ウツなときのDVDレンタルショップ利用法(作品選び&延滞防止策)

映画を選びあぐねる手
前回、映画を観ることでしんどい時間をやり過ごす策について書いたのですが、ふと疑問に思いました。

「思考力が低下してたときって、どうやって作品選んでたっけ?」
「体調悪いとき返却ってどうしてたっけ?」

うつ状態になると、ちょっとした選択さえ困難になります。棚の前に立つだけで圧倒されて何を選んだらいいかわからない。スーパーに行っても、本屋さんに行っても、目の前にたくさんの選択肢を並べられると、わあぁぁぁ~っとなってしまうのですよね。

それほどまでに悪いときには、大人しく休んでいなさいよという話なのですけれど、当時は「何かしなければ」という思いが強く、かなり無理をして外に出かけていました。

そんな状態で、私は一体どうやってレンタルショップを利用していたのでしょうか。特に気になるのは、返却期限です。

DVDをよく借りていた時期の記憶をたどってみると……

作品の選び方
・パッと目についたものを手に取る
・好きな(嫌悪感のない)俳優・監督の作品リストから、適当に選ぶ

延滞防止策
・返却期限にかかわらず、観たらすぐ返す

こんな感じでやっていた記憶です(もう何年も前のことなので、ちょっと曖昧です。「パッと目につくもの」さえわからない、なんて状態もあったような……。でもそんなに酷いときはまだ引きこもっていたかな?)。

旧作DVDは大体7泊8日で貸出されるので、借りた当日か翌日観て、すぐに(当日か翌日)返せば、猶予は5日ほどあります。それまでに何とか頑張って返す。そのときの具合で、また借りてもいいし、調子が悪そうだったら、とりあえず返却だけ。観れなさそうなときも早めに返す。そんな感じで、体調と相談しながら利用していた記憶。

今だったら、動画配信サービスを利用すればOKですね。返さなくていいから気楽です。見放題でお得感もありますし(安いサービスなら料金は月に5本借りるのと同じくらい?)。おすすめとかも出るっぽいから選ぶのもラクそう。便利な世の中になったものです。多分当時もあったと思いますが、まだ今ほど浸透していなかったのかな。

作品の選び方は、人気ランキングから順番に観てもいいし、人に聞いてもいいし、まぁやりようはいろいろあるのかなとは思うのですが、一つ最近わかった傾向があります。

それは、きれいなイエローかライトグリーンのジャケットを選ぶこと。

イエローは太陽の光、グリーンは草木です。それ以外だとしても、黄色か黄緑色のジャケットは穏やか系ドラマが多いので(原色やゴールド系は微妙)、心穏やかな気持ちを取り戻したいときにはいい感じ。自然いっぱいの風景、ハートウォーミングな物語が好きな人にはおすすめの選び方です。
 

と、ここまで私なりのレンタルショップ利用法を書いてみましたが、最初に言ったとおり、棚の前に立っただけで圧倒されちゃうような具合のときは、大人しく休んでなね、という感じです(同居人がいるなら、貸出返却をお願いしてもいいですね)。

で、ちょっと動けるようになったけど、まだ確実に出かけられるかわからないときは、ネットの配信サービスを使うのがよさそう。

で、さらによくなって「体を動かす時間を増やしていきたいなー」と思ったら、レンタル屋さんに通うのはおすすめだよーって感じですかね。目的のある散歩として。

うつ状態になると痛感しますが、何かを選ぶという行為はエネルギーが必要なんですよね。

普通なら当たり前にできる程度のエネルギー、それがなくなっちゃうのは、大変なことです。

だから、そういう大変な状態になっちゃってる人には、少しでも心安まるような何かが見つかるといいなと思います。

それが具体的にどういうものか? その答えは人それぞれ。

映画を観ることで、自分が求める答えにつながりそうな何かが見つかることもあるかもしれません。いえ、あると思います。私はありました。よさそうな作品があれば、また感想を書きます。
 

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