耳鳴りが治る?原因と治療法(ためしてガッテンより)

蓄音機

耳鳴りに悩まされている人は多く、全国で300万人とも。あなたも耳鳴り予備軍かも……?

と、ためしてガッテンでやっていました。

ついに!耳鳴りが治る 原因解明&治療最前線

うつ病の身体症状にも挙げられる耳鳴り。私も療養中は悩まされました。もうほんとにウンザリしちゃってね。

そんな耳鳴りの効果的な治療法があるそうです。「ガッテン」なポイントがいくつかありましたので、備忘録を兼ねてまとめます。

 

耳鳴りの原因

なぜ「キーン」という不快な音がするのか?

その原因の7割を占めるのが「脳の過剰興奮」なのだそう。

これは一体どういうことか、番組内ではこんなふうに解説されていました。

誰でも耳鳴りはしているのだけれど、知覚していないだけ。無響室(音がしない実験室)に入ると、「今まで耳鳴りなんてしたことないわよ」という人でも聞こえるようになります。

なぜ、音がないと耳鳴りがするのか?

それは、脳が気を利かせてくれるから。

「あれ? 音がしないぞ? よし、聞こえやすいようにボリュームを上げてあげよう!」

脳内の「視床」という部分がその役割。視床くんは、音の電気信号を感知する部分をチューニングしてくれるのだそうな。

しかしながら、聞こえやすく感度を上げたために、関係ないものまで拾ってしまうという事態に。脳内にはさまざまな電気信号が飛び交っているのですね。

その結果、「キーーーン!」という耳鳴りが聞こえるようになる、と。

本来なら、感度の調整は一時的なものなのですが、脳が興奮していると感度もアゲアゲのままになってしまうんですって。

【ガッテン】

  • 耳鳴りの原因は、視床くんのハイテンション
  • 聴力の低下によって耳鳴りは誰にでも起こり得る

なるほど。

 

耳鳴りの治療法

今回、紹介されていたのは、補聴器による治療です。

番組に登場した耳鳴りにお悩みの男性。補聴器による治療を始めてから、長年続いていた「キーン」という耳鳴りがなくなったそうな。

おぉ、タイトル通り「耳鳴りが治る」だ。

でも、誰でも気軽に簡単に、というわけにはいかなそうです。

まず、補聴器が10万円前後。ここで脱落です。補聴器相談医という人がいて、患者さんに合った補聴器のタイプの相談や販売所を紹介してくれるらしい。効果的な治療のためには、補聴器をこまめに調整することも大切だとか。

う~ん、けっこう大変ですね。でも、これで頭がクラクラおかしくなりそうな耳鳴りから解放されるのなら安いもの?

で、専門医の先生いわく、

「他にもさまざまな治療法があるので、気になる方は耳鼻科へ」

ですって。

となると、結局、前ブログで書いたことと同じ話になります。

ストレスフル!耳鳴りがうるさいときの3つの対処法

「あまり気にしないようにね」って。

 

耳鳴り軽減のポイント

最後に、耳鳴りを和らげるために日常生活でできることも紹介されていたので、簡単にまとめます。

耳鳴りを軽減するポイントは2つ。

① メカニズムの理解
② 静寂を避ける

「キーンって音がするよぉぉ~」と気にすれば気にするほど不安になってきます。この不安から悪循環にハマってしまうので注意。

耳鳴りを気にする → 音に敏感になる → もっと耳鳴りが気になる → 「耳鳴りうわぁぁぁ~!」… エンドレス

不安になるのは、原因がわからないから。「一体どうなっちゃうんだろ!?」と考え出すと誰でも気になっちゃいますよね。それを和らげるためにメカニズムを知るべし、と。

そして、いろいろな音に触れるのも良いそうな。テレビ、ラジオ、音楽など。「音を豊富に」と先生は言っていました。

毒をもって毒を制す的なことでしょうか。

結局、気にしすぎないことが大事ってことになりますね。不安を和らげるための策。さっきと同じこと言ってます。

今ふと思ったんですけど、近眼の人がメガネという矯正器具の存在を知らずに「見えないよ視界がぼやけるよ~、クラクラする、うわぁぁ、どうしよう~!」とパニクっている状態に似ているのかもしれませんね。いや、耳鳴りの「キーン」は本当につらいから、それと一緒にはできないかな。まぁ、心理的イメージとして。

私の場合、うつ症状が良くなるにつれて耳鳴りもおさまってきました。今はもう耳鳴りはしていません。心身に生じるすべてのことに対して過敏になっていたことが大きかったんだろうな~と感じます。今振り返れば。

聴力の低下が原因となると、補聴器を使うなどの治療が必要なんでしょうが、精神的な病気と関わる耳鳴りは特に気持ちを落ち着けることが大事なんでしょうね。

だから、「うつ病の場合は症状と一緒に治っていくから大丈夫だよ」と考えて過敏にならないように。

こう言われるのが一番釈然としなかったりするんですけどねぇ。

そんでもって、これはあくまでも私の経験から言えることなので、気になる症状がある方は主治医や耳鼻科の専門医に相談を。

ってこれもまた、ありきたりな結論なんですけれども、やはりここではこう言わざるを得ないわけで、そうなると「気にしないように考えすぎないように」とくり返すハメになりますね。あぁ。

 

音楽で耳鳴りを忘れよう作戦

「耳鳴りが良くなりますように」と祈ると耳鳴りのことに意識が向いてしまうので、何か他のことしましょう。そう、ヤツのことは忘れましょう。

以前書いた耳鳴り対処法「音楽を聴く」のところでマキシマムザホルモンを挙げたので、今日はその対極にあると思われる音楽を。

グレゴリオ聖歌。

アーティストによる作曲ではない自然発生的な音楽というイメージ。不思議な引力があります。音楽の出発点はどこなんだろう……と思いを巡らせながら。

もう一つ。

こんなのもありました。グレゴリオ聖歌に般若心経の歌詞をのせて。初音ミクさんが歌います。

宗教に対する日本人の柔軟性を感じます。

4 COMMENTS

ひろこ

ナミさんこんにちは。
薬が効いて治りつつあるかも?と思ったらひさしぶりにうつ状態が二週間以上も続いてまいっております。
耳鳴りはつらいでしょうね…わたしはいま吐き気に悩まされております。
ナミさんにように症状が治まることを信じてみようと思います。

気付いたのですがブログ内の検索サーチは削除されたのですか?「運動」などのワードを入れて検索して記事を探すのに便利でした。もしなにか理由があって削除されたのなら余計なことを申し上げてごめんなさい。

いつもありがとうございます。ナミさんのブログがとても励みになっています。

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ナミ

ひろこさん、こちらこそいつもありがとうございます。

天災が忘れた頃にやってくるならば、うつの波がやってくるのはホッと一息ついた頃でしょうか。本当にまいってしまいますね。吐き気もものすごくつらいですよね。あの込みこみ上げる不快感。いつ大惨事になるかわからない恐怖。何もする気になれませんね。ひろこさんの症状が少しでも和らぐことを祈ります。

ブログ内検索、わかりにくいですよねー。すみません。いちおう前と同じ場所(サイドバーの広告下)、feedly購読ボタン(ブルーの「購読する」)と「NEW POST」の間のうすいブルーのボックスが検索フォームとなっております。存在感薄すぎですね~。Google検索のものに変えようと思いながら、めんどくさがってそのままでした……。そのうち変更する予定です。

こういうご意見をいただけるのはめちゃめちゃありがたいです。とても参考になります。また何かお気づきの点などありましたら教えてください。

このブログは、ひろこさんをはじめ訪問してくださるみな様のおかげで成り立っているなぁとしみじみ感じます。ありがたやありがたや。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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goichi

はじめましてgoichiと申します。
突然の書き込みお許しください
他の方と同じく、「死にたい」で検索ここにたどりついました。

私は現在51歳の男性、家族がいます。
7年前に、うつ病と診断と診断され未だに悩まされています。
最近では会社経営もうまく行かず、倒産寸前の有様。
借金もあり、今では、毎日死にたいと思う日々です。

そのせいか、先日は交通事故にもあい、八方ふさがりの状態。
事故は100-0で相手の責任なのですが、
「あ~、死神が近くまできている」、そう思いました。
たいした、保険にも入っていないので、
死ぬにも、死ねないのです。

お金もないので、通院はしていますが、精神安定剤しかもらえません。
ナミ様もうつ病とのこと、心中察しますと心が痛くなりますが、
それでも、ナミ様の前向きなブログや、他の方のコメントを拝見して
「うつでも、今日を生きている人たちがいる」ことがわかりました。

このブログに出会えて、本当に感謝しております。
「死にたい」気持ちは未だにきえませんし、もう限界かも知れませんが
とりあえず、今日、1日を生き延びようと思います。
内容のない、一方的な書き込みで
大変失礼いたしました。

ナミ様も、心と御身体ご自愛ください。
ありがとうございました。

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ナミ

goichiさん、はじめまして。つらいお気持ちを抱えた中でコメントをくださり、ありがとうございます。

交通事故に遭われたとのことですが、お怪我などありませんでしたでしょうか。どうぞお大事になさってください。

死ぬことを考えずにはいられない、これほどつらいことはありません。

7年もの長い間、苦しい中で過ごしてこられたこと、社会的にも責任ある立場で今も闘い続けていらっしゃること、本当に厳しい毎日だと思います。私のような甘ちゃんには想像できないような苦難も乗り越えてこられたのでしょうし、プレッシャーも相当なものだと思います。

私も、このブログにコメントをくださる皆さまの前向きな生き方にはいつも励まされています。goichiさんが「死にたい」という思いを抱えて今日を生きていること、その苦しみを伝えてくださったことも私にとってはかけがえのないこと。とても嬉しく思います。ありがとうございます。

生きること・死ぬことがどういうことなのか答えは出ませんが、今この瞬間に目を向けることが何より大切なことなのかなぁと思います。goichiさんがおっしゃる通り、今日1日を生き延びる。これに尽きますね。

goichiさんに穏やかな日々が訪れますように。季節の変わり目ですので、お身体に気をつけてお過ごしくださいませ。

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