もう無理だと思ったら?助けを求めるときに使えるフレーズ6種

ぬいぐるみ

「困ったときは、一人で抱え込まず、周りの人に相談しましょう」

こんなアドバイスを受け取って、「それができたら苦労しないよ」と言いたくなったことはありますか?

勇気を出して相談したのに、突っぱねられて、傷ついた経験をした人もいるかもしれません。

「相談しよう」「助けを求めよう」と言うのは簡単ですが、実行するのはなかなか難しいですよね。

そこで今日は、上手な助けの求め方をご紹介します。

相談するときに使える実例フレーズもまとめていますので、あれこれ考えすぎて結局何も言えないよ~という人はぜひ参考にしてみてください。

うまく助けを求めるための準備

目の前の問題にどう対処したらいいかわからないとき、あなたはどうしますか?

切羽詰まっているときは、とにかく誰かに自分の状況を伝えて、力を貸してもらうことが必要です。

相談する前にチェックしておきたいのは次の2点。

  • 自分が置かれている状況を整理する
  • 相談する相手を見極める

詳しく見ていきましょう。

自分が置かれている状況を整理する

まず、自分の気持ちを整理しましょう。

これは相手に相談内容を伝えるための準備であると同時に、自分の不安や焦りを落ち着かせる効果もあります。

最低限押さえておきたいのは、次の3つの質問。

What:困っていることは何?
Why:なぜそれをすることが必要なの?
How:どういう結果になればOK?

一度紙に書き出してみると、頭の中が整理されます。

必要に応じて「いつ」「どこで」「だれが」などもはっきりさせておきましょう。

(助けを借りる場合)
When:いつ助けが必要?
Where:どこで助けが必要?
Who:誰が助けを必要としている?
How much:いくら必要?

お金、時間、人手、ツールなど、具体的に条件を書き出していくと、問題解決の糸口を見つけやすくなります。

相談する相手を見極める

相談する内容によって、伝えるべき相手は変わってきます。

「相談しなきゃよかった」と後悔しないために、避けた方がいいだろうと思われるのは次のタイプ。

  • 自分の意見を押しつける人
  • 自分の価値観が絶対に正しいと確信している人
  • 人の話を聞かない人
  • 正義感が強すぎる人
  • 結論を焦りがちな人

嫌なヤツと思っていた人が「意外といいこと言うね」みたいなこともあるので、一概には言えないのですが、ダメージを最小限にするために危険を回避することは有効です。

ただ話を聞いてほしいだけなのか、共感を示してほしいのか、合理的な答えがほしいのか、手を貸してほしいのか。

自分がどんな反応を求めているのか考えながら、人選しましょう。

助けてほしいときに使えるフレーズ6種

現状を整理し、伝える相手を見つけたら、勇気を出して相談です。

以下のフレーズを使って、助けを借りましょう。

『困ったときの「モノの言い方」言い換え辞典』(pp.90-96) を参考に、親しい人に対する言い方の例をまとめました。

私にはできない・困っている

「経験の浅い私にはちょっと難しくて……」
「精一杯やっているんだけど、なかなか思うように進まないのが現状で……」

手伝って

「私では力が足りないから、協力してもらえないかな?」
「忙しい○○さんにお願いするのは申し訳ないんだけど、取り返しがつかなくなる前に、力を貸してもらえないかな?」

助けて

「忙しいところ申し訳ないんだけど、相談に乗ってもらえないかな?」
「私の手にあまる問題にぶつかって困っているんだけど、アドバイスをもらえないかな?」

どうしたらいいの?

「いろいろ試行錯誤したんだけど、私にはここまでしかできなくて……。○○さんの知恵を貸してもらえない?」
「◇◇を△△したいと考えているんだけど、どうかな?」

あなたのときはどうした?

「○○さんも昔こういう経験をしたと言っていたけど、何かコツはある?」
「□□の▽▽で困っているんだけど、○○さんのときはどう対応した?」

これ以上は無理

「これが精一杯。これ以上を期待するなら、何かを犠牲にしないといけないよ」
「○○さんの言うことなら何とか応えたいけど、予定よりコストがかかるかもしれないから、その点だけよろしくね」

「どうしたらいいですか?」は△(イマイチ)

何をどうしたらいいのかわからなくて、途方に暮れてしまうこともありますよね。

「あぁもう私は一体どうすればいいの?!」

思わず、そんな言葉が漏れてしまいます。

でも、そのセリフをそのまま相手にぶつけてしまうと、期待した反応は返ってこないかもしれません。

相手に余裕があればいいのですが、そうでない場合、じっくり話を聞いてもらうのは難しい。用件をチラッと聞いて「わからない」「知らない」で終わってしまう可能性もあります。

これは、相手の性格や関係性にもよります。

信頼関係ができていれば、うまく話せなくても力を貸してもらえる可能性は高そうです。

ただ、そういう相手は限られます。

だからこそ、最初に挙げた2点が大事。

  • 自分が置かれている状況を整理して伝える
  • 相談する相手を見極める

すべて丸投げして「どうしたらいいの?」と問うだけでは、相手も困ってしまうので、問題を整理して現状をきちんと伝えることが大事ですね。

って「それができたら苦労しない」と言いたくなることも多々あると思うのですが、余裕がなくて無理なときでも、「自分なりに試行錯誤してみたんだけどね」という姿勢は大切にしたいところです。

まとめ

人に助けを求めるときは、

  • 自分が置かれている状況を整理する
  • 相談する相手を見極める

うまく助けを求める言い方は、

前置き(忙しいところ申し訳ないんだけど)
 +
現状説明(こうこうこういう事情で)
 +
質問・お願い(相談にのってもらえないかな?)

余裕があれば、相手にメリットを手渡してあげられると、信頼関係をうまく築けそうですね。

「あなたのおかげで助かった」
「いつもありがとう」

そんな感謝の気持ちもプラスになるはずです。

行き詰まったとき、参考にしていただければ幸いです。

 

<参考書籍>
村上英記 (2014)『困ったときの「モノの言い方」言い換え辞典』日本実業出版社

仕事でミスをしたときの言い訳がたくさん紹介されています。うまいこと言って難を逃れられたらいいのですが、いざとなると「あ、や、すみません…」って感じでダメですね。で、あとから「ああ言えばよかったー」と後悔するパターンです。

2 COMMENTS

あたま

ブログ更新ありがとうございます。
そうですね。
相談できる人、もしくは、話しを聞いてくれる人が身近にいればいいのですが、
世の中自分に都合の言い様には、ならないものですね。人生とは、難儀なものです。でも、前に進まなければならない。  
とにかく前向きに考えましょう。

P.S. スナックなみ2希望、(スマイル)。

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takui

朝8時から出勤して、21時現在、お前は残っとけと上司の会議が終わる迄一人で残っています。同僚は助けもせずに帰りました。その後に無理やり食事に行き、私が支払いをするパターンです。1ヶ月の給料が手取りで15万円の私が何故2~3万円焼肉代金を支払わなければならいのでしょうか。死のうと思う寸前でこのサイトを見ました。ありがとうございます。もう少し生きてみます。

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