やる気が出なくて困ったときに実行した5つのこと【無気力対策】

惰性で草を食うレッサーパンダ

みなさ~ん! やる気、ありますか~?

私は、全然、ありませんよ~!

イエ~イ!

 

はい。

やる気がなくなると、カラ元気でやっていくしかなくなりますね。

いや、カラ元気でやっていけるうちはまだよくて、本当に気力がなくなると、こうやってキーボードを叩くことさえ不可能になります。

というわけで、今これを書いている私はそれなりに気力がある。よかったね。

で、先日また文字通り「何もしたくない」状態に陥って困ったので、今日はそのときの様子をレポートします。

無気力状態から回復するまでのプロセスを紹介していますので、やる気を失いがちな方に参考にしていただければ幸いです。

超要約!本日のメニュー

「文章読む気力ないわ~」という方向けの要約です。

やる気がなくて困ったときに実行した5つのこと

  1. 惰性でやる(効果 ☆☆☆)
  2. やることを紙に書く(効果 ★☆☆)
  3. 目標を設定する(効果 ☆☆☆)
  4. 寝る(効果 ★★★)
  5. 掃除する(効果 ★★☆)

なぜやる気が出ないのか?

疲れているから。

「やる気がない」とはどういう状態か?

「攻める力が失われたのか、維持する力が失われたのか」

そのあたりを考えてみよう。

自分が無気力になるリズム、知ってる?

体調や気分の変化を記録しておくと、次の不調を予測しやすくなる。

予測が立つと、心の準備ができるので、突然の事態に困惑せずにすむ。

次回予告:無気力回復マニュアル

以上の内容を踏まえて、次回、「無気力回復マニュアル」的なものを作成する予定です。

やる気を出したいのに出せなくて困っている方に、少しでもお役立ていただけるようなものを準備中……。

というわけで、ここからは私の個人的な報告いきまーす。

やる気がなくて困ったときに実行した5つのこと

「やる気が出ない~」という状態は心地よくないですよね。

そこで、無気力でダルダルな心身をラクにするために、5つの作戦を実行しました。

試行結果とあわせて順番に見ていきましょう。

その1:惰性でやる

やる気は出すものじゃない。
手や体を動かしているうちに自然と出てくるものなんだ!

というわけで、惰性でやることを試みました。

ダメでした。

体が重い。重力がヤバい。地球に引っ張られている。

あーしんど。

はい、次。

その2:これまでの学びを実践する

やる気が出ないときは、やることを紙に書く。

これが私の中での最善策なのですが、本当にダメなときはそれさえも無理。

ペンが重い。あれ、コレ、鉛のペンなのかな? メモ帳ははるか彼方に。母を訪ねて三千里のマルコな気分。果てしない。嗚呼、嗚呼。

はい、次。

その3:目標を設定する

これはもうさっさと寝てしまった方がいいのではないかと思いつつも、まだ手はあるはずだと模索を続けます。

ここで考えたのは、

「適切な目標を設定すれば動き出せるのではないか」

ということ。

そこで、「紙に書く」さえできないときのお手軽アクションのいくつかを試しつつ、目標を見直すことにしました。

が、ダメでした。

そこで浮かぶ現実逃避を含んだ考え。

「やる気が出ないのは、もっと根源的な原因があるのではないか」
「人生の目的を見つければ良いのではないか」

で、それっぽい資料をちょろちょろ見てみましたが、「私が求めてるのはコレじゃない」とわかり、中止。

その4:寝る

ついに諦めるときがきました。

「もういいや」

寝ました。

その日は合計で12時間近く寝ました。

その結果は……?

目が覚めたら、気分が少しましになりました。

心と体を維持していくために実践すべき最重要ルール」で書いた状態と同じような感じです。

希望が見えてきました。

その5:掃除する

気分が少しましになったので、翌朝、掃除をすることにしました。

まずは、ハードルを下げたプチ掃除から……

  • 散らかった本、衣類、小物を片付ける
  • ホコリを落とす
  • 汚れを拭き取る
  • 掃除機をかける
  • フローリングを水拭き
  • 寝具のカバーを取り替える

祝・スッキリ!

体を動かしたら、いい感じです。

最初はかなり無理やりでしたが、やり始めたらエンジンがかかったみたい。

エネルギーが循環しているのがわかるような? 気のせいかな?

よくわかんないけど、何だかとってもよさげです。

やる気、ちょっと出てきたかな?

エネルギー回復したかな?

わーい\(^o^)/

なぜやる気が出ないのか?

「なんで私はこんなにやる気がないんだぁぁ」

なぜって、それは、ガス欠状態だから。

もちろん他の要因が関わっている場合もありますが、好きなことさえ興味ナシになるのは、完全に気力が枯れた状態と言えそうです。

だから、そういうときは「休む」がベストアンサー。

にもかかわらず、「休む」を選択できないときって、心身が疲れている自覚がなかったりするんですよね。

だから、

「気合いが足りないからいかんのだ!」
「これくらいで休んでどうする、この甘ったれが!」

などと言い出すのです。

さらに、「やらねばならぬ!」という思いが強いと、「休むこと」「やらないこと」が悪いことのように感じてしまいます。

「休むべきじゃないのに、休んでいる自分はダメだ」
「頑張るべきなのに、頑張れない自分は気合いが足りない」

これに加えて、心のどこかで「まだやれるはず」とか「本当はもっとできる」とか思っているんです。

例えるならそれは、ガス欠の車のアクセルを全力で踏み込んでいるようなもの。

いや、確かに本来はちゃんと走れるんだけど、今の状態じゃできないからね、と。

エネルギーを補給すれば、そんなに必死にならなくても普通に動くようになるはずです。

「やる気がない」とはどういう状態か?

前に「「やる気」と「気力」の違いからエネルギー回復の秘訣を考えた結果」でも書いたのですが、「やる気がない」と「気力がない」は似ているようでちょっと違います。

あくまでも私の感覚的な捉え方なのですが、

・やる気:攻める力
・気力:維持する力

という印象です。

やる気は無くてもやっていけます。

でも、気力が無くなるとやっていけません。

それは一体どういうことか。

「無気力だ……」と感じるときの私は、食欲をはじめとする生理的な欲求が低下しています。

生理的な欲求は、生命を維持し子孫を残すために必要なもの。生き残るために取るべき行動を促す働きがあります。

生きるために必要な行動ができなければ、自然界では死を待つばかり。

でも、人間社会の優れた機能によって、私は死なずにすんでいる。

無気力になっても、サヨナラしないですんでいる。

そんなことを考えながら、私は「やる気が出ない」と言っているわけです。

「気合いが足りないからいかんのだ!」
「これくらいで休んでどうする、この甘ったれが!」

何と言いますか、そういう言葉で解決する話じゃないんですよね。

生理的な欲求が失われている状態って、端的に言って、ヤバい。

だから、症状が深刻であれば病院に行った方がいいし、そこまでじゃないなら、ちゃんと休んだ方がいい。

気力は「生きるエネルギー」
やる気は「より良く生きるためのエネルギー」

そう言い換えてもいいかもしれないですね。

このあたりの微妙な違いを意識してみると、自分が休むべきか否か判断しやすくなるのではないかと思います。

自分が無気力になるリズムをご存じですか?

やる気と気力の違い云々と言いましたが、私自身はっきり区別できているわけではありません。

ただ、これまでいろいろ経験して「あ、これはヤバいやつだな」というのはわかるようになってきました。

それは、体調の変化を記録してきたから。特にやる気に関してはこのブログを書くことが役に立っています。

参考までに、私の無気力実績をご紹介いたしましょう。

今!やる気を出す!やる気が出ないときにスイッチを入れる方法 (2015/11/09)

「これ以上もう無理」と思ったときにすべきこととは? (2016/02/25)
だるさ・倦怠感を解消したい!と思ったとき欲しいアドバイス (2016/06/02)
「何もしたくない」やる気を失い怠け心に負け罪悪感にまみれたら ( 2016/10/24)
やる気モードを発動させる9つの方法 ― 「やらねば」に押し潰されないために (2016/11/17)

怠け心に負けそうな自分に力を授ける方法 (2017/03/27)
全部めんどくさくなったときに何とかやっていく方法 (2017/10/05)

どうしようもない無気力状態に陥ったときに書いたのが上記のエントリ。

もっと正確に言うと「無気力状態に陥って困り果てしまったのだけれど、なんやかんやでちょっと回復したから、対処法や雑感をまとめておこう」と思ったときに書いたものです。

2016年より前の関連ページは、ほとんど無気力がデフォルト状態だったので、除外したものが多数あります(2015年11月の投稿は本当にひどかったときのものなので挙げました)。

2016年以降は、活力が少しずつ蓄えられて、やる気あり・なしのリズムが見えるようになってきました。

いや、あり・なしというよりは、「やる気なし」の幅が広がって、「なしよりのなし」や「ありよりのなし」がありよりのありになったといったところでしょうか(混乱)。

ちょっとデータを見てみましょう。無気力の大波が発生したのは、

2015年11月
2016年2月
2016年6月
2016年10月~11月
2017年3月
2017年10月

で、今回が2018年3月。はい、だいたい予定通りですね。

もし定期的に無気力の波がやってくる人は、こんな感じで自分の調子を記録しておくと、次の無気力はいつか、予測できるようになりますよ。

ぜひ、試してみてくださいね!(ウインク)

まとめ

以上、「やる気なし状態からの回復レポート」をお送りしました。

今回試したのは、

  • 惰性でやる
  • やることを紙に書く
  • 目標を設定する
  • 寝る
  • 掃除する

この5つでしたが、そのときの状況や気分によって対処法は変わってきます。

そこで、もう少し汎用性の高いハウツーを次回まとめる予定です。

まだ全然着手していないので、ちゃんとできるのか不安しかないのですが、できる範囲でやってみますね。イエーイ!(カラ元気)

最後にまとめのメッセージ。

  • 疲れていると、やる気は低下する
  • やる気がなくてもできることは多い
  • 生理的な欲求(ヤル気)が失せてきたら「うつ」のサインかも
  • うつ治療中は休養が重要!
  • 体調や気分の変化を記録して、不測の事態に備えよう!

以上が、今回の学びです。

ご清聴ありがとうございました。

3 COMMENTS

あたま

更新ありがとうございます。
なみさんの今年の目標の どうでもいい は、今回の記事の示唆だったのかな。
やる気がないときでもやらなきゃいけないことってあるのでそのへんの線引きですよね。

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橘薫

はじめて投稿します。ナミさんの文章を拝見すると少し気が楽になります。ナミさんが偽りなくお書きになっているからだと思われます。わたしは病があるわけではありませんが、落ち込んだ時にはいつもここにお世話になっています。ありがとうございます。

返信する
プーアル

やる気がない病は私も悩まされていますが、10年以上の実体験の結果、やる気は待っていても出てくることはあまりないことがわかりました。
寝れば多少よくなりますが、気力が本質的に回復してきません。

出来ることから順番にやっていく、あーしんど、やる気しないと思いながらも、とりあえず着手、今日できる範囲でベストを尽くそうと思ってできることから着手、そうすると多少ましになります。
やる気ない皆さん、一緒に頑張りましょう。

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