毎日少しずつでいいのにできない。続けることって難しいよね、という話を連日書いております。
「やることリスト」を消化するコツでもチラッと書いたのですが、継続できない理由の一つ「初心を忘れる」、これって多分重要なところですよね。
というわけで今回のテーマは、初心を忘れないための対策についてです。
まず、なぜ初心を忘れてしまうのか。
ってそりゃ毎日いろいろあるからです。目の前の「やること」をこなすのにいっぱいいっぱい。新たな習慣を取り入れる余裕がない。
もう一つは、体調不良でそれどころではなくなるパターン。これはもうどうしようもない。自分のできる範囲でやっていくしかありません。
変化するのは大変で、パワーが必要。余裕のないところに詰め込むのは難しい。
だから、余裕を作らなくちゃいけない。取捨選択が大事。惰性でやっている習慣を捨てる必要があるかもしれません。あと、調子がいいときに欲張って、高すぎる目標を設定するのもいけません。無理めな決心はすぐ諦めモードになって忘れます。
では、自分に合った決意を掲げることができたとして。その初心を思い出させるにはどうすればいいのか?
- 目につく場所に掲示する
- 未来の自分に手紙を書く
- メールの予約投稿で知らせる
と、思いつくものを挙げる流れで知ったのですが、「タイムカプセル郵便」というものがあるらしい。
「タイムカプセル郵便」とは、未来の自分に手紙を送れるサービス。公益財団法人日本郵趣協会による「手紙を書こう!プロジェクト」の一環で、日本郵便の協賛で行われているそうな。
つまり、この「タイムカプセル郵便」を利用すれば、未来の自分に「初心を思い出せ」と言える、ということです。
手紙を送れるのは1年後~10年後まで。封書でもハガキでもOK。
料金は、手紙を10年後に届けるコースは2000円。1年後だと650円[手紙コースの基本料金:500円+(年間保管料150円×年数)]。
指定した日付まで手紙を保管してくれて、指定日に差し出してくれることを考えると、安い気がします。だからといって利用するかと言われると、うーん……どうでしょう。
別の団体が行っているタイムカプセル郵便もありました。こちらは「みらいぽすと」という名前。特定非営利活動法人みらいぽすとによるサービスです。
「みらいぽすと」は、病気により他界していく人の願いを聞き届けることを使命として設立されたそう。きっかけは、団体代表の方が7歳のとき、他界した5歳の妹からの手紙を見たことだとか。そこから、タイムカプセル事業などにつながって今に至るということみたいです。(手紙コースの料金:5年まで1,500円、10年まで2,000円)
で、そもそもの目的は、初心忘るべからず対策でした。
ちょっとしたメッセージを送るのに「タイムカプセル郵便」は少々大げさです。
だから普通に自分宛てに手紙を書けばいいんじゃないのと思ったら、すでにやってる人がいました。
10年後ではなく明日の自分に手紙を送る :: デイリーポータルZ
手紙を届けるのは、3か月後くらいがよさそう。その頃には初心を忘れかけていそうだから。いや、1か月に1回教えてもらえるぐらいがいいのかな?
しかしながら、手紙の配達日を指定できるのは、差出日の3日後から起算して10日以内の日。1か月先の郵送はできません。
手紙やはがきの配達日指定は、いつの日から指定が可能ですか? – 日本郵便
となると、メールがいいのかな。ってそれリマインダーじゃん。となりました。というか、もう普通に日記とかでいいじゃんって。
というわけで、これといった初心忘るべからず対策は見つからず。
いちおう改めてまとめると、
- 初心を紙に書き、目につく場所に掲示する
- 未来の自分に手紙を書く(タイムカプセル郵便・配達日指定の手紙・日記)
- メールの予約投稿で自分にメッセージを送る(リマインダー)
うーん。
こんなことを言っては身も蓋もありませんが、すぐに忘れるような初心を掲げるなってことでしょうか。
決心するより、ダラダラあるいは嫌々やるのがいいのかもしれません。大事なのは決意より習慣化なので……。
あ、今思い出しましたけど、写真やスクラップなど具体的なイメージを見える場所に貼っておくというのはよさそうですね。