紹介状を持たずに大病院を受診した人は、初診料や再診料が全額自己負担だよ、という制度ができるそうです。
紹介状なしの大病院受診、初診料を患者の全額負担案
朝日新聞デジタル 5月9日配信厚生労働省は、紹介状を持たずに大病院を受診した患者に新たな負担金を求める制度を、2016年4月をめどに導入する方針を固めた。初診時には現在の初診料にあたる2820円を、再診時には再診料720円を、それぞれ患者に全額負担してもらう案を軸に検討する。軽症で大病院に行く患者を減らし、医師が高度な治療に専念しやすくするねらいだ。年内に具体案を固め、来年の通常国会での法改正をめざす。
まず、かかりつけ医に診てもらって、そこで治療するのが難しい場合は大きい病院で診てもらいましょう、ということですね。
今までにも、大病院は紹介状がない患者さんの初診料に上乗せしていいよ、ということになっていたそうです。それが「選定療養費」というもの。
この選定療養費(自己負担金)は初診料とは別に支払うもので、料金は病院によってまちまち。ネットでざざっと調べたところ1,000円~5,500円。タイトルの5千円ってのはコレ。かなりざっくりです。損するっていうのは語弊があるかもしれませんが、これがあるかないかは大きいですよね。
というわけで、大きい病院(ベッド数が200床以上の病院)よりも、町のクリニック・医院・診療所の方が選定療養費がない分、財布に優しいよと。
初めて大きい病院にかかったとき、会計でびっくりしないように知っておきたいポイントですね。
ちなみに、精神科・心療内科は病院の規模よりも、いかに相性の良い先生と出会えるかがカギになってきます(と私は感じています)。大きい病院でも小さい病院でも適切な治療をしてくださる素晴らしい先生はいらっしゃいます。が、患者の扱いがひどい残念な先生もいらっしゃるようです。
私は運良く親切な先生に診ていただくことができましたが、素人からしても「それはないだろ」という先生もいるなんて話も耳にしますからねぇ。これは地道に自分に合った先生を探すしかないのでしょうね……。つらいところです。
「大きい病院だから」「有名だから」という評判に惑わされず、自分の感覚を頼りに良い出会いを求めていきましょう。
まぁ、体調悪くてしんどいときに、そんなガッツないんですけどね。そういうときは、家族と相談しながら。自治体の医療相談窓口や保健所も利用すると何か良い情報が得られるはず。
医療費のアレコレは、恥ずかしながらワタクシよくわかっていないのですが、これから少しずつ勉強していきたいと思います。療養中のお金、少しでも節約できるように……。