睡眠不足が続くと、酔っ払っているのと同じくらいパフォーマンスが下がると聞いたことがあります。
こちらの記事で紹介されている研究によると、17~19時間ずっと起きていると反応速度が最大50%低下、これはほろ酔い期(血中アルコール濃度0.05%の状態)よりもパフォーマンスが落ちることを示す数値なのだそうです。*1
確かに、夜更かしして睡眠時間が短いと、体がだるくて重い。頭がボーッとして、物事をうまく考えられない。何かいろいろ間違えてばかり。例えば、お風呂で洗髪直後に「あれ、髪洗ったっけ?」とハテナが浮かび、シャンプーとコンディショナーを間違え、洗顔用ではない石鹸で顔を洗う、といった具合です。
そんなダメダメ状態にならないためにも、睡眠時間を確保することが大事。まずは自分に必要な睡眠時間を把握することから始めたいところです。
睡眠日誌をつけるといいとはよくアドバイスされることで、日本うつ病学会のサイトでも「睡眠覚醒リズム表」がダウンロードできます。
資料 | 日本うつ病学会 Japanese Society of Mood Disorders
就寝時間と起床時間を記録するだけでも、大体の睡眠時間は把握できるのでグッドです。
などと言っている私自身、しっかりと分析できているわけではないのですが、睡眠時間が6時間を切ると明らかに不調があらわれることはわかりました。ので、ここだけは死守しなければならぬぞと自分に言い聞かせています。が、結局夜更かしして睡眠不足になる事象が多々発生。「もぉ~バカ~」と後悔することになります。
否が応でも寝ざるを得ないシステムを構築しなければいけないですね。
とりあえず「修学旅行のときって確か22時消灯だったよね?」と思い出してタイトルに掲げてみました。が、明らかに無理な目標を立てるのは効果を期待できないので、「昨日より10分早く寝る」ぐらいの感じでやっていくのがよさそうです。
世の中には数時間しか眠らなくても平気なショートスリーパーと呼ばれる人もいると聞きます。なれるもんなら私もなりたいと憧れた時期もありました。
実際、双極性障害と診断される前、軽躁が疑われる頃の私は毎日2~3時間の睡眠でわちゃわちゃ活動しており、短時間睡眠でも全然イケるじゃんと思っていました。
若い頃はオールナイトで遊んでいる人もいたし、学業や仕事に明け暮れている人もいました。あまり寝ていない=頑張っているというような捉え方もあったと思います。だからそんなにおかしいと思わなかったし、むしろ「もっと頑張らないと!」と思っていました。
今の自分を基準に考えたら、ありえない。頭がおかしい。寝ろよ。
常時ベロベロに酔っ払ったような状態で活動していたんだと思うと、妙に納得できるところもあります。やたら元気なのに、生産性が言うほど高くないところとか。あはは、ダメじゃん。シクシクシク…
そんなこんなで、体がだるくて重くて困ったなと思ったときには、「睡眠不足でいろいろダメになるのは当たり前、だからちゃんと寝ましょう」というメッセージを自分に改めて言い聞かせるのでありました。
しっかり睡眠をとりましょうね。
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