過去をふり返ってもろくなことはない

犬・イン・ザ・車

あくまでも個人的な感想なんですけれども。

タイトルの通り、「過去をふり返ってもろくなことはねーな」と痛感した話です。

「とても嬉しかった体験」ありますか?

ある日読んだ本に、こんなアドバイスが書かれていました。

「過去のとても嬉しかった体験を思い出しましょう」

普段だったらそのままスルーして先に進むのですが、そのときは「ふむ、ちょっとやってみよう」と気が向いて、「とても嬉しかった体験」を思い出してみることにしました。

しかし、「とても嬉しかったシーン」を思い出そうとしても、これといった体験が思い浮かばない。

ネガティブな考えは横に置いて、思いを馳せるも、やっぱりダメ。

何一つ嬉しかったこと思い出せないとかwwwwwwwwwwwwwwww人生寂しすぎワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwww

と思わず草が生えてしまいました。

いえ、もちろん嬉しかったことはあるんです。でも、必ず嬉しくない記憶がくっついてくるので「おえ~」となってしまうんですね。

「とても嬉しかった体験」の例として結婚式が挙げられていましたが、そういう、純粋に「よかったなぁ」と思える体験が一つも思い出せない。本当に何一つ。

仕方なく「正月に食べたハーゲンダッツほうじ茶ラテの美味しさ」を味わってみました。この体験は100%純粋に「よかったなぁ」と思える体験なのですが、なんかちょっと哀しかったですね。泣き笑いの絵文字を使いたい気分です。

で、まあ「良い気分になれるかもしれない」と思ってチャレンジした課題は失敗に終わったわけですが、「こんなんじゃ前向きになれるはずないわな」と妙に納得しました。

それだけでも私にとっては十分な収穫でした。

生きていく上で大切なこと

過去の嬉しかった体験をふり返り、豊かな気持ちになれることは素敵です。

失敗をくり返さないために過去を省み、生きる糧とする強さもカッコいい。

できれば私もそんなふうに生きていきたいと思います。

でも、それがなかなか難しい。

じゃあどうすればいいのか。

そう自問して出た答えがあります。

それは「いま、ここ」に生きること。

なーんて、真面目な顔して語るつもりはないのですが、「これが大事だよなぁ」と事あるごとに痛感します。

もちろん心に大きな傷を負っている状態で「『いま、ここ』を大切にする」とか言ってる余裕なんかないし、傷口が開いたままで出血が続いているなら、きちんとしたケアが必要です。

それでもやっぱり、どんな状況であれ、今ここにいる自分から逃れることはできないし、同時に、今ここにいる自分に優しくすることはできるという意味で、「『いま、ここ』に生きる自分を大切に」、そういう心がけは忘れないでいたいなと思います。

そうすれば、過去にとらわれて苦しくなったり、将来の不安に押しつぶされそうになったりする気持ちも少しは和らぐはず。多分。きっと。

思い出したくもない黒い過去は、現在を肯定することで、オセロのようにパタパタとひっくり返って白になるのかなーと、そんなイメージを思い浮かべたりしています。

まぁ白をすべて取られたらゲームオーバーで、逆転することもないんですけど。

そういうときは、人生は白黒で決まらないというルールを思い出すことにしましょう。

なんだか話が散らかっていますが、あんまりいろんなことにこだわっちゃいけないなと思った次第です。

つらい過去も、不安な未来も、現在の問題も、私の中にある価値基準が生み出している苦しみだったりするんだよね、みたいなことを言いたかったのかな? 多分。

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