ナミうつブログ

「うつ」のお悩みを軽くするヒントを双極Ⅱ型障害の人が模索するブログです。

【うつ病告白のヒント】大切な人に本音を伝える怖さと不安

 

考え中のアヒル

「うつ病になったこと、誰にも言えない」
「居場所がないような感覚になる」

一人で苦しみを抱えていると孤独感が大きくなります。

大切な人にわかってほしい。でも、もし拒絶されたらと思うと怖い。

病気であることを言うべきか言わざるべきか。一体どうしたらいいんだろう?

もし私が過去の自分に聞かれたら、こう答えます。

「言いたきゃ言えばいいし、言いたくなきゃ言わなきゃいいよ」

こんな答えじゃ怒られちゃいそうですけどね。

伝えたいけど伝えられなくて苦しんでいるなら、自分が一番ラクな選択をするのみ。

どうしたら納得できるか。
どの行動が自分に合っているか。

まずはモヤモヤを整理することから。

不安に押しつぶされそうだよ~、自分がどうしたいのかわからなくなっちゃったよ~という方、一緒に考えてみませんか?

<本文に入る前に>
ご家族などには現状を伝えることをおすすめします。うつ病治療には身近な人のサポートが不可欠です。
【参考】うつ病を理解してくれない家族へのアプローチ方法

職場、面接においての選択肢はこちらに少し書きました。
【参考】友達に・職場の人に・面接でうつ病って言う?言わない?

お急ぎの方、長文を読む元気がない方は最後の「まとめ」をご覧ください。(お忙しい中、体調が悪い中、お越しいただきありがとうございます)

カミングアウトが怖い理由

友達や恋人に病気のことを言うか言わないか迷ったとき。葛藤のもとになっているのは「嫌われたらどうしよう」という恐れ。

これをさらに分けると、こんな感じでしょうか。

・だまっていることへの罪悪感
・うまく付き合えなくなるんじゃないか
・キツいことを言われるんじゃないか
・相手が離れていくんじゃないか

一つずつ見ていきましょう。

だまっていることへの罪悪感

「本当のことを言わないでいたら『信頼されてない』と思われるんじゃないか」

「何か聞かれたときにテキトーな嘘をつくことになる。大切な人に不誠実な態度をとるのはイヤ!」

ここから生まれる罪悪感。

別にすべてを伝える必要はないし、ごまかしたっていいんですけどね。

相手に「なんで言ってくれなかったの?」と言われたら、先の言葉を伝えればOK。「あなたに嫌われたくなかったから」。

私が相手の立場なら「そんなことで嫌いになるわけないじゃん! バカ!」と言います。愛です。

中には「何も言ってくれないなんて最低!」「嘘ついてたってこと!?」と怒り狂う人もいるかもしれません(いるかな?)。

そういう人はちょっと難アリな気がします。愛情の裏返しなんでしょうけど、ちょっと怖い。「あんた私の何なのさ?」と思ってしまいます。関係性にもよりますが、私なら距離を置きます。

うまく付き合えなくなるんじゃないか

「今まで通りの関係を保てなくなったらどうしよう!」

うつ症状がひどくて約束をドタキャンしてしまったり、精神的に不安定でどっと疲れてしまったりするときですね。

頻繁に会っている場合、うつを隠して今まで通りに付き合うのは難しくなります。

断るのは悪いからと無理に合わせていると疲れるし、そういう心の状態は相手にも伝わります。それはお互いにとってよろしくありません。せっかくなら楽しく過ごしたいものです。

だからこそ、我慢しない。うつ病と言わなくても「体調不良」でOK。

「ずっと調子悪いんだね?(=期間長すぎない?)」と訝られても「うん」と答えればいいし、「私のこと避けてるんじゃないか」という空気を感じたら、「もっと遊びたいけどどうしても調子がすぐれなくて」とやんわりと弁明。

それでも噛み合わなくなってきたら、うつ病だと言う。あるいは、しばらく距離を置いて、元気になってから「実はあのときうつ病だったんだ」と伝える。

そんな感じでいかがでしょうか。信頼関係が築けていれば問題はないと思います。その後の懸念は以下に続きます。

キツいことを言われるんじゃないか

「そんなの気の持ちようでしょ」
「もっと頑張らなきゃダメだよ」

心が弱っているときの叱咤激励は堪えます。自分が価値のない人間だと断言された気がして泣きたくなってしまうかもしれません。

こういうときに相手の真意をくみ取るのは難しいものです。

でも、お互いを知っているからこそ伝えられる言葉は多い。親しい人の言葉はきっと、あなたを思うがゆえの言葉。

受け入れられなかったとしても、そのことは忘れないでいたいですね。

もし、相手が思いやりのない言葉をかけてきたら。

うつ病への理解が足りないなら「こうだよ」と補足すればいいし、偏見があるなら「違うよ」と言えばいい。

それでも伝わらないときは、ちょっと距離を置いた方がいいかもしれません。

相手が離れていくんじゃないか

何も言わずに距離を置かれる場合。

「うつ病ってよくわかんない」
「なんかめんどくさい」
「そういう人とは関わりたくない」

大切な人がそう思っていたらショックです。

ここまで否定的ではなくても、腫れ物にさわるような態度で急によそよそしくなると、ちょっと寂しいですね。

でも、多くの場合は「あなたのことを思って」という気遣いなんですよね。「傷つけたくない」「こんなときどんな顔すればいいかわからない」という戸惑いとか。

理解がない人もいるけれど、言葉が見つからない人が多いんじゃないのかなと思います。

離れていった=嫌いになった、ではない。

気持ちが落ち着いてから考えると何か違う答えが見つかるかもしれません。

 

理解してもらえない悲しみ

こういうイレギュラーな出来事は、人間関係におけるリトマス紙になるなぁと実感しています。

大切な人に理解してもらえないのは悲しいけれど、つらい心境をくみ取ってくれる人はいます。だから、誰にも伝わらないと絶望することはない、いや、そりゃ、わかってもらえないのはつらいんですけど、そういう人ばかりじゃないよと。世界は広いのです。孤独を感じたら思い出しましょう。

そして、もう一つ。友達、恋人の定義は人それぞれ違う。この前提も忘れてはいけません。

私は友情においても「こうしなきゃ!」に縛られていたんですね。相手に嫌われたくなくて。自分のものさしをすべてに当てはめて、相手に期待し過ぎていたことも苦しくなる原因だったんでしょうね。

誰にもわかってもらえないこと、この世に居場所がなくなることを恐れていたけれど、それは自分の思い込み、ただの幻想でした。

自分の気持ちは自分にしかわからない。人の気持ちを理解できないのは当然。

そして、自分がここにいる以上、居場所がなくなることはない。私が存在しているこの場所が私の居場所。

当たり前のことを見失っていました。

何も恐れることはなかったんですよね。

 

うつ病は「恥」じゃない

私が療養していることを伝えるのに抵抗を感じたのは、「人生終わった」と絶望していたことが大きいですね。

うつ病になるってことは、正しい道から外れるってこと。私は落ちこぼれ。人間失格。心が弱いからこうなる。

こんなふうにしか考えられなくて、自分に失望しました。

でも、別にそんなんじゃないから。

病気になるのは、人間として否定されることでも恥ずべきことでもありません。

完璧な人なんていないし、誰だって失敗することはあります。そうやって人は成長していくんですよね。

痛みを負う、心身の調子を崩すという点で、風邪を引いたり、盲腸になったり、骨折したり、ガンになったりするのと変わらない。それぞれ痛みは違うし、同列に語れるものではないけれど、うつ病だけが特別というわけではない。

軽んじちゃいけないけど、深刻に考えすぎる必要もない。

病気になったって、“わたし”という存在は何も変わらない。

そう考えれば、今の自分の状況を伝えるか伝えないかは、自然と答えが出てくるんじゃないかなと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。って、長い!

なので、まとめます。

大切な人にうつ病だと言うか言わないか、迷いに対する答え。

Q1.黙ってたら信頼されてないと思われるんじゃないかしら?

A.言わないことで信頼関係が崩れるとは限らないし、ちゃんと気持ちを伝えればわかってもらえるよ。怒る人はこちらのことより自分が大事。多分。

Q2.今まで通りの関係を保てなくなるんじゃ?

A.言っても言わなくても信頼関係があれば大丈夫。「体調不良」で通せなくなったら、うつ病って伝えたらいいのかな。健康第一。疲れない程度にね。

Q3.キツいこと言われたらどうしよう?

A.内容にもよるけど、別に悪意があるわけじゃないと思う。うつ病がどんな病気か知らない人は何と言ったらいいかわからないだろうし、偏見を持っている人に理解してもらうのは難しいから、その点を踏まえた上で考えるといいかな。

Q4.相手が離れていくんじゃないか?

A.相手の反応だけで、その人の真意は判断できない。「ちょっとしたことでも傷ついて耐えられない!」という状況なら言わない方がいいかも。

……こんな感じですかね。

それでもやっぱり迷うときは、じっくり考えながら時期を待てばいいと思います。「伝えたい」と思ったときに話すのが一番だから。

でも、あーでもないこーでもないと迷いすぎて苦しくなることもあるので、思い切って言っちゃうのもアリだと思います。スッキリしますよね。

状況によって答えは変わりますし、ここでお話したことは一つの考え方に過ぎませんので、ご自身が納得できる選択をしてください。

まずは、自分が「そのまんまの自分」を受け入れることから始まるのかなと思います。

 - 人間関係の悩み  ,

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Comment

  1. 真さん より:

    ナミさんこんばんは

    うつ病と告白ですね。自分も答えが見つかっておりません。
    友達未満なら、「夜眠れなくって、お医者さんに行って薬もらって飲んでいる」なんて言ってました。
    後去年ある人(好きというより憧れの人)に会った時、自分は最初っから、会ってすぐに、カミングアウトしようって決めてました。当時は病気が隠せなくって、手の震えとか、

    もちろんデメリットも頭に入れて、しばらく下を向いてました。(この間が怖く)でもすぐに、言ってよかったと、ものすごく優しい人でして。(この方自分より年上の方なんで、言って任せようなんて思ったかもしれませんね)
    でもなんか不思議とこの人だったら、感じることがあって(又逆に全く感じない人もいます)それが本当に難しいんですよね。

    でも同じ時期に職業訓練受けてまして、自分の様子見て「メンタルの病気?」
    ってずっと思っていたらしく、ある日何かの話の中「私の知っている人がうつ
    になって」「それ自分も数年前」なんてつい、
    でもうつ病告白後は性別年齢超え、何でも話せる友達に^^このハードル超えたら、凄いんですが、それが本当に難しいんですよね。

    当時訓練校で、1分スピーチがあって、テーマーは自由(クラス6人少人数)
    本当に個性一杯のいい人ばかりで、しかしこの時、自分の病気を隠すと上手く伝わらないんです。
    例えて言うとうつ病の人が病気隠してブログ更新する感じで、肝心のところが
    上手く伝わらない。
    そこで自分は1分スピーチで、カミングアウトしようと無謀にも思いました。
    (今思えばバカ)今思えば、一つ間違ったら、朝の爽やかな、スピーチを愚か者のカミングアウトスピーチに^^
    クラスの友達に相談したところ、すぐに、
    「私はいいと思いますよ^^」って言ってもらい、そして作戦じゃないけど、
    色々な場面想定してもらって、その日の先生(一日限りの先生、かえって言いやすい)
    そして原稿何度も書き直して、前日は夜中に目が覚めて書き直し、ろくに眠れませんでした。

    「自分は数年前うつ病に」うつ病の言葉はこのたった一言だけ、後は嬉しかったこと、ここにポイントを集めよう。
    で、当日クラス一のムードメーカーでもあるこの友達に「変な雰囲気後、しくじったら」フォローをお願い、
    この友達いつも以上にメモ一生懸命。構えてくれて^^
    でもやはり言えませんでした。うつ病→病気に変わり、目に見えない凄いプレッシャーがかかりました。
    終わった後なぜか満足感が、(実は以前にも、数回試みて)終わったって感じ。

    卒業一週間後、ブログをやり始め、ある日電話が訓練校の時の友達で、「ブログの事他のクラスメートに言ってもいい」「いいよ、いいよありがとう^^」

    自分のブログで2記事目初めて「うつ病」って書きました。
    この記事、タイピングしてて、正直手が震えました。
    で、あの時相談した友達(ナミさんと一緒^^)
    笑顔で「言ってもいいし、言わなくってもいいし、どちらも正解だと思いますよ」ですね^^

    • ナミ より:

      真さん、貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございます。

      確かに、明らかに体調が悪いときは「元気だよ~」なんて受け答えをしても不自然ですもんね。手足の震えとか顔色の悪さとか。「明らかに病気だろ」というツッコミ必至です。

      そういうとき真さんのセリフ「夜眠れなくって、お医者さんに行って薬もらって飲んでいる」はいいですね。オブラートに包んだ真実。程よい距離感を保てそうです。

      病気を隠すと文脈が不自然になるのはすごくわかります。そうなると「もうボロ出さないように黙ってるしかない」と焦って存在感を一生懸命消したりなんかして。自分が思っているほど周りは何とも思ってないケースも多いんですけど。

      うつ病は人それぞれ捉え方が違うからこそ難しいですね。深刻に受け止める人もいれば、「ふ~ん」と超あっさりな人もいます。どちらにしても、悪意のある人はそれほどいないような気がします。

      シンパシーを感じる人、います。一から十まで説明しなくても通じ合えることってあるんですよね。不思議です。訓練所のお友達も真さん憧れの人も、本当に優しい方なんでしょうね。真さんと引き合うということは、そういうことなんだと思います。素敵なことです。

      終わった後の満足感、わかるような気がします。自分にとって大切なことと向き合って、行動に移せたこと。これは自信になります。プレッシャーから解放されて、自由を感じられるということもありますよね。

      たくさん悩んでたくさん迷って、答えが出るまでは苦しいけれど、それは必ずプラスになる。そう思うと、ちょっと勇気が湧いてきます。

      さまざまな葛藤と闘いながら、目の前のことを大切にされている真さん。その前向きな生き方に励まされる思いです。いつもまっすぐなコメントをありがとうございます。

      正解がないからこそ、自分が納得できる答えを探し続けていきたいものです。

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