何とかしようと思ってもうまくいかずしんどい鬱で無気力な人へ

泳ぐブタとカモメ
「やる気が出ない」
「もうダメだ」
「自分には何もできない」
「すべて間違っていた」
「こんなことなら死んだ方がまし」

そんなことばかり考えてしまうことはありませんか?

こういうときってしんどいですよね。どんなに頑張っても気持ちを切り替えられないし、行動しようにも体が重くて動かない。巷に溢れる対処法やライフハックを試してもダメ、休もうにもうまく休めない。

そうして何もできないまま、罪悪感ばかりがムクムクと膨らんでいく。

もしそんな人が目の前にいるとしたら(あなたもそうですか?)、その人に言えることって何だろう? と自分がダメなときのことを思い返してみるのですが、まぁどうしようもないですよね。とにかくダメなモードが終わるのを待つしかない。

もちろん人それぞれ対処法は違ってくるとは思うのですが(このページの最後に関連リンクを貼っておきます)、できることは全部やって万策尽きた、そういうときには、もう待つことしかできません。情勢が変わるのを待つのみ。

救いようのない答えにも思えますが、「やる気が出ず、不安や焦りを感じたとき思い出したいこと」でも書いたとおり、私が持ち合わせている答えは、今のところこれが一番有力です。

何とか耐え忍ぼう、同志よ。

と、そんな感じ。

私の話をします(無気力感との付き合い方とか)

で、こんなふうに他者に呼びかけられるのは、それなりに気力が戻ってきているからです。

昨年の秋ぐらいから長らく調子が悪かったのですが、最近やっと持ち直してきました。ここ数年の傾向としては、7月8月に落ち着いてくるというか、それなりにいい感じになってきます。

天気がいい、季候がいいことは関係しているだろうなと思います。うつには日照時間や日長時間が関係しているらしいと聞いたこともあります。あと夏が好きなので、その印象もプラスに働いているのでしょう。

まぁ夏が好きとはいっても、夏は汗をかいてベタベタするから、それは嫌。暑すぎてダレるし。それでも、木々がエネルギーに満ちあふれた感じがよい。空が青く澄み渡って、雲がもくもくしているのもよい。スイカがおいしい。風鈴の音が涼しげ。半袖のTシャツを着られるのもうれしい。サンダルで過ごせるのもうれしい。軽装はラクです。あぁ、波の音を聞きたい。

てな具合になんかいい感じ。そんなこんなで、秋冬に比べると物事に取り組みやすくなっています。できるときは、そこまで死ぬほど努力しなくたってできるのです。めんどくさいとは言いながらも。

モチベーションを維持するためにできることはないか日々模索しているのですが、ある程度調子が整っていないと、こういうことにも取り組めません。少なくとも、不調ではない、まぁまぁそれなり、最悪ではない状態。

この状態までもっていくのが簡単ではないのですよね。健康なときにはわからなかったけれど。

そんなこんなで、たどり着く答えは、「努力した」とか「気合いで」とかそういうんじゃないんだよね、ということ。

「行動すればやる気は出る」というアドバイスも、文字通り力が出ないときには効きません。

それなりの気力があるから行動できるし、その結果やる気も出る。どうしようもないときは、無理して行動したって、余計しんどくなって終わり。

調子が戻ったときにこそ、そのことを実感します。気力の有無を見分けるのってホント難しいんですよね。

だからこそ、体調の変化を記録してデータを蓄積することが大事だと痛感します。

んで、調子が悪いときはそれさえ困難になるからどうしろってのよ、という話になります。

はぁ、困った。

自主規制していないかい?という話

あと、無気力になってしまうのって、体調のほかに、外的な要因もあるんじゃないかと感じることがあります。

たとえば、自主規制を強いられる感じとか、「生産性がなくちゃ生きてる価値がない」「迷惑をかけるやつは死ね」みたいな雰囲気。あと、無言の圧力で役割を押しつけられたり。

このあたりのことを語れる知識も言語も持ち合わせていないので、うまく言えないのですが、こういう感覚って、多かれ少なかれ絶対にありますよね。環境によってはもっとハードな抑圧もあるかもしれません。

自分次第でなんとかできることはあるけれど、自分ではどうにもできないこともある。

できないからといって否定されるのはおかしい。

だから、無気力になっちゃうほど縮こまらなくていいんだよと思います。

思うけれども、「じゃあ具体的にどうする」と問われると、言葉が即座に出てこないあたりが悲しいところです。

まぁ、多様性を重視するとか言いながら個人を軽んじる奴がムカつくって話なんですけど。んで、そのムカつく力さえも奪われつつあるのが、これまた悲しいところです。

できる範囲で心がけたいこと

ここまでの答えをまとめると、

ダメなときはどうしようもない。耐え忍ぼう。
努力が足りないとかそういう話じゃないんだよ。

といったところでしょうか。

どうしようもないとは言っても、さらに悪くならないために心がけたいことはいくつかあります。それは、

  • 十分な睡眠
  • 栄養のある食事
  • 規則正しい生活

雑多な情報を遮断することも効果が高いと思います。

私の場合、だらだらネットを見る時間を減らすと、夜更かしが少なくなって、自然に生活リズムが整ってきます。あと、人との付き合いを避けて、引きこもる。

そうやって癒やしの時間を捻出できたら最高。

でも、できなくても問題ない。だって、そうするだけの気力がないんだから。

といった感じで、無理なく、休み休みやっていけたらと思います。
 

ダメレベル ★☆☆☆☆ 1「がんばれない」
「もうダメだ」と思ったとき実践したら気分スッキリになった簡単対処法
行き詰まったら、とりあえず窓を開けましょう。
ダメレベル ★★☆☆☆ 2「力が出ない」
やる気が出ないときは10分だけやる
ハードルを下げましょう。気力の程度もわかるかも。
ダメレベル ★★★☆☆ 3「もう無理」
頑張りたい人ほど休むべし!戦略的休息 3つのテクニック
上手に休息するコツを学びましょう。
ダメレベル ★★★★☆ 4「体が重い」
落ち込んで力が出ない?次の行動につなげる9つのお手軽アクション
動き出すためのきっかけ。
ダメレベル ★★★★★ 5「とにかくしんどい」
だるさ・倦怠感を解消したい!と思ったとき欲しいアドバイス
今日はもうあきらめて休んでください。寝てください。

 
◆気持ちの切り替え方
ネガティブな考えをマイルドにするダブルカラム法

◆取りかかるコツ
「何もしたくない」やる気を失い怠け心に負け罪悪感にまみれたら

◆問題解決技法
悩みを解決するためのアクションプラン【実践編】

◆休み方と働き方
無理なく自分のペースで過ごすために【休みと仕事まとめ】

◆落ち込み対処法と予防
イヤな気分から早く抜け出すコツ ― 自分の説明書を作ろう【ウツ用】

◆うつ病・うつ状態のとき
うつ回復のために・お休み中のやることリスト【気分障害治療】

◆その他 対処法いろいろ
元気が出ないときに元気を出す方法&空虚な毎日のやり過ごし方
 

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1 COMMENT

あたま

更新ありがとうございます。
上手く付き合う術を身につけるのもひとつの考え方だと思います。
ちなみに私は、冬季うつ。

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