人の頼みを断れない。
「困っているの、お願い」なんて言われると、断るのが悪いような気がしてしまう。
そして、あとから後悔するのです。
「あのとき、はっきり断るべきだった」
でも、断るのって難しい。どうしたら上手に断れるのでしょうか。
毎日練習したら少しはうまくなるでしょうか。
じゃあまずは断り方の練習ドリルを自作して……と一人試しているところです。
実際、ソーシャルスキル・トレーニング(SST)はかなり効果があるようです。
話を断ち切るのがうまい人がいます。
私が知るその人は、「じゃあね!」といきなり帰ります。
自分の言いたいことを話したら、相手のことはお構いなしにさっさと切り上げる。
びっくりして拍子抜けするけれど、不思議と嫌な気持ちにはなりません。……いや、最初は「なんじゃありゃ」と呆れる気持ちもありました。が、ただそれだけ。強いていうなら、ちょっと面白いくらい。
これでいいのです。
断ち切ったって何も問題はない。
やりたくないこと、無用なことはやらない。それでいい。
これを参考にするならば、断るときには元気よく言えばいいのかも?
以前読んだ本にも、断るときのポイントは、短く、はっきりと言うことだと書いてありました(参考)。
【要検証】丸め込まれそうな場面を想定
「すみません!」
「ごめんなさい!」
「申し訳ない!」
「御免!」
「すみませんその日はできません!!」
「ごめんなさい時間ないです!!」
「申し訳ないです無理です!!」
勢いが大事かもしれません。
できるかどうかは別問題ですが。
(別に謝らなくてもいいのかもしれないけど、「無理です」「時間ないです」と一言で断るのは無理ですよね……)
いい人は、「いい人」をやめてもいい人。
これは、『ニューヨーク 親切なロシア料理店』という映画を観て思ったことです。
頼まれたことは断らない。自分のことより相手のことを考える。そうやって親切に振る舞っているうちに、いつも自分ばかりが我慢していると気づく。そんな人が出てくるのです。
あるときその人は言いました。
「いい人はやめたの」
でも、私から見れば、その人は変わらずいい人でした。ただ、言いたいことを我慢せず言っているだけ。「いいですよ」と何でも引き受けるのをやめただけ。
それらのシーンをよく思い出します。
あれこれ理由を述べる必要もなく、簡潔に返事をするだけでいい。ただ「NO」と言うだけでいい。
どうしたらできるようになるのだろう……。
やっぱり声に出して何度も練習するのがいいんでしょうかね。
断れなかったことを後悔しないですむよう、練習しましょう。練習します。
参考:SST(ソーシャルスキルトレーニング)を自分でやろうと思うのですが、おすすめの本はありますか – marshmallow-rm