仮想ご近所おばさん爆誕

10年以上読み続けているブログがいくつかあります。

その時々の考えを綴ったものや、日常の出来事を淡々と記録したもの、趣味のあれこれを語る文章が好みです。

いずれも子育てブログではありませんが、家族の話がたまに出てきます。それによって筆者の家族の成長や変化を間接的に知ることができます。

先日読んだブログでは、「高校生の息子が~~」という家族エピソードが久しぶりに綴られていました。私の中でその息子さんといえば、小学校の夏休みの宿題が大変だという話題で印象に残っていたあの子です。

「えっ、もう高校生? そんなに大きくなったの~? まぁ~」と思わず声をかけたくなります。とても感慨深い。一度も会ったことないのに。

これって非常に面白い現象ではありませんか。

いや、インターネットが普及する前の時代からあったことだとは思うんですけどね。有名人や作家がエッセイに子供のことを書くのはよくあることです。それに対してファンや読者の成長見守ってる系コメントが寄せられたという話もまたエッセイに綴られていたりします。

ただ、一般の人の家族に対して、ご近所さん気分で「あら~」と微笑ましく眺めることができるってすごいなと改めて思ったんですよね。一度も会ったことがないのに、彼らと長い付き合いであるかような感覚が生まれている。ほんとに、上っ面じゃなく心動かされたので驚いたのです。

長く文章を書き続けている人ほど、成長の様子を長いスパンで知ることができるし、しかもブログやSNSで心境を吐露していたりするから、その人のことを親友レベルで理解した気になっちゃってて、感慨もひとしおってことなんでしょうね。

改めて考えるとすごい。インターネット、すごい。しみじみ感じ入りました。

知らず知らずのうちに関係が築かれ、深いつながりを感じることもできるんですね。時間を共有することで育まれるものについて思いを馳せる今日この頃です。

 

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