ナミうつブログ

「うつ」のお悩みを軽くするヒントを双極Ⅱ型障害の人が模索するブログです。

人の顔色をうかがうことに疲れてしまった気遣い屋さんのあなたへ

 

花を持ったテディベア

こんばんは。

最近どうですか?

気分はいかがですか?

 
今の自分のあり方に納得できない?

欠点ばかりが目につくし、今までやってきたことが全部ムダに思える?

何の役にも立たない自分は価値がない?

自分が悪いのに人を責めてしまう、そんな自分が許せない?

漠然とした息苦しさがある?

自分がからっぽになってしまったような感じ?

このまま生きていたって仕方ないと思ってしまう?

 
……そうなんだ。

いつもそういうことを考えているの?

常にそういう気持ちを抱えているのは、すごくつらいことなんじゃないかと思う。

これまでの生き方と現状を比べて落ち込んでしまうのかな?

人の顔色ばかりうかがっていることに疲れてしまったのかな?

「心が弱いからいけない」「それじゃダメ」と誰かに言われたのかな?

ただただ自分が情けない?

 

あなたはいつもみんなのことを考えていたよね。みんなの役に立つ仕事を率先してやっていたよね。陰で支えていたよね。

あなたの気遣いに周りが気づかなくても、その姿勢を変えることなく、頑張ってきたよね。

みんなあなたに頼りっぱなしだったし、あなたの気遣いに無頓着だった。当たり前に思って、感謝の気持ちも示さなかった。

でも、あなたは見返りを求めてやっていたわけじゃないんだよね。当たり前のこととしてやってきた。だからこそ周りはその優しさに甘えてしまった。それどころか、ずいぶん勝手なことも言ってしまった。

みんな好き勝手にふるまうけれど、あなたは相手や状況に合わせて誠実に対応した。結果的に振り回されることもあった。それでも文句ひとつ言わなかった。

今までずっとそうやって過ごしてきたのかな。もしそうなら、疲れて当然。本当にあなたは頑張ってきたと思う。誰にでもできることじゃない。

自分のやってきたことは無駄だったと思っているかもしれない。空しさがあるかもしれない。何もできない自分を無価値に感じているかもしれない。

でも、あなたのお陰で助かったことがたくさんあるよ。

あなたがいたから頑張れた人、笑顔になれた人がたくさんいるんだよ。

パンダとひよこたち

報われない気持ちを救ってくれる精神科医の言葉

上記のメッセージは、精神科医・内海健氏の著書『双極Ⅱ型障害という病』を参考に書いたものです。

人の顔色をうかがうことに疲れてしまった人が目の前にいたら、と想像して私なりの言葉を加えました。

内海先生の解説をもう少し。

他人のことを第一に考えるあり方には、偽善やおせっかい、自己本位といった見方をされてしまうこともあるけれど、それは受け取る方が自分を投影している。心の弱さ(人の顔色をうかがう、傷つきやすさ、拒絶への弱さなど)としてすませるべきではない。

そして内海先生はこう続けます。

他人への配慮や気遣いをしつつ、彼らが奮闘していたこと、彼らによって支えられた人たちがいること、そして誰もそれを評価しておらず、にもかかわらず、患者に依存し、患者の気遣いを湯水のように費消してきたこと、そうしたことに共感が示されるべきである。
 少なくとも、他者への尽力に役に立ったのであり、意味があったのだということを、治療者は患者に与えて返してしかるべきである。

(P.162)

最初にこれを読んだとき、泣けてしまいました。ガーッと込み上げるものがあって。私はこういう労(ねぎら)いを欲していたのか、と気づかされたのでした。

自分を大切にした方がいいことはわかっていても、セルフで労うのはなかなか難しいものです。どうしても「いやいや、そんなことはない、ダメダメ」と批判する自分に負けてしまいます。自分に優しくするのはいけないことのように感じているんですよね。

だからこそ、第三者の言葉は効果が大きいように思います。特に精神科医の的確なメッセージは患者の心を救ってくれます。

実際の診察で、主治医に労いや肯定的な言葉をかけてもらえなかったとしても、こうやって本やメディアを通して伝えてくれる人がいることは大きな支えになります。

自分で自分を労うことは難しくても、第三者の客観的な言葉は素直に受け取りたいものです。

 
【つづき】
ダメな自分を責めずにはいられない?悲愴感を和らげ肯定する言葉

<参考書籍>
内海健 (2013)『双極Ⅱ型障害という病 改訂版 うつ病新時代』勉誠出版

内海先生の言葉はクールで緻密な印象。まず可能性を洗い出し、否定も肯定もせずまっすぐ見つめる。そこから人となりや背景を綿密に分析して、答えを返してくれます。感情に流されない冷静さが安心感を与えてくれます。

【こちらもあわせてどうぞ】
人の目が気になりまくりの対人過敏と双極Ⅱ型障害

 - 生きづらさを抱えるあなたへ, 双極性障害(躁うつ病)  , ,

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Comment

  1. けい より:

    うつ病ではありませんが、不安障害と診断された者です。
    ブログを読んで、理由のない不安や行き場のないもやもやした気持ちが少し軽くなった気がします。
    今回、お礼が言いたくてメッセージを送らせていただきました。
    本当にありがとうございます。

    私もあなたみたいになれるでしょうか。

  2. kota より:

    こんにちは。初めてコメントさせていただきます。

    一番最初の部分、読んでいてとても込み上げてくるものがありました。
    きっとナミさん自身も、これまで辛い思いをして色々考え抜いてこられたのだろうなと感じました。

    精神科医の方の本、引用部分を見る限り自分にはちょっと難しく感じたのですが、こんな風に分かりやすく書いていただいて心より感謝しています。
    こんなにも素敵な考え方なのに、ナミうつブログでご紹介していただけなければずっと自分には縁のないまま終わっていたと思うので。

    いつもありがとうございます。

  3. より:

    はじめまして、最近ブログを覗き始めた者です。
    ナミさんの言葉や存在に安心感を覚えています。
    苦しいな…と思うことが多々あるので余計にそう感じるのだと思います。

    言葉を伝えたい気分だったのでコメントしてみました。
    いつもありがとうございます。

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