気力も体力もじわじわ削られ続ける「毒状態」。
「毒状態」になりやすい理由、「緊張モード」の悪循環について以前書きました。
毒状態に陥りやすい人の脳と心、どうなってんの | ナミうつブログ
一度メンタルのバランスを崩すと、「毒状態」に陥りやすい。
では、刺激に弱く、過剰反応しがちな人は、どのように備えればいいのでしょうか。
大きく分けると対策は二つ。
- 毒状態に陥ったときの応急処置
- 毒状態への備え(根本的なケア)
もう少し詳しく見ていきます。
毒状態に陥ったら【応急処置】
- 深呼吸
- 「今・ここ」に集中
- マインドフルネス
まずは、刺激に対する過敏な反応を鎮める必要があります。
「深呼吸する」、これだけでも気持ちは落ち着きます。「今・ここ」に集中するマインドフルネスの技法も役に立ちそうです。
次に、エネルギー補充。一息ついて心身を休めたり、薬草(小さな癒しアイテム)を活用するなどして、気力体力をチャージしましょう。
毒状態に備える【根本的なケア】
刺激に対して過敏になると、「緊張モード」が発動しやすくなります。
これを防ぐためには、防衛体制を整える必要があります。
主なポイントとなるのは、モニタリングと防御力のアップ。
モニタリング
日々の心身の状態をチェックします。定点的に観察することで、エネルギー低下や気分の変化に気づきやすくなります。
私の気分チャート、記録してる項目リスト【確認】 | ナミうつブログ
防御力アップ
防御力をアップさせるためにまず準備したいのは「バリア」。自分を安心させる足場を作ることで、「緊張モード」の発動を防ぎます。
安心して過ごせる外部環境を整える
安全地帯を作りましょう。刺激の多い環境を避け、自分が安心して過ごせる空間を確保。
- 家の中に「完全リラックス空間」を作る
- 静かな公園やカフェなど、自分の「秘密基地」を見つける など
予測可能なスケジュールを確保し、安心感を高める
「不測の事態があるかもしれない」と思うと不安感がふくらみます。それを軽くするために、時間を固定し、ルーティン化。
さらに、毎日10分「絶対にリラックスする時間」を入れるなど、癒しタイムを作ると尚グッド。
読書、ストレッチ、ゲーム、散歩など、自分が好きなことを選ぶのがポイントです。
小さなチャレンジを積み重ねる
少しずつ刺激に慣らすことで、防御力を上げることもできるかもしれません。
ポイントは、現状より「ちょっとだけ」難しいことにチャレンジすること。
何となく避けてしまうことを「お試し」して、さまざまな微刺激に慣れる。積み重ねれば、ジワジワ防御力も上がるはず。
小さな成功体験や安全な環境を作ることで、脳に「大丈夫なときもある」と教えあげましょう。
まとめ
毒状態に陥りやすい自身の性質とどうやって付き合っていくか。
「私はストレスに弱い。でも、それを知っているから対処できる」という視点を持つだけでも、心持ちは変わってきます。
そして、「心に余裕をもたせる」、これを常に心がけていきたいですね。