スピード感と「明日でいいことは今日やらない」の整合性について

カフェで作業

先日「完璧主義をやめる方法」として、次の2つのことを挙げました。

  • とりあえず始める
  • 早く終わらせる

でも、別の機会に私はこんなことも書いているんですよね。

「明日でいいことは今日やらない」

【参考】焦りに支配された私が学んだこと「明日でいいことは今日やらない」

あれ? 言ってること矛盾してる??

というわけで、今日はこの2つの考えは両立するのか考えます。

結論:どちらも負担を軽くするための策

スピード感(とりあえず8割方完成させる)

明日でいいことは今日やらない

なぜこれらのことが必要なのか?

共通する問題は、両手いっぱいに荷物を抱え込んでしまうこと。

まず、①で困っていたのは、完璧を求めるあまり、やることがどんどん増えてしまうこと。

問題点①:やらなくてもいいことにまで手をつけて、収拾がつかなくなる。

解決策:制限時間を設けて、早く片付ける(スピード重視)

そして、②で困っていたのは、何でも前倒しにして自分を不必要に追い込んでしまうこと。あるいは、嫌なこと、気になることを早く終わらせることで、新たな仕事がどんどん追加されること。

問題点②:エネルギーを使い果たしているのに、頑張らなきゃいけなくなる。

解決策:何でもかんでも引き受けない(明日でいいことは今日やらない)

つまり、

①のスピード感重視は、抱えている荷物が膨張するのを防ぐための策。

②の「今日やらない」は、持てない分をちゃんと捨てるための策。コンディションが整わないときに何でも引き受けないための策。

いや、抱えている荷物が膨張することなんて実際にはないんですけど、他の例えを考えるなら、かばんのポケットすべてを完璧に点検しようとする、みたいなイメージでしょうか。

大事なのは、

  • 早めに8割終わらせて、残り時間は余裕をもって片づける
  • 早く終わったら、やってるフリをする
  • いつもギチギチに詰め込まない

例えば、宿題。

時間を決めて一気に問題を解く。
わからないところはとばす。
とにかく最後までやる。
残り時間でわからなかった問題の答えを赤ペンでのんびり書き写す。

そんなイメージ。「わからなかったところはちゃんと考えろよ」というツッコミは必至ですが、「完璧にやろうとしてほとんど手をつけられなかった」よりはましだよね、ってことでご容赦くださいという具合です。

そして、宿題が早く終わったからといって、新たな課題に手をつけないこと。

ちゃんと休憩すること。

四六時中、稼働してたら消耗が激しくて壊れやすくなっちゃうよ的な教訓です。

一人でいろいろ抱え込みがちな完璧主義者の心得

というわけで、冒頭で挙げた2つは、矛盾するどころか両方大事でした。

  1. とりあえず始める
  2. でもいいから終わらせる(本気モード)※完璧主義者基準の雑
  3. 一段落ついたら、のんびりモードにチェンジ
  4. 休みを確保する
  5. 何でもかんでも引き受けない(もっと断る)

完璧を求めがちで、一人でいろいろ抱え込んで疲れてしまう人向けの心得です。

  • やれることは限られています
  • もっと休み時間と好きなことやる時間が必要です
  • やることやって休んでいれば誰も文句は言えないよね(※うつのときは「休むこと」がやるべきこと)

自分のキャパシティを知りましょうね、ってことですかね。

完璧主義の人は「質より量」を心がけた方がいいのかもしれません。一つのことにこだわりすぎるから。

いずれにしても、そんなに欲張っちゃだめよってことです。

  • やることを制限
  • 大事なところだけ

以上のことを「雑事とエラー対応に追われて日々は暮れゆく」書いた人に伝えておきます。

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