停滞したときの対処法「手引きのようなもの」を参考に

ブランコをこぐ女の子
何をどうしたらいいのか見当がつかず、停滞してしまう時期ってありませんか。

スランプという言葉もありますが、もっとこう、本当にどうしようもないように感じられる行き詰まりといいましょうか、絶望的な気分になってしまうような、とにかくそういうダメな感じ。

年単位でそういう状態が続くとつらいですよね。
 

で、停滞してしまったとき、どうすればいいのか。これが問題になってくるわけですけれど、どうしたらいいのでしょうね。先に進めなくなっている原因を見つけられたらとりあえずはOKでしょうか。それが難しいという話でしょうか。

とりあえず「揺らす」というのがけっこう良い選択肢なんじゃないかと最近思います。凝り固まらないように軽く動かして、反動をつける。助走のような感じで。揺らして一定のリズムができてくれば、何も考えなくても動くことはできるようになります。振り子のように行ったり来たり。先に進めなくても、凝り固まってしまうことはありません。この感じが重要なのかなぁと。

あるいはドレッシングのように「振る」。しばらく使ってなかったから中身が分離して油が浮いちゃってるわ~と己のうっかりを吹き飛ばすように振る。かき混ぜる。ドロドロを少しでも薄めるように。前にも似たような話を書きました(関連:「もうダメだ」と思ったとき実践したら気分スッキリになった簡単対処法)。

これって要するに、「体を動かしましょう」「運動しましょう」ってことですよね。結局ここに行き着くんですよね。やっぱり基本は大事なのですね。

とは言っても、体を動かすことさえできないから停滞してしまっているんだ、という状況もあるわけで、そういうときはどうしたらいいのってことになるのですが、そういうときは、ひたすらじっとしているのも一つかなと思います。

動かない代わりに、周りのものをじっと見る。注意深く観察する。考える。そうすることで、解像度を上げることができるかもしれません。

考えるのもけっこうエネルギーを必要とするので、力が枯れてしまったときには、ただ眺めるだけになってしまうけれど、力まず臨んだ方が本質を見極められることもあるかもしれないので、それはそれでよいのだと思います。

というわけで、停滞したときの対処法として今回辿り着いたのは

・体を揺らす
・とどまって目を凝らす

文字通りの意味でも、比喩的な意味でも、揺らしてみるのは良いと思います。

井上陽水奥田民生の「手引きのようなもの」という歌の中で、そのあたりのさじ加減が指南されています。とても参考になります。

逆らってはいけない 合わさってもならない
体を左右に軽く揺らすとよい

高ぶってはいけない 冷めきってもならない
どうか届けと つぶやき投げるとよい

疑ってはいけない 裏切ってもならない
ただひたすらやさしく たぐり寄せるとよい

力加減について考えるとき、必ず頭の中に流れてくる曲です。火加減、手加減、お湯加減、ほどよいところを探りましょう。

<本日の一曲>
井上陽水奥田民生「手引きのようなもの」(『ショッピング』収録)1997年

1 COMMENT

あたま

更新ありがとうございます。
手引きのようなもの
私に、とっては、それが、なみウツブログでした。

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