人の結婚を素直に喜べなかった私が実践した3つのモヤモヤ解消法

ブーケと結婚指輪

「結婚」

この二文字にモヤモヤしてしまうシングル女子の皆様、いかがお過ごしでしょうか。

他人の結婚を心から喜べない?
周りから取り残された気がして焦ってる?
結婚できない自分はそれだけの人間なんだと泣きたくなる?

私もそうでした。「病気持ちの私なんて」と卑屈になってしまうこともあるし、テンションの上がる話題ではありません。

今日は、そんなジェラシーまみれだった私が人の結婚を喜べるようになるまでのプロセスと、そのために心がけた3つのことをまとめました。結婚に敏感になりすぎてつらいという貴女様の気持ちが少しでも軽くなれば幸いです。

私が他人の結婚を喜べるようになるまで

都議会のヤジ問題もありましたけど、結婚や出産ってすごくデリケートなテーマですよね。

私も結婚に対してめちゃめちゃ敏感だった時期がありまして、芸能人の結婚にも反応して落ち込んだりしていました。

他人の結婚を喜べないうつ病独女の成長物語

私はずっと「こうあるべき」という考えに捉われていたんですねぇ。

「30までには結婚しなきゃヤバい」
「配偶者と支え合って幸せな家庭を築かなければいけない」
「親に孫の顔を見せることこそが親孝行」
「子どものためにも離婚すべきではない」

私の中に埋め込まれた“結婚のルール”。頭では「結婚がすべてじゃないよね」と思っていても、実際には世間一般の考え方に支配されています。だから、結婚しない(できない)ことに負い目を感じてしまうのでしょうね。

以前、療養中の方に「大切な人がいるからこそつらい思いをしている人だっているんだ!」と言われたことがあります。

それを聞いて私は何も言えなくなりました。

結婚している人を羨んだり妬んだりすることが、誰かを不快にさせているかもしれない。「結婚=幸せ」という私の勝手な決め付けが当人を苦しめているかもしれない。

そう思ったら、「結婚結婚うるさい!」と言っている自分が一番結婚にこだわっていたんだと気付きました。同時に誰かを傷付けているかもしれないことにも。

それ以降、結婚のことを口に出すのはやめました。

「結婚してもしなくてもどっちでもいい」
「誰がどうしようが関係ない」

最初は無理やり言い聞かせていました。それでも続けていると、だんだん考え方も変わってくるんですね。

そうして、「結婚とかどーでもいいわ」と思えるようになった私は、人の結婚報告を素直に喜べるようになりました。焦ったり「結婚なんかするもんか」と強がったりすることもなくなりました。

 

結婚に対するモヤモヤを取り除く3つの方法

結婚の話を聞くたびにモヤモヤしてしまう理由。それは結婚にこだわっていたから。

そんな私が結婚の呪縛から自由になるために実践したことをまとめました。多分、効果はあると思います。よかったら試してみてください。

1.ちゃんと嫉妬する

まず、人の結婚を喜べない自分を否定しないことです。

誰だって嫉妬心を抱くことはあります。「なんであの子ばっかり!ムキーー!」と思うのは正常な反応。逆に、本心を隠して無理に祝福しようとすると感情はますますドロ沼化してしまいます。

だから、思う存分妬みましょう。そのまま気持ちをぶつけてしまうと関係がギクシャクしてしまうので、相手と言葉を選んで。

「○○ちゃん、いいな~!」
「素敵な旦那さんで、はらわたが煮えくり返るくらいうらやましいわ~」
「どうしよう、私めっちゃみじめじゃん。寂しいじゃん」

ネチっこく言わずに、女芸人がモデルに突っかかるノリで言うと嫌味がありません(多分)。ただし、「え~、そんなことないよぉ~」などの幸せキラキラ返しにやられる危険性があります。当方では責任を負いませんので使用の際はご注意くださいませ。

手堅くジェラシーを発散する方法は3つ。

①本音を声に出す(例:「バカヤロー!!」)
②紙に書き出す(例:なんであの子ばっかり……)
③物に当たり散らす(例:②の紙を破り捨てる)

こうすることで、自分の本音が見えてきます。

2.常識を疑う

「結婚ってそもそも何だ?」と問うてみることです。

「なぜ結婚しなければならないのか?」
「結婚するメリットは何か?」
「結婚制度が果たす役割は?」
「誰のために結婚するのか?」
「自分が結婚したいと思う理由は何か?」

そんなことを考えていると答えが出てきます(というか面倒臭くなります)。

「別に結婚しなくてよくね?」

これが私の答えです。あなたも納得できる答えを探してみてください。

↓こちらもあわせてどうぞ。結婚について、男性目線でわかりやすく解説されています。みうらじゅん先生の持論満載。

3.こだわりを捨てる

自分の願いに執着しないことです。

ここまで自分の素直な気持ちを探ってきました。

「結婚したいよほほほほ~」
「絶対あたしは結婚しない!」

それを否定するわけではありません。むしろ、その気持ちは大切にしつつ、もう一つの考えを追加します。

「そうならなくてもいいや」

フレキシブルな選択です。

結婚してもしなくても、充実した日々を送ることはできます。が、理想を叶えることにこだわり過ぎると、幸せを感じられなくなるかもしれません。

こだわりを捨てるなんて悟りの境地に辿り着いたお釈迦様じゃないんだから!と言いたくなりますが、それを目指すのは悪いことではありません。

少しでもラクに生きて行くために、どっちに転んでも大丈夫と思える寛容な心を育てていきたいものです。なかなか難しいですけどね。

 

最後に

かの大塚愛先生は、愛し合う2人をさくらんぼに例えています。

結婚もそんな感じで捉えるとよろしいんじゃないでしょうか。

「双子のさくらんぼ、ラッキー!」「くっついてるさくらんぼは絵になるね、でも1つでも美味しいよね」みたいな。

うーん、ちょっと違いますかね。

何にしても、ネバネバベキベキ思考を改めれば少しは気持ちがラクになるはず。

結婚に限らずですが、人と比べないことも大切ですね。

……とか何とかいいながら、森三中の黒沢さんと友達になれそうな気がしている今日この頃です。

 

5 COMMENTS

さりか

ナミさんこんにちは、お久しぶりです。
最近の怒濤の更新、お疲れさまです!

2ヶ月ほど前に友人が結婚して、幸せオーラ・・ふりまいてましたー。
自分は既婚者なのに、、正直、さっさと結婚の現実を味わい知るがいいわ!と思ってしまいました。。我ながら心腐ってます^^;
で、罪悪感にまた凹む・・と。なんとも恥ずかしい話です。

もっと毎日に感謝しよう!とか思ってみても、言ってるだけでなかなか・・( ̄~ ̄;)
無理せずに、今の自分に満足できるようになりたいな、と今日も悶々してます。

返信する
ナミ

さりかさん、どうもお久しぶりです。コメントありがとうございます。

新婚さんの幸せオーラの威力は半端なさそうですねぇ。既婚者だからこその苦悩、私にとっては未踏の原野です。結婚生活は大変だという声を聞くことが多いので勝手に恐怖心を抱いております。

腐ることは悪いことではありません(と思いたいです)。だって、納豆やヨーグルトっておいしいじゃないですか。さりかさんは発酵しているだけです。罪悪感を抱く必要はありません。……って、私も罪悪感に凹んでばかりなので、偉そうに言えないんですけどね。

渦中にいると素直に感謝できないときってありますよね。でも、最終的に「ありがとう」と言えたらOKだと思います。終わりよければすべてよし!です。だから、悶々としている今日もOKなのだ!と言えるようになりたいものです。

返信する
さりか

お返事ありがとうございます。
発酵という発想はありませんでした!なるほど。確かに美味しいですよね。うん、元気でてきました^^
悶々ウジウジしたり感謝できなくても、そういうときがあってもいいやって、もう少し自分を許すことを意識してみます。
終わりよければすべてよし、ですね^^

返信する
ナミ

さりかさん、こちらこそお返事ありがとうございます。

そうですそうです。それもまたよし、でございます。少しでも味わい深い人間になれるように、いろいろな感情を栄養にしていきたいですね。

返信する
雪風

こんばんは。雪風です。
自分はあまり結婚は意識してないのですが、
なんかネットとかの結婚サイトとかのバナー広告を見るとすごくもやっとします…
なんて言うんだろ、独身の人を馬鹿にしてる?と言うか。
そういうサイトにとっては一人でも多くの人に結婚してもらいたい、と言う想いからそういう文章を書いてるんでしょうけど……
そういうリアルの恋人がいない人はあんたたちにとって何なんだ!?って気分です。

ではー。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です