精神科の「指定医」「専門医」なら安心なの?違いは何?

指定医・専門医なら安心?

病院サイトで医師のプロフィールを見ると、

「精神保健指定医」
「精神科専門医」

と書かれていることがあります。

「ふ~ん、お医者さんのすごい資格を持っているんだな~」と何となく納得させられるような感じがありますが、実際のところ、これは何を表しているのでしょうか。

このページでは、「指定医」「専門医」とは何か? それぞれの違いを簡単に説明します。病院選びの参考にしてみてください。

「精神保健指定医」「精神科専門医」とは?

指定医(精神保健指定医)」「専門医(精神科専門医)」の資格は、どちらも3年以上の経験があり、試験に合格すると得られます。

それぞれの違いは次の通りです。

精神保健指定医 精神科専門医
国家資格 民間資格
医師経験5年以上、
精神医療の経験が3年以上
精神医療の経験が3年以上
法的権限あり
強制入院の判定を行える
法的権限なし

精神科医は、症状の重い患者さんを強制的に入院させたり、身体拘束を行わなければいけない場面があります。

でも、人の自由を奪うのは、人権的によろしくないこと。たとえ患者さんを守るための拘束であっても、場合によっては、人権を侵害してしまうかもしれない。

このあたりの判定を行えるのが「精神保健指定医」です。簡単に言えば、「強制入院させましょう」と言える医師。専門知識に加えて、法律的なこともわかっていないといけません。

一方の「精神科専門医」は、日本精神神経学会が認定する民間資格。3年以上の経験を積み、専門的な知識を持っている医師が名乗れるものです。

「専門医」は国家資格ではないので、資格を持っていなくても精神科医のお仕事はできます。

「指定医」「専門医」なら安心なの?

資格を持っているかどうかで「よい・悪い」を判断することはできません(精神科医の中にはあえて専門医資格を取らない先生もいるそうです)。

ですが、「指定医」「専門医」の資格から、

「基本的な知識を持っていて、精神科で3年以上働いているんだな」

ということはわかります。

たとえば「心療内科」を名乗っている個人のクリニックでは、「内科の専門医が心の病気も診ています」というケースがあります。そういった場合に、精神科の「指定医」「専門医」資格を確認することで、何を専門としている先生かがわかります。

医師のプロフィールをチェックする際は、基本的な知識と経験を持っていることの証明として「指定医」「専門医」を確認しておくのが良いのかなと思います。

「よいお医者さん」を探している方は、「信頼できる精神科医を選ぶ3つのポイント」も参考にしてみてください。

「精神科専門医」の探し方

精神神経学会のサイトに、精神科医と病院の名簿があります。

「専門医・指導医検索」では、地区ごとに「専門医」の資格を持った先生のお名前を探せます。

「研修施設検索」では、都道府県ごとに病院名を探せます。専門医資格を取得するための研修を行っている病院です。

よい・悪いの評価が載っているわけではありませんが、判断材料の一つとしてチェックしておくといいかもしれません。(あと、知っている先生の名前を見つけると「おっ!」と少しテンションが上がります)

 

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<参考書籍>
野村総一郎 (2016)『うつ病のことが正しくわかる本』西東社

<参考サイト>
専門医制度・eラーニングインデックス – 公益社団法人 日本精神神経学会
[PDF] 地域精神保健医療体制について – 厚生労働省
[PDF] 精神保健指定医の指定等に関する参考資料 – 厚生労働省
精神保健指定医 – Wikipedia
学会認定専門医 – Wikipedia

1 COMMENT

みつき

こんにちは、お邪魔します。

「「専門医・指導医検索」では、地区ごとに「専門医」の資格を持った先生のお名前を探せます。」

探してみました。
いつもお世話になっている先生の名前がありました。
「おっ!」となりました(笑)。

こんな気持ちにしてくれてありがとうございます。

お邪魔しました。

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