ネットをぼけ~っと眺めていたら、こんな記事が目に入りました。
能力が高い人は「自分の本心」をよく知っている。成長するために書き出してみるといい意外なもの – STUDY HACKER(スタディーハッカー)
- 「やりたくないこと」を書いて本心を知る
- 嫌なことを書き出すことで、それと対照的なやりたいことが見えてくる
- 1日1個「やりたくないこと」を書く
なるほどな~、確かにこれなら取り組みやすいかも。特に、一日一個書き出してみるのはよさそう。
と感心しつつ思い出したのが、人生を引き算で考えること。大原扁理さんが本に書いていた話です。
曰く、今日「何ができるか」より、「何はしなくてもいいか」と消去法で考えたほうが早いかもしれない、と。
やらないことの例は、進学、就職、結婚、貯金、人付き合い、親の期待に応えること、エトセトラエトセトラ。
「もし明日死ぬとしたら何をやる?」じゃなくて、「明日死ぬんだったら、○○はやらなくていいか」で考える。確かにこれなら私でもできそう。冒頭の記事のように、実際に書き出してみると、より頭の中がクリアになってよさそうです。
以前言及したphaさんの『しないことリスト』も共通するスタンスですよね(と過去エントリをリンクしようと思ったら、本単体の感想は書いてなかったので関連ページのリンクを貼っときます)。
心が疲れて弱々な人のための本『がんばらない練習』感想 | ナミうつブログ
(以下、余談)
さて。
私がやりたくないことってなんだろう?
そう自問したとき、最初に思い浮かぶのが「生きること」。
もう少し詳しく言うと、「今こうして生きているこの自分でいること」。
いつ何をしてもついてくる自分を脱ぎ捨てたい。やりたいことを見つけても、それをやる自分とその舞台を心からは「いいね!」と思えないので、前向きに取り組めない。こりゃカウンセリング案件なんだろうな~とは思いつつ、行動を起こす気もないのですけれど。
でも、今こうして生きているこの自分を全否定する気持ちでいるわけではありません。自分という存在ではなく、その行いに対してあれこれ思ってネガティブな気分に陥るのでしょうね。
でも、生きるのがいやだといいつつも、それを10年20年やってると、頃合いがわかってくるのか、「死なない」が上手にできるようになるのですね。これはかなりすごいことじゃないかと自分のことながら思っているのですけれども。10年前の自分にこれ言ったら何て言われるかなぁ、うるせえバーカって言われるかなぁ?
「やりたくない」と思うことの中にも、「これは別にそこまで嫌じゃない」「ここはけっこう好き」という部分があるから、因数分解しないといけないなとは思います。
「やりたい/やりたくない」「好き/嫌い」は絡み合っていて、簡単に分かつことはできないものですよね。「絡み合う」というより「癒着する」とか「とけ合う」とかその他諸々いろんな状態になってそうな気もします。
いずれにせよ、「やりたいこと」の中に「やりたくないこと」が含まれていたり、「やりたくないこと」の中に「やりたいこと」が含まれていたりするから話は簡単じゃないのだと。さらに「どちらともいえない」みたいなゾーンもけっこう広かったりしますしね。
だからこそ、悩んだり迷ったりするのでしょう。
ってことで、冒頭の話に戻るのか。
というわけで、まとめ。
自分が何をしたいのかわからなくなったときは、
この方法を思い出すことで、糸口を見つけられそうです。