今日は頭の中がぐちゃぐちゃで全然文章がまとまらないので、映画の感想を思いつくまましゃべります。
年度も変わって今更感がすごすぎますが、昨年(2020年)に観た映画で良かったなぁと思うものを10作品選びました。サブスク動画配信勢なので旧作ばかりです。
もはや視聴したのが1年以上前の作品もあり、まともな感想を言える気がしませんが、良し悪しぐらいは覚えているはずなので、印象深かった点など書いていこうと思います。ネタバレはありません(多分)。
というわけで以下作品リストです。
- 『12モンキーズ』 1995年
- 『パターソン』 2016年
- 『キャロル』 2015年
- 『人生はシネマティック!』 2016年
- 『未来を花束にして』 2015年
- 『ドニー・ダーコ』 2001年
- 『嗤う分身』 2013年
- 『わたしは、ダニエル・ブレイク』 2016年
- 『裏切りのサーカス』 2011年
- 『メアリー&マックス』 2009年
※地上波で観た『E.T.』『天使にラブ・ソングを…』も入れようかと思いましたが、今回は初見の作品に限りました。名作は何回観ても面白いですね。
『12モンキーズ』
Twelve Monkeys / テリー・ギリアム監督 / 1995年 / アメリカ
わたくしテリー・ギリアム監督の映画が大好きなんですけど、中でも『12モンキーズ』は好き度が高め。タイムトラベルものと言ったらいいんでしょうか。ブルース・ウィルス演じる主人公が混乱、観ているこちらもわけわからなくなりながら、ぐぐぐーっと引きつけられて、最後は「えーっ」と楽しい展開が待っていたり、結局あれは何だったんだ? と余韻がいつまでも残ったり。観終わってからしばらくは「あー面白かったなぁ」とうわごとのようにくり返すことになります。ほんとに面白い。
『パターソン』
Paterson / ジム・ジャームッシュ監督 / 2016年 / アメリカ、ドイツ、フランス
なんでしょう、すごく好き。作品に漂う雰囲気が好き。パターソンという街に住むパターソンという名のバス運転士(アダム・ドライバー)の日々がたんたんと映し出される、それがいい。彼が詩を書く、その手書き文字がスクリーンに映し出される、めっちゃいい。ある日出会った女の子が書いた詩、めっちゃいい。うまく言えないけど、全部いい。妻が夕食に出した風変わりな手作りパイを食べたときのパターソンの顔とか。面白い。好き。穏やかな日常が尊くて胸がいっぱいになります。(ほのかな不穏さがあったような気がするのですが、記憶違いかもしれないので保留)
『キャロル』
Carol / トッド・ヘインズ監督 / 2015年 / アメリカ、イギリス
主演のケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが素晴らしい。特にルーニー可愛すぎ。ハァァァ~~~まじ天使こんなに可愛い人が存在していていいのか……とずっと悶えて無事キュン死。ケイト・ブランシェットの色気と存在感も圧倒的。主演二人の魅力を最大限引き出して爆発させてる監督はすごい。衣装・メイク、小物、部屋のインテリアでそれぞれの人物像やライフスタイルがよくわかるし、ムーディな雰囲気の映像とか音楽とか全部素敵だし、すべての配置が完璧と言いたくなる、そんな作品でした。
『人生はシネマティック!』
Their Finest / ロネ・シェルフィグ監督 / 2016年 / イギリス
「あぁ~いい映画だったなぁ」と観終わってから幾度つぶやいたことでしょう。派手さはないものの、抑制のきいた喜怒哀楽がいっぱいで、じわーっと沁みる作品です。キャストもシナリオも良い。萌えポイントもあり。よかったねぇ~とニコニコしたり、思わぬ展開にびっくりしたり、うわ~っと涙がこみあげたり。なんかもうすべてが愛おしい。強く生きていこう、そんな気分にさせてくれる映画です。また観たいな。
『未来を花束にして』
Suffragette / サラ・ガヴロン監督 / 2015年 / イギリス
以前書いた感想はこちら
→ 権利のために闘う人々に憧れて/『未来を花束にして』感想
19世紀末~20世紀初頭のイギリスで、女性参政権獲得のために闘った「サフラジェット」と呼ばれる女性たちの物語。
この映画の感想を書いた直後に、森元総理の性差別発言が話題になり、もうほんとにいろんな感情がないまぜになってうなだれてしまったのですが、改めて全然過去の話になっていないんだなと思いました。
この映画の中で、女性たちがラベンダー色の花を帽子につけたり胸にさしたりして連帯を示す場面があります。私はこのシーンに胸を打たれ、胸が締めつけられ、胸ぐらをつかまれて「さあおまえはどうする」と迫られたような思いでした。
2021年2月、先の森発言の件で、女性議員たちが白いジャケットや白いバラを身につけて抗議をしました。それを冷笑する政治家、そういう態度を容認する人々がいたことは忘れません。
『ドニー・ダーコ』
Donnie Darko / リチャード・ケリー監督・脚本 / 2001年 / アメリカ
これはSFものになるんですかね? 細かい設定はよくわからなかったけど面白かった、何が面白いと思ったのかはよくわからない、といった具合のチンプンカンプンさです。ギリアム的なものとは違うなと思ったのですが……。
作中、暗示だらけに思えて「うわー何なんだー」と叫び出したくなるけれど、わからなくてOK。全部わかっていなくても、生きていけるのと一緒。自分は多くのことを見逃している。よくわからないままに、何となくやっている。「なんでだろう?」「何なんだ?」と疑問に思ってもスルーして、それなりに面白げな人生物語を進めている、いや、物語は勝手に進んでいく。そんなことを思いました(感想になってない?)。
『嗤う分身』
The Double / リチャード・アイオアディ監督 / 2013年 / イギリス
よくわからない映画その2。面白かったです。ドストエフスキーの小説『分身』(二重人格とも訳される、1846年発表)が原作とのこと。ドッペルゲンガーの話なんですかね? よくわからないですけど。
ずっと映像は暗いのですが、それが嫌だとは感じません。次は一体どうなるのかと食い入るように観ました。「なんなんだろう」「よくわからんな」という思いでいっぱいになるのですが、それがちょっと楽しいみたいなところもあります。悪夢のような、おかしな妄想のような。不思議は面白い。わからないは面白い。
中盤で流れてくる楽曲が意外すぎてびっくりしました。一人二役を演じたジェシー・アイゼンバーグがすごい。
『わたしは、ダニエル・ブレイク』
I, Daniel Blake / ケン・ローチ監督 / 2016年 / イギリス、フランス
病気になって仕事ができなくなった大工のおっちゃんが、子供二人を連れて困っているシングルマザーを助けたことから始まるお話。彼らが互いに助け合いながら生きていく姿には心が温まるのだけれど、それ以上にしんどい。貧しさゆえに生じてしまった忘れられないシーンがいくつもあります。人の尊厳とは何だろう。助ける気があると思えない制度設計、困っている人に行政の援助が届かない。他人事だと思えないからつらさが増します。事あるごとに思い出す映画です。
『裏切りのサーカス』
Tinker Tailor Soldier Spy / トーマス・アルフレッドソン監督 / 2011年 / イギリス、フランス、ドイツ
派手なアクションがないスパイ映画。英国俳優たちが心理戦を繰り広げます(オジサマ!渋い!ステキ!)。
3回観ました。1回目はわけがわからなくて眠くなり、2回目登場人物&相関図を確認して再チャレンジしたら各人の葛藤を楽しめるようになり、3回目には細々とした部分も見えて、めちゃめちゃ面白いという印象に。余韻がいつまでも残ります。
原作はジョン・ル・カレのスパイ小説『ティンカー、テイラー、ソルジャ-、スパイ』で、イギリスでは超有名な作品だそう。だから「知ってるよね」という前提で作り込まれていたんだなと理解。でも、ヴィジュアルだけでも楽しめます。1回目眠気に襲われつつもそう思いました。
『メアリー&マックス』
Mary and Max / アダム・エリオット監督・脚本 / 2009年 / オーストラリア
以前書いた感想はこちら
→ 上手に生きられない者同士の友情、ダメダメだからこそ愛おしい『メアリー&マックス』感想
(力尽きました)
最後に
気楽なおしゃべりのつもりだったのですが、書き始めたら熱が入ってしまいました。メモを読み返すうちに感動がよみがえって、あれもこれもと言いたくなり。
書き終えた今はちょっとしんどい。お腹いっぱい胸いっぱい。
でも、とても楽しかったです。
あぁ~、映画って素晴らしいですね。
更新ありがとうございます 一つも見たことないなぁ φ(..)メモメモ