心も体もイマイチ調子が出ない……。
そんなとき「体を動かすといいよ」とアドバイスされることはありませんか?
でも、運動が効くことはわかっていても、なかなか行動に移せない。そんな人もいるのではないでしょうか。ってそれは私のことです。
今日は、そんな私が散歩をすることによって得られるメリットを語ります。散歩をしたら気分がスッキリしてイイ感じだよ★という内容です。
うつ病・うつ状態の人は、主治医の指示に従って、ゆっくり休むことが重要。
その上で、調子が落ち着いたときチャレンジするための工夫も少しまとめました。
心と体のモヤモヤをスッキリさせたいとき、ぜひ試してみてください。
散歩はいいぞ
散歩はいいですよね。軽く体を動かしただけでも、調子が整います。
昨日も、な~んかスッキリしないなぁと思って散歩に出かけたら、ドロドロが浄化されました。いや、浄化は言い過ぎですかね、ドロドロがトロトロぐらい。悪臭ヘドロから天津飯にかかっているタレのとろみぐらい。いやこれもやっぱり言い過ぎ? まぁとにかくそんな感じで、頭の中がクリアになりました。
身体を動かすことで得られる効用をはっきり実感できたのは、年末体調を崩していたこともあります。心の調子は問題なかったのですが、体がダメダメになってしまって。で、全身痛みだらけになると自然と心も弱ってくるんですよね。最初はメンタル普通だったのに、だんだん「死ぬしかない」ってなって、死後処理のことばっか考えだして……。ここまで弱ると何もできなくて、休むしかなくなるわけです。そんで、ある程度回復してからも、しばらくは沈静モードでゴロゴロ。それが習慣になって、まったく運動しなくなってしまいました。
その結果、いつまでたってもスッキリしなくて、疲労感なのか億劫感なのか、もや~んとしていて、何をするにも動きがノロいし、やる気になれないし……。うつ症状でもなさそうなのに何故?
で、何とか気分を変えようと散歩に行きましたら「もや~ん」がちょっとスッキリ。体内のよどみがクリアになってスーッと流れていくのを感じました。
そういうわけで、散歩は良いと再確認いたしました。不調を感じたときには散歩がおすすめ。もちろん、ひどいうつ状態から脱して、調子が落ち着いているときの話です。
1日10分の散歩でOK
うつのとき運動するのは難しいですよね。何をするにもおっくうだし、心も体も重いから。
精神科医の野村総一郎先生は、その感覚を「たった一メートル向こうの物を取るのにも、千里の道を旅するようなつらさ」と例えていましたが、まさにそんな感じ。(参考:『うつ病の真実』野村総一郎 ― 臨床医が書いたうつ病の概念史)
だからうつのとき運動するのは困難。というか無理。
調子が悪いときは無理せず、エネルギーが回復するまでゆっくり休みましょう。
そして、ある程度エネルギーが充電されたら、簡単なことからチャレンジ。
できる範囲でやればOK。負荷をかけすぎると、しんどくなって続きません。
目標を立てるときも慎重に。ストイックな目標は疲れます。さらに、できなかったとき「ノルマがこなせなかったダメだ」と落ち込んでしまっては、前向きな気持ちがしぼんでしまいます。
だから、簡単なことを、できる範囲でやる。
ガッツリやらなくても、1日10分の散歩で十分気分をスッキリさせる効果はあります。
気が向いたときにやってみるのが気楽で良いですね。心地よいと感じる瞬間を大切にすることは、回復にもつながります。
忘れちゃいけない大原則
うつ症状を抱える人の過ごし方の基本は、医師の指示に従って服薬し、ゆっくり休養すること。
うつ状態は例えるなら、どこかが故障していたりエネルギーがからっぽになっている状態。
その状態でいくら頑張ってもうまくいきません。全身血だらけフラフラ瀕死状態、複雑骨折、金属疲労のイメージもいいかもしれません。
そこまでじゃないよというときも要注意。早く治さなきゃと焦ってリハビリを頑張りすぎた結果、その反動で寝込んでしまうこともあります。
調子が良くないときは、医師の指示に従って、服薬&休養することが大切ですね。
お出かけしたくなる動機づけ&わくわくプラン
「調子も良くなったし頑張りたいけど、すっっっごい面倒くさい」
そういう人も少なくないはず。
これまでののんびり習慣から抜け出せないときは、記録するのが効果的です。できたことを一つひとつ確認。褒めてやる気を引き出しましょう。
また、動機づけで楽しむのも良いです。義務感でやるとつらくなってきますが、楽しんでやっていることなら続きやすいものです。
例えばこんなお出かけプラン。
「食べたい」と思った瞬間に、「食べたい」と思うものを1つ買いに出かける。新作商品のチェックや、雑誌・マンガの立ち読みをしに行くのもマル。
・空の写真を撮る
空をぼんやり眺めながら空色と雲をパチリ。素敵な空写真をコレクション。プラプラ歩いていると、思わず撮りたくなる面白風景に出会うこともあります。
・図書館に本を借りにいく
文章を読む気力がないときは、絵本や雑誌、美術の図版(絵画や造形など)を眺めるのもよし。CD・DVD・マンガもあります。レンタルショップに好きな作品を借りに行くのもいいですね。
・好きな音楽を聴きながら
ただ歩くだけじゃ退屈という人は音楽の力を借りましょう。音楽プレーヤー、ブルートゥースイヤホンを装着して、お散歩時間を楽しく。(場所によっては歩きながらのイヤホンは危険なので安全を確認して)
・ショッピングセンターをブラブラする
ファッション、服飾小物、インテリア、雑貨など、見ているだけでも楽しめます。本屋さんで立ち読みしたり、カフェでひと休みしたり。時間もつぶせて、知らないうちにたくさん歩けます。
・自分の趣味を楽しめる場所に行く
本屋さん、映画館、コンサート・ライブ、楽器屋さん、画材屋さん、家電量販店、インテリアショップ、動物園、植物園、温泉などなど。
あと思いつく趣味は……ゲーム、美容、ファッション、カメラ・写真、スポーツ、釣り、乗り物、料理、絵、花・ガーデニング、手芸・クラフト、プラモデル・フィギュア。お好みでどうぞ。
記録の例 (参考:脱・三日坊主!モチベーションを保って長く続ける5つの工夫)
万歩計をつけて頑張りを数値化するのも良さそうです。
楽しいと思えること、興味を持てること、自分を喜ばせることを大切にやっていきましょう。
不調で起き上がれないときは、寝ていましょう。
散歩いいよ~
散歩が良いとわかっているのに、すぐに忘れて怠けてしまうときは、誰かが「散歩いいよ~」ってメリットを教えてくれたらいいのにねって思います。「やりたい」と素直に思えると、無理なく頑張れるから。
今回も「運動したら何かスッキリしたわ~」と人が言っているのを聞いて、やりたくなったんですよね。
だから誰かが「いいよ~」ってメリットを教えてくれたらいいのにな~って。
でも、周りの人に「運動しなよ」ってアドバイスされるのはちょっと違うんですよね。ここにはちょっとした義務感が伴います。あくまでも自発的にやりたいと思えることが心には良いのです。
自分に都合良く声をかけてもらうのは難しいので、誰も言ってくれないときは、これまでに書いたのを読むことにいたしましょう。自分の日記にも「散歩は良い」ってしょっちゅう書いてるんですよね。あなたも未来の自分に書いてあげてください。「これやるといいよ」って。
・散歩に幸せを見い出した人が語る心地好い散歩の仕方
・たらたらウォーキングでスッキリ。気分転換の効果を高める3つの条件
それでは、ちょっくらお散歩に出かけましょうかね~。
ナミさん、こんばんは。上から読んでも下から読んでもこいけけいこです。ナミさんのブログを楽しみに順調に?回復していると思います。 もちろん波があることなどここで学ばせて貰いそれを参考に。今日など調子が悪く朝、起きられなくて、病院に行かなきゃーでやっと服を着替えられました。でも午後から散歩に出かけて、木々の息吹きを感じて、ああこんなにも命のエネルギーがある、お裾分けして~ともらって帰って来て、すこし家事ができました。散歩は本当にいいです。それを日課にして楽しんでいます。