なぜか「たけのこの里」内袋パッケージに癒された

たけのこの里を食べました。箱に入っているレギュラータイプの商品です。

箱を開け、内袋をOPENします。が、指示通りに真ん中から袋を開けちゃうと、保存が難しくなるので、袋の端を切ることにしました。

箱から袋を取り出すと……

たけのこの里 内袋パッケージ

「たけのこのさと」の文字を見たときに、ふわっと優しい何かに包まれるような、緊張した心がほぐれるような、不思議な感覚になりました。

このイラストをデザインした人に、「ありがとう」と言いたくなるというか、なんかそんな優しい気持ち?

こういう身近な商品のパッケージに心惹かれることって多くて、その商品ができあがるまでの様子をよく想像します。脳内で企画会議がくり広げられます。

それぞれにそれぞれのドラマがあり、その中でできあがった商品。そういうものを勝手に想像して、「有り難や・・・・・・」とか言って拝んだりするのです。

 

それにしても、なぜ私は「たけのこのさと」に癒されたのでしょうか。

待ちに待ったおやつの時間、お菓子(たけのこの里)を食べる直前だったからでしょうか。

今から良いことがある(たけのこの里を食べられる)と嬉しい気持ちでいたから、ちょっとした「いいこと」にもしっかり反応できたのでしょうか。

改めてパッケージイラストを見てみます。

たけのこの里 内袋パッケージ

たぶん、この色合いとモコモコ感がよかったんでしょうね。

2種類のグリーンが優しい。複雑さがすべて排除された、のっぺりとした風景。

これはキキララのフワフワ世界に憧れるのと同じあれです多分。見たくないものを排除した世界です。

そうだ、人っ子一人いない、たけのこを食い荒らしにくるイノシシもいない、実に穏やか、パッと見は。

さらに想像をめぐらせば、さまざまな人間ドラマが展開されるわけですけれど、そうなるとそこにはもう癒やしはないのですよね。ごちゃごちゃしてくるから。

ということは、一瞬、何もない「たけのこのさと」に逃避したってことなのでしょうかね。

これは天国や極楽浄土に行きたいと思うのと同じようなことなのかもしれません。

よくわからんですが、パッケージイラスト一つで、こんなことを思うっていうのはなかなか面白いところです。

人間の、というか、自分の弱さを垣間見たような気がします。

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