気分が落ち込んで、何もする気になれないとき、あなたはどうしますか?
- 音楽を聴く
- 散歩に出かける
- 温かいお茶を飲む
- 日記を書く
- ふて寝
よくある落ち込み対処法を実行しても、なかなか変化を感じられないことも多いのではないでしょうか。
今からご紹介する落ち込み対処法も、劇的な効果は期待できません。
ただ、自分の落ち込みレベルがどれくらいか知る目安にはなります。
元気が出なくてどうしようもなくなったとき試してみると、何か発見があるかもしれません。
気分の落ち込みを和らげる方法
では、ご紹介します。
気分が落ち込んだとき、どうやって気持ちを上げればいいか?
紙とペンを用意して、このマークを描きます。
気がすむまで描き続けます。
特にルールはありません。丸描いて、お目をてんてん、お口を描いたらできあがり。
描き始めると、意外とハマります。気分的には落ち込んでますから全然楽しくないんですけど、ちょっとは気が紛れるんですね。
意識をスマイル生成に向けることによって、落ち込みの原因から目をそらすことができるわけです。
それで最初は、適当に惰性で手を動かしているのですが、描いていくうちに、目と口のパーツをどこに配置するのが一番可愛いかみたいなところに意識が向き始めます。
こうかな?
こっちの方が可愛いかな?
いや、これは不細工だな。
じゃあこう配置してみよう。
口のカーブを緩やかにしよう。
あ、このアホ面いいね!
などなど。この瞬間は確実に不快感がMAXではなくなります。
狂気のニコちゃんイラストから覗える心理
不快感が和らぐと言っても、落ち込みがひどいときは、描き終わったあと、脱力してしまいます。特に効果なし。むしろバカみたいに書き散らしたスマイルの虚無っぷりがすごくて、空しくなる。
さらに状態が悪いときには、ニコちゃんマークがおどろおどろしい印象になります。心がすさんでいるからか、笑顔が不気味なんです。怖い。
という具合に、できあがったニコちゃんイラストで、そのときの心理状態がわかります。
ニコちゃんイラストが、というよりはイラストを眺める自分の心理状態によって見え方が変わるのかなーとも思うのですが、やっぱりイラスト自体にも気分的なものが反映されていると思われます。
というのも、落ち込みがひどく、心が連日葬式状態だったとき描いたニコちゃんイラストがあったんですけど、それを数年後に眺めたとき「うわぁ~」ってちょっと引いちゃったんですよね。スマイルなんだけど、どこか薄気味悪い感じで。筆致とか?勢いとか?
今そのイラストを探してみたんですけど、捨ててしまったみたいです。久しぶりに見たかったのに残念。
多くは、砂時計の砂一粒一粒がニコちゃんマーク、みたいなモチーフと絡めたものだったんですけど、怖いイラストはもはや得体が知れない謎の物体。
ニコちゃんマークの数が尋常じゃないところも恐怖の一因。紙一面をスマイルが埋め尽くしている図はなかなか恐ろしいものです。
確か砂時計のニコちゃんはちょっと可愛いと思って写メ撮ったよなーと記憶しているのですが、こちらもやはりありませんでした。ケータイ逆パカ事件で失われた可能性が高いです。嗚呼、無念。
※ケータイ逆パカ事件・・・精神的にかなり不安的な時期に「もうどうにでもなれ!」とやけっぱちになった私が折りたたみ式携帯電話を本来折りたたむべき方向と反対の向きに折りたたんで引きちぎった事件。これにより、ほとんどのデータが消失。
最後に
ニコちゃんマークを描いて気分を上げる。
これは、とあるラジオDJが言っていた落ち込み対処法です。
何という人だったか全然覚えてないんですけど、あのDJ特有の喋りで言われたら、なんか気持ちがラクになるんじゃないかって一縷の望みを抱いてね、バックにかかる洒落たポップミュージックも心から楽しめるようになるんじゃないかって。
当然、自分が期待したような効果はなかったわけですけれど。
でも、どこかで「悪くないな」って思ったんでしょうね。いまだに覚えているくらいですもの。狂ったように描いたイラストの存在を忘れたこともありません。
ニコちゃんマークで心理状態を記録するってのはなかなか面白いと思います。考えがまとまらないときでもできますし、筆跡から当時の状態を推し量るのもなかなか味わい深いものです。
それに、落ち込み対処法としてまったく効果がないわけではありません。
そこまで落ち込みがひどくなければ、笑顔のニコちゃんを見ることで「よし!」と前向きになれることもあります。
状態をはかるバロメーターとして描いてみるのもいいかもしれませんね。
つらい時間をやり過ごす作戦の一つとして、参考にしていただければ幸いです。
ニコちゃん大王でも可だがや