自分をほめるのって難しいですよね。ほめるまでいかなくても、ありのままの自分を認めるということがなかなかできない。「私はダメ人間だ」と貶めずにはいられない。
中学生の頃、ことあるごとに「天才♪」と言うクラスメイトの男子がいました。
簡単な問題を1問解いたら「天才♪」
板書し終わったら「天才♪」
提出書類に名前を書き終えたら「天才♪」
発音は「てぇーんさいっ」。「さいっ」の部分は高音ではねる感じです。
最初はその発音にイラついて「何だコイツ」と思っていたのですが、どうやら誰かにアピールするためではなく、本当に自己満足で言っているらしい。その言葉を口にするとき、彼はいつもゴキゲンなのです。周りに人がいないときでも。
そのことに気づいてから、嫌悪感は薄れていきました。
私は、己の愚かさを自覚できないことこそ愚かだと考えていました。だから私は「天才♪」と連呼する彼よりはまし。
でも、本当にそう?
彼が口にする「天才♪」という言葉は、「わーい、できたー♪」と同等のもの。決して「我、天才なり」とうぬぼれているわけじゃない。多分。
自分で自分をほめる、できたことをちゃんと認める。彼の行いはとても素晴らしいものなのではないか。
15年以上経った今、そんなふうに感じています。
自分をほめる方法
というわけで、「自分をほめる方法」です。
「てぇーんさいっ↑」とゴキゲンな感じで言うのがポイント。「ルーンルンッ♪」のようなニュアンスです。
この、いかにも頭悪そうな感じがいいですね。「わーい、できたー♪」「私って天才なんじゃないかしら」などの言い方でもよろしいかと思います。
もう少し心を落ち着けてできそうな方法としては、
→ 「よくできました」のスタンプを押す
「~ができたのでよかった」
「○○がうまくできなくて落ち込んだけど、◇◇という学びを得たのでよかった」
「できた」という事実を確認する作業が大事ですね。
どんなに小さなことでも数えていくとアレです、「塵も積もれば山となる」!「千里の道も一歩から」!
「天才♪」を積み重ねて、自分を高めよう!
「天才♪」で気づく自分の気持ち
しかしながら、「天才♪」と発声するのはなかなか難しいことではあるんですよね。なぜなら私は「天才♪」の彼と真逆のことしてきたからです。
ことあるごとに「ダメ人間」と自分を呪う。何かできても「そんなことできて当然」「調子に乗るな」。
いきなり「天才♪」はハードルが高すぎます。
でも、一度言ってみる価値はあります。この言葉一つ口にするだけで、気持ちがゴゴゴゴゴーっと動き出す。自分を肯定することに対する抵抗感がどれほどのものかよくわかるんですね。
そういう自分の心の在りようを知るための道具として、「天才♪」のような言葉は役立ちます。
それに、明らかに違うだろと突っ込みがいがある言葉だからこそ、心から思ってるわけじゃないんですよという体で言える。
コントのセリフだと思って言ってみると、ちょっとは愉快な気持ちになるかも!?
妄信的なポジティブは不要
とは言え、こういったポジティブワードを口に出すのは、ある程度、冗談を言えるくらいには回復していないと難しいかもしれません。
自分をゴミクズにしか思えないときは、こういう根拠のないポジティブワードを口にするだけでも吐きそうになります。根拠があっても、自分を過小評価してしまうから、「いや、それは違う!」って全力で否定するし。ジョークも全然通じない。
それほどまでに病んでいる。そういうときは、そっとしておくか、時間をかけてじっくり向き合うことが必要ですね。
ぐちゃぐちゃに絡まった悩みの糸は、カウンセラーの力を借りると、ほどきやすくなるかもしれません。
焦らず、無理のないペースで。
どんな言葉も素直に受けとめられる心の余裕を持ちたいものです。私ってすぐにいっぱいいっぱいになるからなぁ。
でも、こうしてブログを書き終えた私は「天才♪」
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