アメリカ人の包み紙の開け方が雑すぎる件

アメリカ映画を観るとき、必ず笑ってしまう場面があります。

それは、きれいにラッピングされたプレゼントを開けるシーン。

ビリッ!ビリッ!ビリビリビリ~ッ!!

雑すぎて笑ってしまうんですよね。

大人も子供もみんな雑。いかにワイルドに開けられるかが重要なのかと思ってしまうほどに、思いっきり破る。きれいな包み紙でも構わずビリビリ真ん中から破る。

信じられません。

きれいな包み紙って取っておかない? できるだけそぉ~っとテープを剥がして、破れないよう細心の注意を払って、中身を取り出したら軽く折りたたんでしまっておきたくならない?

いや、もちろん個人差はあると思うんですけどね、日本人でもビリビリ~って開ける人いるし、包み紙は捨てちゃうよという人もいます。

でも、真ん中から思いっきりビリッ!ビリビリビリ~ッ!!ぐちゃっ!と破いて開けることはしないですよね? 破るにしてもちょっと遠慮がちじゃない? 「自分不器用なもんで、てへへ」みたいなフォロー入れたりさぁ。

少なくとも私は、アメリカ人のように豪快にビリビリ破って包みを開ける人を見たことはありません。

日本人の包む心についての話を聞いたことがあるから、これは文化なんだろうねぇ~と思いながら見ているんですけれど、面白いですね。

 

それにしても、なんであんな毟り取るみたいに破るんでしょうか。せっかく素敵にラッピングされているのに。

いかに乱暴に開けられるかが勝負!みたいな勢いを感じます。

贈ってくれた人の目の前で開けるのがマナーだというのはわかるけど、なぜあんなに豪快に?

「超うれしい!早く中身が見たい!待ちきれない!(ビリビリビリ~ッ!)」という喜びの表現なのでしょうか。

まあでも確かに、もし自分がその立場になったら、モタモタ開けるのは失礼っぽいような気もしなくはない。

包み紙より大事なのは中身ですものね。そんなに包み紙に固執するなよ~と思われそうではあります。

そう、だから、破れないように慎重に包みを開くのは家にいるときに限る。

うん、確かにそうだ。人前で開けるときには、ほどほどの力加減で早く開けようとしますね。

そうか、そう考えると、豪快に破って開けるというのも全然おかしくはないのかな。

 

記憶が正しければ、たしかイギリス人もみんな包み紙をビリビリ破いていた気がします。少し前に見たイギリス映画では、そ~っと丁寧に包みを開いていましたけれど、それはきっと例外なのでしょう。

英米以外はどうなのでしょうか。

何となく、丁寧に包みを開ける日本人は特殊っぽい気がします。もったいない精神の「MOTTAINAI」が世界共通の言葉として取り上げられるくらいだからそうかなと。風呂敷も包む文化の一端かなとか。奥ゆかしい日本人ならではの発明だとか何とか?

あー、でもアジア圏、日本のご近所さんはどうなんだろう? 感覚的に近いものはありそうな気もします。今度調べてみよう。

いずれにせよ、今後、ラッピングビリビリ文化も変わっていくのかもしれませんね。……いや、こういうマナーって簡単には廃れないものかなぁ。

文化の違いって本当に面白いですね。

 

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