うつ病患者の味方・NPO法人Light Ring.石井綾華代表に学ぶ健康維持活動

会話をするカップル

心の病気は社会全体で解決すべき「社会問題」。

このような考えのもと、NPO法人Light Ring.の代表を務め、積極的に活動されている石井綾華さんのインタビュー記事がありましたので、ご紹介させていただきます。

うつ病は社会全体で解決すべき 医師だけが対象とする病気ではない NPO法人Light Ring. 石井綾華 代表理事に聞く | WEDGE Infinity

石井綾華さんは、1989年、福島県生まれ。現在24歳? ですね。

そんな彼女が、こころの病予防プロジェクト a.light を設立したのが大学在学中の2010年。2012年大学卒業とともにNPO法人Light Ring. を設立。

いや~、素晴らしいバイタリティーです。

石井さんの実体験(摂食障害、父親のうつ病・依存症)

石井さんがこれらの活動を始めたのは、自身とご家族が心の病気で苦しんだ経験からだそう。

石井さんは小学5年生のとき、摂食障害を患って入退院をくり返していたそう。高校3年生のときには、お父様を亡くされています。アルコール依存症とうつ病でした。

「どうして父も私も(依存症や摂食障害に)なってしまったのか」

さらに、石井さんが摂食障害の治療をしていたときの心境も語っています。

「こんなに薬を飲んでいるのに、どうして一向に改善しないんだろう?」
「このまま一生治らなかったらどうしよう」

この言葉、とてもよくわかります。このつらさを小学5年生の女の子が抱えていたんだと思うと……切ないですね。

そんなとき、石井さんを救ったのが家族や友人の存在。

寄りそって話を聞いてくれ、「そんなに焦らなくていいんだよ」と声を掛けてくれたことが、自分にとって本当に大きな力になりました。凄く気持ちがラクになったんです。この経験から、自分のそばに居る人を気にかけることが、治療にも役立つことや予防にもきっと活きていくことを実感しました。

死に直結する非常に危険な心の病。現代社会の生きづらさ。そして、石井さん自身が直面した精神医療の問題点、疑問点、違和感が「Light Ring.」の源になっているんですね。

石井綾華代表の優しさあふれる名言

では、ここで私の首を縦にガンガン振らせた石井さんの言葉を3つご紹介いたします。

その1 「敗北感」を感じなくていいんだよ。

私は、どうにかしてこの病の寛解において「敗北感」を感じることなく、通院を支える別の方法でより早期の段階から対策する方法や手段を創れないだろうかと考えてきました。

精神科や心療内科に抵抗を感じる方は多いと思います。私も病気になったことで「敗北感」を味わいました。これらの気持ち自体が心身をむしばんでしまうこともあるでしょう。

そういった負の感覚に支配されないようにしつつ、心の病気を「寛解」に持っていく。精神病に偏見が残る社会ではなかなか難しいですけれど、何か良い方法を見つけたいですね。

これまであまり考えたことはありませんでしたが、石井さんが指摘するように「予防」という観点からも模索していく必要がありますね。

※寛解とは、病気による症状が好転または、ほぼ消失し、臨床的にコントロールされた状態。一般的な意味で完治せずとも、臨床的に「問題ない程度」にまで状態がよくなる、あるいはその状態が続けば寛解したと見なす。(ウィキペディアより)

その2 心のトラブルを予防しよう。

多岐に渡る心にまつわる社会問題の解決のため、私たちは心の問題や精神的な病を予防したい。

  1. 心の健康を保つための方法、ストレスを緩和するための方法を自ら学び、模索し、それを周囲に広めようとする人々を増やすこと。
  2. 問題意識を持つ人々の繋がりを大切にし、多面的に楽しみながら学習し、楽しみながら活動すること。
  3. メンタルヘルスについて、話し合える居心地の良い場を創ること。

ややや、これはまったくその通りでございます。私も石井さんと同じこと考えてました。え? パクリじゃないですよ。具体的に示せって……?

当ブログの理念・ビジョン

  1. うつ病で苦しんでいる人の気持ちを知ること。
  2. 苦痛を和らげ、楽しく過ごすこと。
  3. ゆるゆる自由な空間を共有すること。

ほらね、一緒。ダメ? ……ボキャブラリーの乏しさは見逃してください。

その3 あなたが居てくれて私は嬉しいんだよ。

「あなたが居てくれて私は嬉しいんだよ」と伝えられるように私もなりたい。そしてそれを一人だけじゃなくて、そばで大切な人を支える仲間とともに伝えられる輪を広げていきたい。

石井さん、あなたの心はなんて美しいんでしょう!

私も「あなたが居てくれて私は嬉しいんだよ」と言える人間になりたいです!
今すぐ「石井さんが居てくれて私は嬉しいんだよ」ってご本人に伝えたいです!

輪、広げようじゃありませんか!

最後に

石井さんのように、NPOなどの活動をされている方や、困っている人のためのサービスを立ち上げた方の話を聞くと、「私もやりたい!」という思いがフツフツと湧いてきます。ときには、「精神保健福祉士の資格取る勉強しようかな」と考えてみたり。私も人の役に立ちたいな~と純粋に思うんですよね。

でも、同時に悪魔の(的確な)ささやきも聞こえてくるのです。

「おまえにはそんな高尚なことできねーよ」
「知力も体力も精神力も足りないだろバ~カ」
「薬飲んで病院通ってヘニャってるくせに」

まったくその通りです。これらの言葉を投げかけられると、「焦りは禁物」「できることからコツコツと」「自分のペースで」ということを思い出します。そうです、一気に100段はのぼれません。一段一段確実に行くと決めたのです。

今の私にできること。それは石井さんを応援すること。その活動をこのブログで紹介すること。

 

私たちは、NPO法人Light Ring.を応援しています。

 

<「聴くトモ」プログラム>
【日時】毎週水曜日 18:00~20:00
【場所】渋谷のカフェCafe uzna omom
【料金】社会人:2,000円、学生:1,500円

詳細はコチラでご確認ください。

 

【追記】
なんとビックリ! ご本人からツイートいただきました。

こちらこそ、ありがとうございますです。いや~、ほんと嬉しいです。

こりゃ、ますます応援に熱が入りますな。

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