「秋冬になると気分が落ち込みがち」
そんな声をよく聞きます。
私も同じく、秋冬は落ち込みやすいので「わかる~」と共感するばかりです。
しかし、ふとしたときに思うのです。「秋冬にかけて落ち込む」と考えることで、ますますその予測を強化しているんじゃないかと。
だから、あまり気にしないように、「忘れよう、忘れよう。そうなったのはたまたま。たまたまそうなっただけだよ……」と自分に言い聞かせます。
が、気にしないようにしていても到来する意欲低下。
わけもなく落ち込み、無気力になり、体も重い。いつも以上に希死念慮も強い。「あぁ~なんかもうダメだな」、そんな日が続く。そして思い至る。「あ……秋だからか」。
春夏も別に元気なんてないし、全然ダメだと思っていたけれど、相対的に見れば元気だったと気づきます。毎年そうです。
仕方がないので、改めて秋冬の落ち込み対策を再確認することにしました。
よくあるアドバイスは、
- 光を浴びる
- 規則正しい生活をする
- トリプトファンが多い食材を摂る
- 有酸素運動
このあたりですよね。
● 光を浴びる
抑うつと日照時間の短さが関係しているという話はよく聞くところです。できるだけ太陽の光を浴びましょう。
● 規則正しい生活をする
睡眠リズムを整えることは特に大事。睡眠リズムが崩れると、疲れやすく落ち込みやすくなります。
「同じ時間に寝て、同じ時間に起きる」、これを心が得ましょう。
● トリプトファンが多い食材を摂る
トリプトファンを多く含む食材は、大豆製品、乳製品、ナッツ類、バナナ、レバー、かつお、まぐろなど。
トリプトファンは脳に運ばれると、セロトニンを生成します。ビタミンB6と一緒に摂るといいそうです。
そんでもって、セロトニンから生成されるメラトニンは安眠に役立ちます。体内時計を調整するホルモンです。
栄養、大事。
● 有酸素運動
そして、体を動かすこと。……大事。
● その他
あとは……
落ち込んでいるときは、その状態をどうにかしようとしない。
上記のようなアドバイスの実践は心がけつつ、無理しない。適当に流しておくのがいい。
……というのが、長年抑うつと付き合う中で学んだことです。
お天気と同じで、体調の変化もままならぬもの。
ジタバタせず、流れるままに、パンタレイ。
そんな適当なことをつぶやきつつ、やり過ごすことにいたしましょう。