なぜ休むことに後ろめたさを感じてしまうんだろう?

何もせずのんびりしているときに、後ろめたさを感じることってありませんか。

休むことは大事だけど、自分は大したこと何もしてない。もっと頑張らなきゃいけないのに。あーあ、ダメだな……。

といった具合に。

どうしてのんびり休むことやたくさん寝ることが悪いと感じてしまうのでしょうか。

寝る間も惜しんで働くことや勉強することが素晴らしいという価値観は、一体どこでできあがったのか、今日は考えてみたいと思います。と言っても自分の話をするだけなので、大した答えは出てきませんが……。

 

なぜ休むことに後ろめたさを感じるのか。

私の場合は、10代の頃「おまえみたいな何もできない奴が一丁前に休んでんじゃねーよ」と言われ続けた影響が大きいんだろうと思います。そんな環境に見切りをつけられなかった自分の愚かさを思いながらも、まあそんな簡単な話じゃないのよねと同情する気持ちもあり。

「は? おまえ自分が休めるだけの働きしたと思ってるの?」という言葉の数々は呪いのようにいつまでの残り続けて、休日にのんびりしているだけで罪悪感に襲われるような有様でした。大人になるにつれて徐々に薄らぎ始めて、ここ数年でやっと解放された感じでしょうか。もう心身がダメダメすぎて、諦めるしかなくなったという気もいたします。

と、多分そんな感じで、のんびり休むことやたくさん寝ることが悪いことだと刷り込まれた人ってけっこういるんじゃないかと思います。負の刷り込みといったらいいでしょうかね。

では、休み時間を削って頑張ることを美徳とする価値観はどうやってできあがったんでしょうね。寝てない自慢にしても、なぜそれが良いことだと認識されるようになったのか。「休むことは悪いこと」と似ていますが、微妙に違います。きっとこういう研究や考察ってすでにされてるだろうと思うので、そのあたりは気が向いたときにでも調べてみることとしましょう。

 

それにしても、「役に立たない奴はダメ」みたいな考え方、いやですね。

別に役に立たなくたっていいんだよ。

と、私が言っても説得力ゼロなので、社会に貢献してるすごい人がこれを言ってくれるといいんですけど。すごい方、どうぞよろしくお願いいたします。

最近はもうこういうことを考えるのもめんどくさくなって、「明日保健所が来た~ら~捨てられちゃうよね 僕たち~(ずんちゃずんちゃ)」とか歌ってごまかしてみたりもするんですけど(ブルーハーツのレストランという曲です)、「がんばらなくちゃいけない」「役に立たなくちゃいけない、そうじゃないと捨てられちゃう」という考えは、簡単に拭えませんね。

加齢により、少しずつラクになってきている気もしますが、こういうよくわからん価値観からもっと自由になりたいなと思うことが多くあります。前にも書いた記憶がありますが、歴史を学ぶことも一つの策となりそうです。これはなかなか強力な対抗策なんじゃないかなと考えています。

 

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