目の前にあるのに見落としていた大切なもの

マウスパッドを20年以上使い続けていることに今さら気づいたという話をします。

もしかすると25年くらいになるのかな……いや、抑うつ状態に陥って何もできなかった時期もあるし、それを差し引けばもうちょっと使用期間は短くなるかとは思うんですけれども、20年より長い付き合いであることは間違いない。

そんなマウスパッド。色が褪せているし、端はほつれているし、改めて見るとなんかすんごい汚い。けど、何の不満もなく使い続けてきました。これがなければ始まらないよってくらい手になじんでいます。このマウスパッドがピカピカだった頃はまだインターネットもダイヤルアップ接続だった時代。パソコンの前に座るのは短い時間でした。その頃はこんなにも長く使うことになるとは思ってもみなかったですよね……(遠い目)。

買い替えのタイミングが全くなかったわけではなかったと思うんですけどね。特にお気に入りというわけではなかったし(マウスパッド君ごめん)。ただ使いやすいから、何となく使い続けているという感じで。

他のマウスパッドを試してみたことも一度や二度くらいはあったような気がします。確か、譲り受けたマウスパッドを使ってみたらイマイチで、やっぱりうちの子が一番じゃんと思った記憶。そんなこんなで、結果的に愛着が湧いてお気に入りになっている、という経過です。

いや~、パソコンや周辺機器が変わろうとも、マウスパッドだけは変わらずそこにいたんだな……としみじみしてしまいました。このことに気づいてしまったらもう離れられないよ、取り返しのつかないような破損でもない限り。そしてマウスパッドってそうそう破損なんてしないですよね。こりゃ一生の伴侶になる可能性が浮上してきましたね。

 

それにしてもなぜ今さらそんなことを思ったのか自分でもよくわからないんですけども。いや、ここしばらく家の中の片づけをしていたから、所有物に対する意識が変わったんでしょうね。

たくさんの物に囲まれていると、見えなくなってしまうものがあるんだな、と痛感する日々です。毎日目にしているのにね。

もっと日々の生活を、身の回りのモノ・コトを大切に過ごしていきたいなと思います。

そう、「ていねいな暮らし」ってやつをよ……!

雑誌みたいなオシャレで洗練された感じにはならないですけどね。

ボロっちぃマウスパッド君を相棒に我は行く……!

 

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