トースターでやけどしました。
何を焼いていたんだったか……小さめサイズのピザだったかな、ある程度焼いたところで、それを奥に押し込もうとしたら、手がトースターの金属部分に当たってしまいました。
「ジュッ」と音がしました。
ちょっと感動しました。ごくごく小さな音でしたけど、人体もジュッと焼けるんだなぁと思って。いや、その場は「あっつッ!!」となってましたけどね、同時に感慨深さもあったと言いましょうか。
すぐに流水で冷やしました。
水ぶくれになるかと思いましたが、意外と大丈夫でした。数時間、赤くなって少しヒリヒリした程度。わりとすぐに痛みも落ち着きました。あーよかったよかった。
……と思っていたのですが、問題はそのあと。
患部に薄いかさぶたのようなものができたのですが、それがなんとも弱々しい。まるで「とりあえずここ、覆っておきますんで」と言わんばかりの仮初ちっくなカバー。
手を強く握ると、皮膚が引っ張られて破れそうなぐらいの頼りなさ。しかも、患部の位置がよろしくなくて、日常生活でぶつけやすい。特に痛かったのは、タンス上部の扉をあけたとき。扉の角が患部に直撃し、ダメージを負いました。かさぶた、弱すぎるだろ……と泣き笑いです。
絆創膏を貼ることも考えたのですが、位置的にすぐ取れそうだし、ちょっと観察してみたい気持ちもあって、あえて保護せず過ごしました。
が、今考えると、絆創膏で保護しておけば、もう少し早く治ったのかもしれないですね。
結局やけどが完全に治るまで1か月くらいかかりました。
その間、思いました。このやけどの状態って、まさにこの前書いた「毒状態」だよな~と。
刺激に弱くて、ちょっとしたことが大きな痛みにつながる。日常生活の不注意のせいで、治癒が遠のく。
もしダメージを負った場所が違ったら、手の動かし方を変える必要があったかもしれません。
以前、指を切ったときに左手が使えず苦労した経験がよみがえりました。
そんなこんなで、今回得た学び。
- 適切なケアの重要性(絆創膏などによる保護)
- 自然治癒には時間が必要
自分にできることは、刺激を与えないように気をつけること。そして、とにかく待つこと。
あのとき聞いた「ジュッ」という音は、これからも私に警鐘を鳴らし続けてくれることでしょう。