ダラダラして後悔しないための策:おうちで映画鑑賞

チケットとポップコーンと3Dメガネ

昨年の秋ぐらいから映画をよく観るようになりました。だいたい週に1~2本。近所のレンタル屋さんで借りてきます。

当初は、体を動かすことが目的でした。レンタル屋さんまで歩くとちょうどいいお散歩になるなぁと。昨年の秋以降、体調が思わしくなく、気分的にもかなり落ちていたので、体を動かせば、何かプラスに働くのではないかと思ったんですよね。

加えて、映画鑑賞は、落ち込んで悪いことばかり考え死に近づく時間を避けるための策でもありました。このブログを始める前にもそうやって過ごしていた時期があり、それなりに効果があったので、再び試してみようと思い立ったのです。

映画を観ていれば、少なくとも1時間半~2時間程度は余計なことを考えずにすみます。長いものだと3時間、現実から離れられる。本を読むのは難しくても、映画なら勝手に物語が進みます。ボーッとしていても大丈夫。お話を理解しなくたって、美しい映像、素敵な音楽を味わっていれば時間は過ぎる。退屈ではない。もし退屈で睡魔がやってきたら居眠りできてちょうど良い。いずれにしても最高の時間ぶつしになる。いいね!

最初は後ろめたさもありました。こんな呑気なことをして遊んでいる暇はないんだというような。

でも、それは思い込み。これまでさんざん刷り込まれてきた強迫観念のようなものです。特に療養を始めた直後は、休んでいることに対する罪悪感が強かったんですよね。

だから、それを払拭するために言い聞かせました。映画は素晴らしいものなのだ、価値あるものなのだ、心を豊かにしてくれるのだ、視野狭窄に陥ってネガティブなことばかりぐるぐる考えている時間の方が不要なのだ etc. そうやってくり返しているうちに罪悪感も和らぎ、積極的に楽しめるようになっていきました。

あれから10年(はまだ経っていないけど)。ここ最近もまた、映画を観ることが1週間の楽しみとなりつつあります。これはとても素晴らしいことです。何かを楽しみだと思える心、それを持てるのは幸せなことだから。

 

映画は本当に素晴らしい。ゴロゴロしながら観ていても充実感を得られます。ネットをぼんやり眺めているときには後悔することが多いのに。

そう、ダラダラ防止に映画は役立ちます。例えば、ごはんを食べながら映画を見始めるとグッド。私の場合、ごはんを食べて、休憩がてら何となくネットを眺める→ダラダラという流れになりがち。その流れを変えるために再生ボタンをON! 

映画を観始めてしまえば、後悔必至なダラダラコースへ流れていくことはありません。そのまま鑑賞モードへ移行し、必然的に充実感を得られます。ああ、素晴らしい。無為な時間を過ごさずすむ上に、感動(あるいは何らかの心の変化を得ること)までできるなんて。

映画の内容とコンディションによっては力をもらえることもあるから、その後なんか頑張れちゃったりするかもしれない。涙が出たら、スッキリするかもしれない。笑ったら、なんだか楽しい気持ちに。つまらなかったら、なぜつまらなかったのか、どこが気に入らなかったのかを考えてみる。文句を言ってみる。すると自分の価値観がわかる。わかるのは楽しい。納得するとスッキリする。いいことばかりだ~。

 
最近は「WATCHA」という映画記録アプリがお気に入りです。個人的な鑑賞メモとして、観た映画を10段階評価で記録するのが主な使い方なのですが、視聴記録をつけていくと、自分の好みを分析したデータを見ることができます。テキトーに選んでいたつもりでも、「あれ?この俳優さんが出てる映画すごい観てるんだなー」とか「え、昔観たあの映画と同じ監督だったんだ」など思わぬ発見があって面白いです。

集計されたデータから、AIが好みの映画をおすすめしてくれるので、次に何を見ようか迷ったときにも参考になります。

そうやって「次は何を観ようかな~」と吟味している時間もまた楽しい。つらいときには、メランコリックな映画を観れば、カタルシスを味わえるので、楽しくなくても大丈夫。

いやぁ~、映画って本当に素晴らしいもんですね~。

水野晴郎の言うことはまったく正しかった、氏の言うとおりだと痛感する日々です。

【つづき】
ウツなときのDVDレンタルショップ利用法(作品選び&延滞防止策)

2 COMMENTS

アジサシ

僕も映画を見るのが好きです。本を読むのも。
なんだか、ナミさんのおっしゃってること,自分と重なるように思えるんですよね。うれしいです。
映画も本もそれを観たり読んだりしているときは,現実の嫌なことを忘れられます。小説を読む力がないときは詩を読みます。映画はわりと古いフランス映画とイタリア映画が好きです。僕が日々感じているのは,周りの人と自分が違っていると理由で,はじかれてしまっているということ。この国ではみな同じはずという見えない縛りをあらゆる方法で,場面でかけられていると思います。
でも地球上(おおげさですが)には,いろんな人がいます。同じ人間です。映画や本はそれを教えてくれます。

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あたま

更新ありがとうございます。
逆にナミさんの力になってあげたいのですが、
こういう時は、ベタですがやっぱお笑い。

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