ナミうつブログ

「うつ」のお悩みを軽くするヒントを双極Ⅱ型障害の人が模索するブログです。

図太くなるための3つの作戦が通用しない相手に【人間関係のストレス・嫌がらせ対策】

 

スフィンクス

人間関係がうまくいかず、あれこれ悩んでしんどくなることはありますか?

自分勝手な人、攻撃的な人、話を聞かない人、文句ばかり言う人、イライラした態度で威圧する人、人の心を平気で踏みにじる人……。

これらの人とうまくやっていくには、ある程度の強さが必要です。

一時期「鈍感力」という言葉が流行りました。これは、他人に心をかき乱されない図太さがほしいと願う人がたくさんいたからではないかと思います。

図太くなるには、どうしたらいいのでしょうか。

心の扉を閉め、防弾ガラスを装備する。そんな対処法があります。

でも、それにも限度があるよね?

そんな疑問に私も共感します。どれだけ工夫しても、私は人の強気の言動に怯えてばかりです。

今ある装備で太刀打ちできない場合はどうすればいいのか? 今日はそのあたりを考えてみます。

3つの神経図太作戦

『グサリとくる一言をはね返す心の護身術』という本に、人間関係のストレスから身を守る方法が紹介されています。(詳しくは、旧ブログの「気にしない能力を高め、図太くなるための3つの作戦」という投稿でまとめました)

上記のエントリーで紹介した「3つの神経図太作戦」をざっくりまとめると、

・相手と距離を置く
・防御盾で心を守る
・反応を遅らせる

こうやって非人情になれば、相手に操作されず、ストレスを軽減できますよ、と。

さらに、著者のベルクハン氏はこう言います。

情に流されるとき、人はなんらかの責任感を感じてそうなってしまうのですが、そんな責任感など嘘っぱちでしかないのです。

その上で、さまざまな工夫を提案しています。

情に流されないために
・特定の会話パターンをつくりあげて、徹底的に頭にたたきこむ
・泣くのは相手の自由。自分は自分のやりたいようにやる
イメージの力で心を守る
「腰をおろし背筋を伸ばし、リラックスして、深呼吸してください。目の前に厚い防弾ガラスでできた透明の壁を思い浮かべてください。あなたはそれによって完全に守られています。けれども外の様子はすべて見たり聞いたりすることができます。ただ、他人が発するもの、彼らの感情とか気分といったものだけはあなたに当たらないのです。」
相手から操作されたり、圧力をかけられたら
・とっさに反応せず間をとる。黙る
・「それについてはゆっくり考えてみます」これだけで充分
その他のバリエーション
「考える時間が必要です」
「10分後にまた連絡します」
「明日の朝、お返事します」
「ちょっと考えさせてください。なにしろ、あなたのおっしゃったことは私にはとても重要に思われるので、どうしてもじっくり考えたいのです」

相手の攻撃から身を守り、心の強度を上げる手段

相手のきつい一言をそれなりにかわせるようになっても、中には太刀打ちできない攻撃もあります。そんなとき、どうやって心を守ればいいのでしょうか。思いつくものを挙げてみます。

嘘でもいいから好意を示す

人から何かしてもらったとき、「お返しをしなければ申し訳ない」という気持ちになったことはありませんか? これは「返報性の原理」と呼ばれる心理です。この法則を利用して、相手に自分のことを好きになってもらいましょう。

・共感を示す
・相手を褒める
・感謝を示す

嘘でもいいから好意を表現してみましょう。

これは私も経験したのですが、嫌いな相手に「いつも○○してくれてありがとう」と無理やり笑顔で言ったら、強気な相手が態度を軟化させて驚いたことがあります。「え、いや、べ…別にいいよ(照)」「こっちこそ色々してもらってるし…(モジモジ)」って。それにより、こちらも「あれ? 実はいい奴?」とわずかに好感度UP。

心がこもっていなくても、好意的な言葉を口にすることで、自分の心もポカポカしてくるから不思議です。

戦略の一つとしてぜひ取り入れましょう。

体を鍛える

ひ弱で怠惰な人間(私)にとっては理想でしかありませんが、体を鍛えることで自信がつくとはよく聞く話です。

以前、武闘派の人が「上司に侮辱的な言葉で説教されても『いざとなったら俺はこいつを殴り殺せる』と思えば我慢できる」みたいなことを言っていて、ひぇ~物騒な~と思いつつも妙に納得してしまいました。

肉体的安全が確保されていれば、他人の嫌がらせもはね返せそうです。

さらに、体を動かすことで、嫌な気分や考えを追い出すことができるので、一石二鳥。

周囲の人を味方につける

味方がいると、心強いですよね。現状を変えられなくても、自分の気持ちを理解してくれる人がいれば、何とか乗り越えられることもあります。また、直接関係のない第三者に話を聞いてもらうことで、客観的な意見を得られることがあります。

中には、間接的に人を動かすのがうまい人がいます。自分に有利な状況を作り出したり、自分は手を汚さずターゲットを成敗したり。

孤立した状況では難しいこともありますが、一点突破できそうな部分を探すことで、好機をつかむ可能性が高まります。

残念ながら、私はこういった政治的なことが大の苦手なので、具体的なノウハウは持ち合わせていません。ぜひ身につけたいスキルです。(無理)

第三者に間に入ってもらう

実害を被ったときは権力に訴えることができる。このことを知っておくと心を強く持てそうです。

職場であれば、上司や人事部、上層部、社内の相談室などに。学校なら、担任の先生、相談担当の先生、学年主任、養護教諭、生徒指導主任、スクールカウンセラーなど。学校の対応によっては、各市町村の教育委員会に相談する手もあります。厚生労働省や文部科学省の情報ページでは、「いじめは人権侵害である」として、法務省の人権擁護機関、警察相談窓口を挙げています。

その他にも、弁護士や行政書士など、法的解決をサポートしてくれる専門家がいます。

こういった先に相談するときには、あらかじめ証拠を記録しておきましょう。

日時や詳しい言動を記した日記、関係書類、メール、ライン、音声記録、写真、動画など。

これらは遺恨を残すことにもなりかねない手段ではありますが、最終的な手段として有効です。

<参考サイト>
職場のいじめ・嫌がらせ問題の予防・解決に向けたポータルサイト「あかるい職場応援団」
ここにもあります!相談できる窓口が。「いじめ」しない させない 見逃さない – 政府広報オンライン

頭の中を整理し、境界線を引く

人間関係のストレスから身を守るには、他人の気分に対して境界線を引くことが大切です。

自分は自分、他人は他人。「信頼関係とか友情というのは、おたがいの不干渉地帯が確定してはじめて生まれるもの」とベルクハン氏は言います。また、自分の聖域に対して責任を持ち、他人の聖域を尊重しましょう、とも。

問題を改善するためには、何が必要か具体的に考えていくことで、答えが見えてきます。それを整理する方法を「ストレス軽減!人間関係を改善するレッスン」でまとめました。

1. 問題が改善可能かチェックする
【高】改善されつつある
【中】改善の可能性がある
【低】改善の可能性がない

2. レベルごとの改善策を探す
【高】改善されつつある
・今の状態を維持しながら、よりよい解決策を探す

【中】改善の可能性がある
・お互いの意見の共通点・相違点と妥協案を探す

【低】改善の可能性がない
・お互いの意見の共通点・相違点を書き出す
・それぞれの将来につながる形で別れられるようにする

3. 相手のよいところ・よくないところを書き出す
・他の人の意見を聞く
 → バランスのよい答えを探す

4. 将来、誰とどのような関係を築きたいか書き出す

回避する

今の環境を簡単に変えることはできないし、相手を変えることも難しい。それが現状だと思います。

ただ、ここまで手を尽くしても改善が難しいのであれば、回避ルートを探るしかありません。

今の環境を変えてはならないと思い込んでいたり、ここで逃げたら未熟なままと自分を叱咤することで、悪循環にはまってしまうことがあります。

変えられる余地があるときには、自分が快適にいられるルートを選択すればOK。

攻撃をうまくかわす言葉、受けたダメージを回復させる術を習得しておくことも役立ちます。

【関連エントリー】
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最後に

軟弱ハートの持ち主である私は、何とか図太くなりたくて、心臓に毛の生えたイメージを必死に思い浮かべていました。

でも、結局図太くはなれませんでした。(と言いつつ、図太くなれない云々と弱さを語る私はある意味十分図々しいよねとも思います)

他人の気分に大きな影響を受けてしまう人は、共鳴しやすい性質なのではないでしょうか。音叉みたいにビュワワァ~ンって。

音叉 KTF-500 (A-440Hz)

敏感に反応して振動するから、すぐ疲れちゃう。

でも、心が揺れやすいこと、振動を伝えやすいことは、必ずしも悪いことではないですよね。

そういう自分の性質を踏まえた上で、相手との関係を調整していけば、摩擦を少なくする工夫が見つかるはずです。

問題の程度によって、対処の仕方は変わりますが、大事だなと思ったのは3つ。

・一定の距離を保つこと
・相手に期待しないこと
・自分の考えを押しつけないこと

あとは、挨拶さえすればOKなんじゃないかと思います。

と言ったって、怒りや悲しみは消えないので、適宜愚痴ったりガス抜きしたりして、何とかやっていきましょう。嫌いなものを見るよりも好きなものを見つめる時間を増やしながら。

 

<本日の一冊>
バルバラ・ベルクハン (2002)『グサリとくる一言をはね返す心の護身術』(瀬野文教訳)草思社

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