「コミュニケーション能力を上げたい」
「うまく人と付き合っていくためにはどうしたらいいの?」
その答えとなるかもしれない本を読みました。
SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)の最初の一冊におすすめ、と読書猿さんが紹介していた本『みるみる会話力がつくノート』です。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)を自分でやろうと思うのですが、おすすめの本はありますか – marshmallow-rm
「発達障害がある人のための」とタイトルにありますが、対人スキルを高める方法として、誰でも役立てられる内容になっています。
人と話すときの身体の使い方、タイミング、文例など、かなり詳しく言語化されているので、対面の会話が苦手な人、自分から話しかけるのが苦手な人は一読の価値あり。
入門編、「基本のキ!」という感じで、とにかくやさしい&わかりやすい内容です。
さて、注目したいのは、文例つきで紹介されている書き込みシートです。
具体的なシチュエーションを例に挙げ、何種類ものフォーマットが紹介されています。
中でもよさそうだなと思ったのが、伝えたいことを5W1Hに振り分けて整理するワークシート。これは便利そう。
というわけで本書を参考に、よりシンプルな形にして、自分用メモシートを作ってみました。
こういうのは、実際に書き出してみることがポイントですね。それにより効果がググッと上がると思います。
頼みをキッパリ断るときの対策としても使えるでしょうか。
こういう回答で相手が引き下がってくれないから困ってるって話なんですけども……。
まあでも伝えるべき内容を整理できると、自信をもって事に当たれそうではあります。
あと、きっちり整理することで、ぐちゃぐちゃ悩まずにすむというメリットもありますね。
頭の中でああでもないこうでもないとやっていると、堂々巡りに陥りがち。「一通りここに書き出したら終わり!」と決めておけば、精神衛生もいい感じに保たれそうです。
とにかくまずは、いろいろ試しみることですね。はい!わかりました!
今回紹介した『みるみる会話力がつくノート』はSSTの入門編。ある程度コミュニケーションに自信がある人にとっては物足りないかもしれません。
でも、本書を読んで私は痛感しました。人間ってえらい高度なことやってるんだな~と。
そもそも、言葉にすると、自分が普段やってるコミュニケーションってけっこう意味不明なとこあります。みんなが当たり前だと思ってやっているから成り立っているだけで、実際は不合理なやりとりも少なくない。
だからこそ、きっちり理解して使えるようになったら、ちょっとは自信がつきそう。
これをきっかけに、ソーシャルスキルトレーニング、もっと学んでいきたいと思います。