頑張りたいのに頑張れない。そんな自分が嫌になる。どうしたらいいかわからない。
毎日苦しくて、希望が見えない。ますます身動きが取れなくなる。行動を起こせない自分に、周りの人間は批判的な目を向けている。
「これじゃいけない」ってわかってる。思うようにできないことが本当に情けない。でも、それを責められるのはもっとつらい。自分の気持ちを汲んでもらえないのは悲しい。
「なんでできないの?」、彼らの言い分はもっともだ。ダメな自分が悪い。心が弱いからいけない。そう思うと、自分が憎くて、消えたてしまいたくなる。
どうしたらいいのかわからない。解決策が見い出せない。相談しても責められるだけ。
つらい。どうしてこの気持ちわかってもらえないんだろう。
本当は頑張りたいのに……!
どうしてわかってくれないの?
「なんでそんなこともできないの?」
「甘えてるだけでしょ」
「ちょっと考えればわかることなのに(わからないなんて君は愚かだ)」
努力が足りないように見える人に対する批判。多くの人が言うように、私もかつては根性論や自己責任論で人を責める考えを持っていました。
自分の考えを基準に判断する傲慢さ、独り善がりな思いやり、想像力の欠如。だから、先のような言葉が出るのです。理解できないのではなくて、理解する気がなかったとも言えます。そもそも、自分の視野の狭さに気づいていないのだから、どうしようもありません。
「できないのは本人が悪い」
それが後々自分の首を締めることになるわけですから、なんともまぁ、皮肉なものですね。
自分の浅はかさに関しては反省しきりですが、弱き声を拾うことのできない人が悪いと言いたいわけではありません。今はただ、理解できないのは仕方ないことだと思うようになりました。自分が知らないことはわかりようがないよね、と。
必要なのは受容や承認
頑張りたい気持ちはあるのに、身体が言うことを聞いてくれない。
こういう状況は本当につらいものです。心と体がバラバラで、引き裂かれるような痛みを伴うこともあるでしょう。
「やるしかない」
それが答えだということはわかっているんですよね。でも、どんなに自分を叱咤してもうまくいかない。
なぜこんなに苦しいのか。それは、自分に対する信用が失われているからかもしれません。
「こんな自分じゃいけない」
「今の自分には価値がない」
そう考えているとき、心は不安定です。足元がグラグラで、安心できない。
例えるなら、樹の根っこがひょろひょろの状態。それじゃ倒れて当然です。根を張ることができなければ、幹を支えられません。成長だって叶いません。すぐに枯れてしまいます。
活き活きと葉や枝を伸ばすためには、水と光が必要です。土から養分を吸収することも欠かせません。
それがすなわち、受容や承認なのではないかと思います。たった一人だけでもわかってくれる人がいれば救われます。「つらかったね」、その一言で前を向けることもあります。
誰かに無条件に愛をもらえれば、草木は元気を取り戻します。でも、それが期待できないこともあります。そういうときは、自分で水を与えましょう。光が届くように環境を整えましょう。
それは具体的にどういうことか? その答えを探すプロセスも自己肯定につながるのだと思います。
【自己肯定のヒント】
・「自信がない」を克服!自由にのびのび生きるコツ
・自己肯定感を高めるためにはどうしたらいいか考える際に参考になるブログ
わかってくれる人はいると信じたい
世の中にはいろいろな人がいます。人の気持ちを理解しない人もいれば、人の痛みに優しく寄り添ってくれる人もいます。
悩みを打ち明けられる相手はなかなか見つからないかもしれません。できないことを批判されるばかりで自信を失ってしまうこともあるでしょう。
やりきれない思いをわかってもらえないのはつらいし、厳しい言葉を投げつけられたら傷ついて血がドバドバ出ます。でも、血まみれの人を放っておくほど人は冷酷ではありません。
心の出血は目に見えないので、気づいてもらえないことも多いわけですが、きっとわかってくれる人はいます。
と、こんなことを言われても腹が立つだけかもしれません。でも、自分の周りに優しい人の姿が見えなかったとしても、世の中に手を差し伸べてくれる人がいることは確かです。そういう人の存在を感じることで、少しでも緊張をゆるめてもらえたらと思います。
最後に。傷ついたことに気づいたら、できる範囲で手当てをしておきましょう。自分でできる労いは意外と多いものです。
今の自分にできることを、できるときに、少しずつ。
枯れそうな草木には水と光を。そして、優しく見守りましょう。
【理解してもらえない……】
・「誰もわかってくれない」 泣きたい気持ちをなだめる3つの方策
・うつ病を理解してくれない家族へのアプローチ方法
【何もできない……】
・やろうと思ったことができなくて落ち込んだときの気持ちの切り替え方
・「当たり前」ができなくて落ち込んだとき必要な考え方
・ダメな自分を責めずにはいられない?悲愴感を和らげ肯定する言葉
【信頼できる人がいない……】
・つらくて苦しくて助けてほしいけど誰にも相談したくない人
・助けてと言えない理由・助けてと言わせない社会
またナミさんの記事に少し勇気をもらいました。
今は自分の弱さを理解してくれる人がいます。その人に支えられながら自分なりのペースで少しずつ進んで行こうと思います。
「うつ」の何がしんどいかって、自分で考えて心の持ちようをコントロールするという点だと思います。
外科や内科やその他の医療なら医師の診断通りに薬を飲むなり手術するなりで病は快癒しますが(もちろんそれ以外にも必要なことはあると思いますが)、うつってそうじゃないなーと私は感じています。
だって考えてる自分自身があやふやなんですもの。
常に自分を疑いにかかっている。
そーゆー病なのだと思っているのでしんどいのはアタリマエなのかも。
って書いてるうちに、もう疑っている。
「ワタシ、間違ったこと書いてないかな」って。
行き詰まった時に、
なみさんのブログに立ち寄ります。
頑張りたいのに頑張れない辛さを理解してもらえないつらさ。
という、題名に。立ち止まりました。何回も読み返しました。
誰にも、気持ちを言えない状況で、
なんとか、毎日生きてます。
なみさんのブログを見て、うんうんと、頷きながら励まされてます。
いつも、思ってる、キレイな写真、
センスがいいなぁ〜と。
また、苦しくなったら、覗きにきます。有難いです。ありがとう。