頭がわーっとなったときや落ち込んだときは、音楽を聴くに限ります。
特にメンタルがダメなときには、ベースラインに耳を傾ける。ただひたすらベースの音を追う。
するとだんだん高ぶった神経が落ち着いてきます。鎮まるのを感じます。
その音色とリズムが自分の内に流れ込んできて溶け込むような感覚です。そうなったらもう大丈夫。
これが自分なりのメンタル変調時の対処法の一つです。
「バンドを味噌汁に例えると、ベースは出汁」といつか誰かが言っていて、事あるごとにそれを思い出します。ほんとにまったくその通りで、ベースは出汁。ベースとドラムが出汁といってもいいかもしれない。一見、具材の方が重要っぽいけれども、それは間違い。出汁のうまみが味噌汁の美味しさを左右します。
それらのうまみを味わう。全神経を集中させるぐらいのつもりで。
ベースは決して出しゃばらず、バンドに不可欠ないい音を鳴らしますよね、いやこれほんとに素晴らしい。うまみが心と体に染み渡ります。
バンドサウンドじゃなくても低音パートは大抵存在するので、どんなジャンルの音楽でもオッケー。中でもクラシック音楽は、重低音をじっくり味わうのに最適かもしれないですね。うん、今度試してみよう。
華やかで賑やかな色彩に疲れたときこそ思い出したい縁の下の力持ち的存在。地に足をしっかりつけて立つためにも土台の確認を。全体の雰囲気を左右する大切な存在に敬意を。
そんな感じで、ベースの音に思いを致して、気分を立て直す。
落ち込みがひどいときには、対処法の存在さえも忘れてしまうので、改めてメモメモ。自分用のトリセツ改訂版を作成する頃合いかもしれない……。