行き詰まったときは、学習まんが『日本の歴史』を読む

「あーしんどい」「だるい」「もう無理」という気分になったときの対処法を相変わらず探しています。

最近は「あ゛ー」とうめき声が出たら、日本史の学習まんがを読むことにしています。気が向いたときにもちょこちょこと。

小学館版学習まんが『少年少女 日本の歴史』

なるほどなるほどと頷きながら(同時に「高校生のとき日本史選択だったのに私は一体何をしていたんだ?」と首をひねりながら)、楽しくお勉強中です。

山川の教科書を買い直して勉強しようとしたときには、すぐに挫折してしまったのですが、マンガだと気楽に読み進められるのがいいですね。といっても、文字が多い部分もあるので、そのときの体調によっては「ウッッ」と詰まったり目が滑ったりすることもあるんですけれど。

自分の興味ある分野と組み合わせて歴史の流れを見ていくと入ってきやすいですよね。最近は音楽と映画のことばかり考えているので、音楽史、映画史も面白いなぁと思いながら、時間があればWikipedia巡りをしています。これも延々と見てしまいますね。「こことここがつながるのかぁ!」とわかると嬉しくなっちゃうのですよね。

 
音楽といえば、「動き出した君の歴史 いつも今日に答えがあるから(or 答えになるから)」というクリープハイプの歌詞をあるとき耳にして、「あーそうだよねー、今の自分ってこれまでに積み重ねたあれこれの結果だよねー、あーこれが答えかー、俺のな-、今日のなー、あー歴史ねー、あーーー」とうめきました。納得と落胆と肯定とともにまぜこぜにされた感じです。

 
「我々が歴史から学ぶことは、人間が決して歴史から学ばないということ」とかいう言葉を聞いたことがあります。「過去から学べない者は、過ちをくり返す」という言葉をかぶせられると「ですよね!」と笑いたくなりますよね。ガハハ、人類も私もバカだな! と。

でも、社会は確実によくなっているとも思います。理不尽なことはやめようと闘ってくれた人たち、今も闘い続けている人たちのおかげです。まだまだ野蛮だと感じることも多いですが、歴史から学ぶ賢者がいることは間違いない。私もそんな賢者になりたい。文明人になりたい。あー。

 
前に、ロンドンが中心の世界地図を見ると普段とはちょっと違った感覚になるという話を書きましたが、歴史にも似たようなところがあります。

視点を変えることで、捉え方が変わります。今の自分、今の時代、そういう諸々に対する捉え方のバリエーションも増えます。

点と点がつながって線になり、面になり、立体になり……といった具合に、発想を広げるとか、考え方を柔軟にするとか、なんかいろいろ養うこともできるっぽいですよね。さらにこれが、近視眼的になって緊張している状態を和げる効果もあるように思います。

今のぐちゃぐちゃ状態に至るまでに何があったのか知ることで見える答えがあるのかも。答えは出なくても、人に寄り添うことがちょっとはできるようになるのかも。

そんなようなことを思いました。

というわけで、私は今日も歴史の学習まんがを読むのです。現実逃避も兼ねて。

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