「やることリスト」を消化するコツ ― 小さく、細かく、少ない量を、毎日ちまちま惰性で続ける

「やること」を継続できないのは、「めんどくさい」「忘れる」「つらまない」から。

中でも厄介なのが「めんどくさい」。何をするにも、はじめの一歩を踏み出すことが最大の難関です。この難関をクリアするための工夫について前回書きました。

習慣化への道、「めんどくさい」「忘れる」「つらまない」対策 | ナミうつブログ

・怠惰で忘れっぽい自分に合図を送る
・頭を使わないですむ仕組みを作る
・義務感、コンプリート欲を刺激する
・楽しくゲーム感覚で習慣化する

しかし、どんなに動機づけをしても、「やること」の難易度が高ければ、やる気もくじかれます。

というわけで今回は、やることリスト作成時に気をつけたいポイントと運用方法について考えます。

転がり始めた球の勢いを止めないコースを整備しようの巻です。

「やることリスト」作成時のポイント

「できたらこうしようね」的な、自分に言い聞かせているポイントです。

5分でできるToDoに分割する

難しい or 面倒なタスクが並んでいると戦意喪失します。ので、可能な限り、細かく刻む。5分でできるくらいの内容に分割できると最高です。バカみたいに簡単なToDoを入れることで、勢いづけることができます。

初めてのToDoは3つまで

イレギュラーなToDoはとりあえず1つ。多くてもせいぜい3つくらいまで。あれもこれもと欲張らない。早くできたら次のToDoに取りかかればいいのです。

作業時間は予測の2倍で見積もる

内容にもよりますが、最低でも予測した時間の2~2.5倍はかかります。常に多めに見積もるべし。自分を過大評価しないことが大事です。「私にそんなパワーはない」。

おっくう対策:3つの心構え

たくさんやろうとしない

1つだけでもOK。「今日はこれをやる」。実行できたら素晴らしい。

やる気が出ないときは小さいToDoから片づける

バカみたいに簡単なToDoを足がかりに、ちょっとだけ動いてみる。実行できたら素晴らしい。

毎日こまめに確認・更新する

鮮度が落ちると「まあいいや」になりやすいです(例:自分で決めた期限が過ぎたタスクを放置する)。「やることリストを確認する」というToDoを組み込む必要があります。

通知に慣れるとスルーしだすので、リマインダーはここぞというときに使うのが吉。

まとめ

常に忘れないでおきたいのは、「私はそんなにできないよ」ということ。

やることリスト作成時は、

  • 5分でできるToDoに分割する
  • 初めてのToDoは3つまで
  • 作業時間は予測の2倍で見積もる

リストを作成するときって、なぜか自分はできると思ってしまうんですよね。「やらなきゃ」という意識が「できるはず。やるぞ」という思いに変換されるのでしょうが……。「自分はそんなに優秀じゃないよ」ということを念頭に「やること」を書き出しましょうと自分に言い聞かせています。上に挙げた数字に根拠はないので、適宜調整しつつ。

大事なのは素晴らしいリストを作ることではなく、リストを空にすること。

転がり始めた球の勢いを殺さないために、小さなタスクをたくさんこなす。そのくり返しで、気づいたらレベルアップしてた。ぐらいの感じでやっていくと、無理なく続けられるようになるのかなぁと思います。

 

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