やるべきことがある。
だけど、なかなか取りかかれない……。
そんな状態に陥って、困ってしまうことはありませんか?
仕事や家事に勉強。特に期限があると、焦りも強まって、しんどいですよね。
そこで今回は、動き始めるのが困難なとき使える対処法を紹介します。
- 抑うつ気味
- やる気を出したい
- やる気を維持したい
そんなとき、動き出すきっかけになるはずです。
やる気を維持する「ちょびっと法」
やり方
- ほんの少しだけやって、すぐやめる
- 中途半端なところで中断する
例)
勉強:5分だけやって、すぐやめる
掃除:机の1/4だけキレイに拭く
読書:1ページだけ読んで、中断する(切りが悪いところで)
この方法のメリットは、
- 取りかかりやすいこと
- 挫折しにくいこと
5分だけなら負担が少なく、目標を簡単に達成できるため、手軽に「できた!」という達成感を得られます。それにより、次取り組むときのハードルも下がります。
ハードルが下がれば、より気軽にできるようになり、好循環のサイクルが回り始めます。
さらに、中途半端なところでやめるのが気持ち悪くて「もっとやりたい」という意欲が湧いてくる、という逆説的なアプローチにもなっています。
これは、作業時間がどれくらいかかるかわからない場合にも使えます(まず10分やってみて、どれくらいの進捗か目安を計るなど)。
「必ず中断する」これが重要
小さなことから始める方法は、今までにも何度か紹介してきました。
例えば、以下ページで紹介している「とりあえず5分やる」「まず10秒やってみる」という方法は、やる気が出ないときの対処法として有効です。
ただ、やり始めたらエンジンがかかって、その後何時間も頑張れちゃうことがあります。
そうなると、疲れる。
さらに、どっと疲れた印象が強いと、仕切り直して始めるとき、おっくうになります。
それを防ぐために、時間や作業量を制限しよう、というのが今回の作戦の肝です(私は10分で区切ることにしました)。
一時的ではなく、やる気を維持したいとき向けの方策です。
作業を中断するメリットは「頑張りたい人ほど休むべし!戦略的休息 3つのテクニック」でも紹介しています。
中断のメリット
- 次回、スムーズに作業を始められる
- 脳がパワーと新鮮さを取り戻す
- エネルギーの枯渇を防げる
まとめ
エネルギーが低下して、やる気が出ないときは「10分だけやる」。
この方法で、私は抑うつが続いた時期をそれなりにやり過ごすことができました。
中には応用しにくいものもありますが(調理、お風呂、接着剤が乾く前に作業し終えなければいけないなど、そのまま放置できない系)、「10分だけやろう」と自分に提案することは、「作業を細かく分割することはできないかな?」と考える練習になります。
さらに、ちょびっとずつ、アレコレつまみ食いする形式にすると、いつも後回しにしていた趣味に取り組むことができて、充実感を得られることもあります。
そういうわけで、「これって元気なときこそ使える方法なのでは?」と今思っているところです。
やるべきことに取りかかれず困ったときや、やる気を維持したいとき、一度試してみてはいかがでしょうか。