね。他人を変えることはできません。

中には、相手に難があるにもかかわらず「こんなふうに思ってしまう私が悪い」という考えに陥ってしまうこともあるので難しいところ。

じゃあ一体どうすればいいのか?

即効性はありませんが、考える力を養うといいんじゃないかと思います。論理的に考える力ですね。筋道を立てて考えられるようになると、相手の言動の矛盾や不合理さを見つけられるようになります。

「あ、コイツ不合理なこと言ってるわ」と思えば、バッサリ切り捨てることができます。考える力があれば、自分の誤りにも気づけるので、嫌な気分も(完全ではなくとも)解消できます。

モヤモヤ整理法」カテゴリで紹介している内容は、考えるトレーニングになると思います。おすすめの書籍は「知的複眼思考法」「武器としての決断思考」です(リンク先で本の内容を紹介しています)。

【答え】
難がある人の不合理さを見つけるために、考える力を養いましょう。

Q5.モヤモヤするとわかっているのについ見てしまいます

そうそう、つい見ちゃうんですよね。これだけネットが普及すれば当然です。だってスマホでお手軽にアクセスできちゃうんだから、見るなという方が難しい。

まーでも、嫌な気持ちになるのを避けるためには、がんばって情報を選別するしかないですね。

「これを見るとモヤモヤするから絶対に見ない」という確固たる意志を持ちましょう。

○○のブログは見ない。
○○に関するサイトは見ない。
○○さんのアカウントは見ない。

楽しくない気持ちになったら、その情報は「見ない」カテゴリに振り分けましょう。

私は、まとめサイトと友人知人のブログを「見ないリスト」に追加しました。

前回「モヤる情報を上手にシャットアウトする方法」で紹介した対策も取り入れつつ、やっていきましょう。

【答え】
臭い靴下をわざわざ嗅ぐのはやめましょう。

Q6.一人で勝手に焦って、ペースを乱されてばかりです

焦りますよね。私も10代20代の頃は常に焦っていたような気がします。

彼氏彼女ができただ、内定をいくつもらっただ、結婚だ出産だ、昇進だ栄転だ、マイホーム建てただ、何だかんだ……。

最近は情報を制限しているので、以前のように焦り狂うこともなくなりましたが、それでも多くのリア充情報にふれると「うあぁぁ~」となります。きっとこれは死ぬまでやってるんだろうなと思います。

あと、アイコンやプロフィール画像から伝わる情報も侮れませんね。彼氏彼女のラブラブ写真や我が子の可愛いスマイル写真がアイコンになっていると、非リアの人間としてはなかなかつらいところがあります。どんなに薄目でふわっと見ても、視界に入ってくる。視覚情報は思った以上に多くを語ります。拒否しようにも拒否できない匂わせ情報よ……。

このあたりの気持ちを落ち着かせるための対処法は、

  • 仲間を見つけて共感し合う(傷の舐め合い)
  • 「~すべき」「~ねばならない」をやめる
  • 自分の評価基準を持つ

このあたりでしょうか。「とにもかくにも目の前のことに集中!焦りを防止する3つの考え方」でも共通する話を書いています。

「~すべき」「~ねばならない」については「自分を縛るものは何?すべき思考・痛みを和らげる7つの技法」を、自分の評価基準については「見下されたくない!不快感を和らげる3つの考え方」あたりのエントリをあわせてどうぞ。

【答え】
焦るのはより良く生きようとしている証拠だし、自分のペースを乱されるのは周りのことがよく見えている証拠、みたいな感じで。

Q7.SNSは使いたくないけど、使わざるを得なくて……

SNSもいろいろありますが、LINEを主な連絡手段にしている人は多いと思います。

というか、いまや登録していないと不便なくらいですよね。LINEを使いたくないと思っても、自分だけメールで連絡してもらうのは余計な手間がかかるし、申し訳ないし……。

できれば使いたくないけど、使わざるを得ない。

そんなときどうすればいいか、思いつく対処法をいくつか挙げてみましょう。

<使わざるを得ないときの対処法>

  • 素早く返信するためにテンプレを作成しておく
  • あらかじめSNSは苦手と伝えておく
  • 返信する時間を決める
  • コミュニケーションスキルの経験値上げだと思って頑張る
  • みんなのトークを参考にする(画像検索もあわせて)

負担を軽減するために、周囲にSNSが苦手であると周知しておくのはよさげかなと思います。「あー○○さんは返信気まぐれだからね~」と思ってもらえるとラクです。

遅刻魔が約束の時間に遅れても「あーハイハイ」となる感じですね。待ち合わせを一人だけ1時間前に設定されるレベルまでいくとグッドです。LINEで言うと「既読スルーがデフォルトの人」ぐらいの認識になるでしょうか。

あとは、その場でパパッと処理すること(処理って言い方はちょっとあれですが)。いや、「パパッと返信してパパッと忘れる」ができないから困ってるって話でしょうか……。

「SNSは嫌い」とズバリ言ってしまうのも一つですが、少々トゲがあるので、もう少し穏やかに、「LINEってどうやって返事したらいいかすごい迷っちゃうんだよね」「早く返さなきゃって勝手にプレッシャー感じて焦ってるうちに頭から煙がプシュ~って……」などと訴えてみてもいいかもしれません。

あとは、気の置けない家族や友人がいる人は、その人とたくさんやり取りして練習するとか。

まあでも、みなさん気軽に使っているようなので、そんなに難しく考えなくて大丈夫なんじゃないかなとは思います。って解決になってないですね……。

【答え】
適当でOK。

Q8.ブロックされて悲しいです

LINEやTwitterのブロック機能に関する嘆き。

ブロックは、簡単に言うと「こっち見んな」「俺にかかわるな」といったところでしょうか。

私はこの機能を使ったことがないので実感はありませんが、ブロックされたらきっと悲しいだろうなと思います。どういう相手にブロックされるかにもよりますが。

いろいろ話を聞いていると、割とカジュアルにブロックしたりされたりということは行われている模様。特にネットだけのつながりの相手はサクサクブロックしている人も多いようです。

となると、そんなに気にしなくて大丈夫なのかな?

よく顔を合わせる相手なら、直接聞いてみたり、他の連絡手段を使うのも一つ。

ただ、相手はメッセージのやり取りが負担になってブロックした可能性が濃厚なので、しつこく連絡するのは控えた方がよさそうです。

【答え】
ブロックされるのは、それまでの関係だったということです。

Q9.つながりたくない人に友達申請されて……

これは難問ですね。リアルでつながりがある人、それが上司だったりしたら、断ることもできないし……。

私だったらどうするか? そのSNSアカウントは引退ですね。

でも、そんな簡単に割り切れないこともありますよね。うーん、一体どうすればいいのか。

選択肢を考えてみましょう。

1.快く承認する
2.しぶしぶ承認する
3.保留にする
4.無視する
5.いったん承認して、後で解除する

義理で承認しておくのが無難なのでしょうが、無視する人も一定数いるようです。承認したけどウザかったからブロックしたとか。強者~。

どうしてもやり取りせざるを得ない場合は、心を滅してやっていきましょう。精神修行です。

【答え】
承認する・しない、ブロックする・しないで考え込んでしまう人は、SNSには向いていません。

Q10.私個人への返信よりSNSの更新を優先するんです

ストレス軽減!人間関係を改善するレッスン」で挙げたお悩みの一つです。例として挙げた答えは、

・相手の話も聞く
・嫌なことは嫌だと伝える
・相手の事情を汲む

となっております。

【答え】
その人の真意はその人にしかわかりません。

Q11.友人の結婚報告や幸せ投稿にヘコみます

人の結婚を素直に喜べなかった私が実践した3つのモヤモヤ解消法」で書きました。

【答え】
「うらやましい」と叫びましょう。

 

最後に

わーーーっと書いていったら、最後力尽きてしまいました。

もっと読みやすくまとめるつもりだったのですが、完全に疲れてしまったので、このままの形でアップします。恐縮です。

まーSNSは楽しくもありますが、いろいろ気を遣う部分もありますね。心が弱っているときは特にしんどかったりして。

でも、前回も書きましたが、マイナスの感情に引っ張られず、素敵な香りのする方にがんばって泳いでいくと、好ましい世界が広がっていることもあります。

好きなものをたくさん見つけて、自分が落ち着ける世界をつくっていきましょう。

それが心を乱されないための秘訣かな、というのが今のところの考えです。

そして、あなたがつくるその世界に、このブログも入れてもらえたら嬉しいです(図々しくて恐縮です)。

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