この世で一番役に立たないものは「なんでできないの」という批判

「なんでそんなこともできないの?」

もし自分が言われたら、めちゃムカつきませんか。「そんなんこっちが聞きたいわ」と言いたくなりませんか。あるいは泣きたくなっちゃいませんか。

そこまで攻撃的でなくても「どうしてわからないかなぁ、はぁ~(大きいため息)」とか言われると、小さくなるしかなくてつらいですよね。

で、先日似たような場面を見かけたときに、タイトル通りのことを思いました。

「この世で一番役に立たないもの」という言葉は釣りタイトルっぽくてイマイチですが、その瞬間はそう断言したくなるほどの気持ちでした。「なんでできないの」という批判がいかに何も生み出さないことか。自分がこれまでの人生で浴びせられた分も上乗せで「本当に何の役にも立たない言葉だな」と実感したのです。

同時に反省もしました。自分も「なんでわからないの?」と思ってるときあるよなと気づいて。背景を探っていけば、納得できることも多い。問題解決の糸口も見つかる。わかっていない本人に聞く前に自分で考えましょう、わからないなら一緒に考えましょうという話。疑問を口にする体で相手を批判するなよってことなんですけど。

そうは言ってもなかなか難しいところではあって、忙しい現場においては、のほほ~んと対応する余裕はないし、責めるつもりはなくても「なんで」「どうして」が思わずポロッと出てしまうこともある。そういう状況に置かれた自分を想像すれば、何も言えねぇ。

それでも、「なんでできないの」「なんでわからないの」という言葉が問題を解決することはないから言わないようにしようねと自分に言い聞かせておくことで、余計な摩擦を避けることはできそう。

日々勉強です。

「また一つ賢くなってしまった」と口にして成長を実感しようとしています。

これは本当に実に大変なことでありまして……。

 

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