「バカだと思われたくない」
これがすべての元凶なのかもしれません。
バカだと思われたくないから、ちゃんとしようと気をつける。うまくやろうと背伸びする。自分で自分に「ダメだ」と言うのも教育の一環。バカと思われないための指導です。
でも、その指導は適切でないことが多い。むしろ逆効果。だから今すぐやめた方がいい。
そう思ってやり方を変えるよう努めてきましたが、長年培ってきた考え方の癖はそう簡単に変えられません。だからこうして同じことを何度もブログに書くことになるわけですね。
というわけで、今日は「過小評価はよくないね」「過度な一般化はやめようね」という話をします。
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改めて考えるきっかけとなったのは前回の投稿。これを書いているときとても楽しかったんですよね。リラックスした状態で、思いつくまま好き勝手に書いたからだと思います。
でも自分は普段から思いつくまま好き勝手に書いているつもりでした。「下手でOK、気楽にやろう」とゆる~く、できるだけハードルを下げて。にもかかわらず楽しさに差があった。前回の投稿はいつもより軽やかだった。ということは、私は「ちゃんと書こう」という意識が思っている以上に強いのだなと気づいたのです(いらすとや効果が絶大だった可能性もあります)。
知らず知らずのうちにハードルが上がって「やっぱり私はダメだ」と思うのは、私あるあるです。先の話で言えば、素晴らしい文章と比べて「ダメだ」と落ち込む。「あれもできない、これもできない」と次々悪いところを見つけてしまう。加えて、対象を過大評価している可能性もあります。隣の芝生は青く見えるというやつです。そのせいで余計に「相手はめっちゃできる、自分はめっちゃできない」と感じる。落差が広がることで、ますます自分が出来損ないに思えてきます。
さらに悲観的思考が加速すると極端な答えを出し始めます。「(文章作成が)うまくできない」を一般化して「(全部)うまくできない」と考えたり、何に対しても「どうせ私にはできない」と及び腰になったり。そんな思考に支配されたら、そりゃ憂鬱でおっくうにもなりますよねぇ……。
このようなしんどさを解消するにはどうしたらいいのでしょうか。
まずは自分の考え方の癖を自覚すること。そして、「いつもの答え」以外の答えを見つけること。これはよく言われることですよね。
具体的な方法としてそこそこ効果があるのは、よかったところを探して書き出すこと(例:よかった日記)。
そして今考えているのは、定期的にゆるふわメッセージが届くシステムを作ること。
- うまくやろうとしなくていいんだよ
- 完璧じゃなくていいんだよ
- 背伸びしなくていいんだよ
- 無理はしないでくださいね
- 3割主義でいきましょう
- 今の自分にできることをやればいいんだよ
自分を責めて黙り込んでしまうとき思い出したいことを自分で自分に送るのです。リマインダーやメールを使えば簡単にできます。もっと気の利いたやり方を見つけられると尚よしです。ただ、慣れてくるとそのメッセージをスルーするようになるので、ある程度の変化を加えることが必要になってくると思います。ほどほどの刺激、大事。難しいネ……
そんなこんなで、私は何度でもくり返します。
「今の自分にできることをやればいいんだよ」