嫌な記憶がよみがえってうわあぁぁぁぁ~!となったときの対処法

ミソるホワイトライオン

過去の嫌なことを思い出して「うわあぁぁ~~~!」と悶えること、ありますか?

私はめちゃくちゃあります。ふとした瞬間にパッと思い出すんですよね。そのときやっていることや考えていることの連想で蘇るんだと思うんですけど、本人にとっては唐突ですから、もうたまりません。

ここで言うのは専門家のケアが必要な深刻なものではなくて、ほんの些細な、でも本人にとっては見過ごせない過去の嫌な記憶。どうやら、この感じに悩まされている人はけっこういるみたいですね。もちろん個人差はあるんでしょうけど、「うわあぁぁ~~~!」の感じは共通しているようです。ほんとにね、手にしているものを引きちぎりたくなりますよね。イメージ的には、北斗の拳とかドラゴンボールとかバトル系アニメのキャラクターがパワーアップした瞬間に衣服が破れるじゃないですか、あの感じに似ています。

で、そういうときにどうするかってことが問題なわけですが、これはもうどうしようもないですよね。とりあえず、「あ゛ぁぁぁ~~~!」って言いますよね。次に、白目になるか悶絶するかします。そして、その後がポイントです。嫌な記憶にトリップして戻ってきたときに、パッと気持ちを切り替えられるか。ほんとに、この瞬間が勝負の分かれ目だなと思います。ここで嫌なエピソードを広げちゃうと、なかなかそこから抜け出せなくなります。沼です、沼。インスタント沼。うん、そうだ、そういうときは、ミロを飲みましょう。めっちゃドロドロにしたミロね。*1

そんな感じで、とにもかくにも振り切らなければいけません。集中力が必要です。何か自分が心奪われる大好きすぎるものについて考えなければいけません。その嫌な記憶自体に向き合う・認める・受け止めるという方法も有効だとは思うんですけど、とにかく沼にはまっちゃいけませんから、逃げ出すことが第一です。

私がこれまでいろいろ試してきた結果としては、別の何かに集中する、というのが一番有効かなと感じています。

別の何かと言っても、目の前の作業に集中するとかは効果が上がらないことも多いです。気が散りやすいんですね。ってそりゃそうだ、没頭してないから嫌な記憶がカムバックしちゃうんですよ。

だから、全然関係ない話題が良いです。芸能スキャンダルとか。映画やマンガのような物語の世界に逃げ込むのもいいかもしれませんね。あとエロス方面。まぁ対象は何でもいいです。心奪われるものならOK。

これとは別に、ちょっと前にやっていたのは、「うん、そういうこともあったよね」とつぶやいて優しくおさめるという対処。これは深く傷ついた出来事に合っているかなと思います。目の前に川が流れているイメージを浮かべて、そこに嫌な記憶をポイするとかね。*2

で、ですよ、問題は思考を切り替えるための集中力がないとき。そして、興味を向ける対象が何もないとき。つまり、「うつ」なときです。

エネルギーが枯渇しているということは、嫌な記憶から逃げ出す気力さえもないということです。なす術もなく、不快感にのみ込まれるのみ。ずっとずっと「うわあぁぁ~~~!」が続く。地獄です。

こういうときは、寝るのが一番。症状がひどいときには、薬に頼るのも一つだと思います。頭の中がぐっちゃぐちゃで混乱しているときは、思いつく言葉を紙に書き出してみるだけでもちょっとは嫌な気持ちがおさまるかもしれません。

と、ありきたりなことを書いてみましたけど、やっぱり基本は大事ですよね。

あと、そのときの状態によっても対処法の効果は変わってくるんでしょうね。じゃあ結局どうすればいいんだよという話になりますが、どうしたらいいんでしょうね。わかりません。何だかんだやってみても、根本的な解決は難しいですから。それなりにやっていくしかないという救いにならない結論です。

強いて言えば、心地好いと感じられる時間を作ること。ちょっとでも元気があるときなら、好きなことをやってみたらいいし、何をやっても面白いと思えないときは、自然を感じてみるのがいいんじゃないでしょうか。広大な空、草木のそよぐ音は心身に優しいです。気持ちいいと感じられなくても、心身は癒されていると思います。風に吹かれて、転がる石のように、変なダミ声で歌ったりしたら気も紛れるかもしれません。*3

さて、嫌なことを思い出して「うわあぁぁ~~~!」となったときにどうするかという話から少々脱線してしまいました。ここまでに挙げた対処法をまとめます。

  1. 「うわあぁぁ~~~!」と言う
  2. 白目をする
  3. 悶える
  4. めっちゃドロドロにしたミロを飲む
  5. 何か別のことに意識を向ける(好きなこと・心奪われること・芸能スキャンダル・映画やマンガの世界・エロなどなど)
  6. 「うん、そういうこともあったよね」とつぶやく
  7. 目の前に流れるイメージの川に嫌な記憶をポイする
  8. 寝る
  9. 頓服薬を飲む(症状がひどいとき)
  10. 思いつく言葉を紙に書き出す
  11. 好きなことをする
  12. 自然を感じる

すごい、まったく問題が解決するとは思えないラインナップですね。でも、何もしないよりはまし? まあ選択肢を少しでも多く持っておくことは大事ですよね。

やっぱり「うわあぁぁ~~~!」を減らすためには、生活を充実させることが近道ですかね。

それなりに、ぼちぼちやっていきましょう。
 


*1 めっちゃドロドロにしたミロ:映画「インスタント沼」の主人公・ハナメの愛飲ドリンク。その名も「しおしおミロ」。

<しおしおミロ・レシピ>
・ミロ 大さじ10杯
・牛乳 12.5cc


*2 目の前に川が流れているイメージを浮かべて、そこに嫌な記憶をポイする:NHKドラマ「ツレがうつになりまして。」の中で、確か風吹ジュンさん演じる医師がそんなようなアドバイスをしていたはず……。

原田泰造氏の「カメフトン」をはじめとする鬱っぷりが素晴らしい作品です。


*3 風に吹かれて、転がる石のように、変なダミ声で:ボブ・ディランへの愛情表現です。

「風に吹かれて(Blowin’ In The Wind)」1963年
「ライク・ア・ローリング・ストーン(Like a Rolling Stone)」1965年

このDVDをポータブルプレイヤーで延々と流し続けていた時期があったのですが、どんな内容だったか思い出せません。ただ、水玉のシャツやグラサンがいいなと思ったことだけは覚えています。

2 COMMENTS

こんにちわ。
色々読み、参考になりました^^
ここまで、まとめ上げてるのが凄いですね。

僕は3年くらい通ってますが
今は、急激にくる落ちがたまに続く
くらいで安定はしています。

やっぱ、完治ってのはないですね。
安定を続けるって感じです。

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miyu

私はもう大丈夫何だけどね というスタンスじゃないところが、逆に勇気づけられます。
人間ここまでくればOKなんてないと思うので。前向きになれます。オカシミがあって、読んでて楽しくなります。

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