相手の非礼を棚に上げるぞ

無神経なことばかり言う人がいて、悩むことがあります。

人のことを無能扱いしたり、バカだと見下したり、「お前らと違って俺は偉い」みたいな態度で人の話を聞き入れなかったり。誰もそんなことは言っていないのに、一方的に悪意を見出して怒りを表出したり。人を物のように扱うところもあり、どういうことなのか理解が難しい。

でも、どうやら本人に悪気はないらしい。「ただ事実を口にしているだけ」「正論を言ったら嫌われた」みたいなタイプなのか、表面的にはわからない微妙な事情を察するのが苦手な様子。

うーん、どうすればいいのか……。

 
私としては、できる限り相手の気持ちを尊重したいし、傷つけることはしたくないと思います。

でも、こちらの気持ちを無視するようなことばかり言われたら、嫌な気持ちになります。

なんというか……人の気持ちを察するのが苦手っぽいのに、人が嫌な気持ちになるツボをあえて狙っているかのようにグサグサ不快にさせる物言いをするところがあるんですよね。そうなるとこちらも、思いやりを持った発言がしづらくなります。

そして、驚いたことに、こちらがオブラートに包むのをやめて、率直な意見を述べると、言われた当人は傷ついちゃうみたいで。人にはひどいこと言うのに、自分はその程度で傷つくんかーい!って。

俺は一体どうすればいいんだ。

 
正直、嫌~な気分になることが多いんですけど、でも、多分その人はこれまでにたくさん傷ついてきたからこそ、防衛反応のようになっている部分もあるような気がします。

『風の谷のナウシカ』の有名なシーンを思い出します。警戒心の強いキツネリスが、「おいで」と呼びかけたナウシカの指に噛み付く。指から血が出る。ナウシカは痛みをこらえ「ほらね、怖くない」「怯えていただけなんだよね」と言う。

キツネリスと一緒にするなと怒られてしまうかもしれないけど、これを思い出すと、優しくなれそうな気がする。ので、ナウシカになりきってやっていきたいと思います。

「ほら、怖くない、怖くない」
「怯えていただけなんだよね」

 

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