両手いっぱいの荷物。
腕が疲れてきた。
新たな荷物を運んでほしいと頼まれた。
もうこれ以上抱えられない。
どうしよう。
① 気合でがんばる
② 助けを呼ぶ
③ いったん荷物をおろす
④ 休憩する
⑤ 荷物を「いるもの」「いらないもの」に分ける
がんばれるなら、がんばるにこしたことはない。
でも、こんなギリギリの状態でがんばって、うまくいくだろうか。どう考えても良い結果にはつながらない気がする。たとえ今抱えている荷物を無事に運ぶことができたとしても、長い目で見てそういう無理をいつまで続けられるか。
じゃあ、助けを呼ぼう。
でも、周りの人もみんな両手いっぱいに荷物を抱えて大変そうだ。誰かに頼むことなんてできそうにない。
よく見ると、自分の方が荷物が少ないんじゃないか。軽いものばかりなんじゃないか。こんなことで助けを求めたら「甘ったれるな」と言われるだろう。
いったん荷物をおろそうか。
でも、大切な荷物を地べたに置くわけにいかない。汚れてしまう。それに、今ここで立ち止まったら間に合わなくなってしまう。
休憩したい。
でも、荷物を置いて休める場所はなさそうだ。こんなにたくさんの荷物を抱えたまま休めるわけもない。オロオロしているうちに腕はどんどん痺れていく。やっぱり目的地を目指すしかないのか。
とりあえず必要なものだけを優先的に運ぼうか。
いや、今抱えている荷物にいらないものなんてない。どれも必要だから大事に抱えているのだ。
あぁ、つらい。もうダメだ……。
◆
この荷物は一体何でしょうか。
みんなそれをどこに運ぼうとしているのでしょうか。
あなたも荷物を持っているんですね。
それはどこに運ぶものですか?
何だかとても重そうです。
できればお手伝いしたいのですが、私も荷物を持っています。なんやかんやとたくさんありまして。残念ながら、これ以上荷物を増やすのは難しそうです。
ただ、こんな話を聞きましたよ。どこぞやに力持ちの人がいるとか、トラックを貸してくれるところがあるとか、代わりに荷物を運んでくれるシステムがあるとか。
それでも、結局そこまでは荷物を運ばなければいけないんですけどね。しかも、その人や乗り物やシステムはどこにあるのか不明。
そういえば、このヒモを使うと、荷物をこうやって腰からぶら下げることができますよ。
それから、この大きなずた袋。ここに小物をまとめてから、ボロボロ物を落とさなくなりました。
あとこれ、頭の上にこうやって乗っけると楽なんです。慣れればバランスを取れるようになりますよ。
ヒモは服の一部を破ったものです。ずた袋はたまたま通りかかった人にもらいました。
もしこのボロボロのヒモでよければ、もう一本あるので使いますか?
こんなものじゃ何の役にも立たない?
うーん、困りましたね。
もうちょっとだけ耐えられますか?
あと1時間ほど歩いたところに話を聞いてくれる人がいるそうですよ。
その人も荷物を抱えてはいるんですけどね、荷物を持ちやすくする工夫を教えてくれたり、楽に運ぶための道具を手配してくれたりするそうです。顔が広い人みたいで。確か、荷物を置いて休憩できるスペースもあるはずです。
私もそちらへ向かっているので、よかったら一緒にいきましょう。
……え、もうダメ? 大丈夫ですか? 大丈夫ですか!?
「誰か助けてください!」
「ちょっと手を貸してください!」
◆
「できないものはできません」
それは何も悪いことではない。
だからと言って、投げ出すわけにはいかない。
そういうときは、知恵を借りよう。相談してみよう。
ただ、その相手にも限界はある。
だから、可能性を探りながら、いま与えられているもので何かしらの方法を考えよう。
励まし合いながら、何とかやっていこう。
◆
そういえば、私の好きな人が言っていました。
「本当に必要なものだけが荷物だ」って。
お久しぶりです。
何回も読み返しました。
奥の深い内容ですね、
哲学に近いものを感じました。
ナミさん
本当にありがとう。
あなたのブログで私は本当に命を救われました。
ありがとうございます。
ずっと前からお礼が言いたかったんです。
やっと書き込めました。
ありがとう。
もう本当に毎日毎日つらくてしんどいです、きついです。
食欲もあまりない。
彼には浮気されるし。
仕事も辞めて、することない。寝てばかり。寝るのも飽きた。
でもいつか快方に向かうと信じてる!
早く治ってほしいなあ…
もう死ぬしか思い付かないです。
特にこの季節はやられます
この記事が胸にきました
ありがとうございました