おもしろい記事がありました。
占い師と患者さんの話 | kyupinの日記 気が向けば更新(精神科医のブログ)
これを読んで改めて思ったこと。
・自己判断で薬をやめてはいけない。
・精神薬は敵じゃない。
向精神薬は、その人の「人生」及び「社会」を考慮し、デメリットよりメリットの方が遥かに上回るから処方されている
謎の占い師に身をゆだねるよりは、医療機関にかかった方が救われる可能性は高いと思われます。
占いって信じます?
昔から占いにはあまり興味はなかったんですが、うつの症状がひどかったとき、実はその占いに少し救いを求めたことがあります。ズバリ言う人とか大殺界とか。
当時は、病気がよくなるなんて1ミリたりとも思えなくて、何でもいいから心の支えになるものを探していたんですよね。
我ながらかなりの迷走ぶりです。
とは言え、占いや霊的なことを否定するわけではなくて。
人に迷惑をかけたりしなければ、何を信じようと自由。その人が「幸せだな」と思えるのなら、私は何も言うことはありません。「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる みつを」なので。
ただ、心が弱っている人を利用して金儲けしようとする人たちもいるので、やっぱり占いとかそういう系にはあまり良い印象は持てないのが正直なところ。
そんなわけで、数百円とはいえ「地獄に落ちるわよ」と人を脅している人に搾取されたという事実は私にとって黒歴史。
占いやスピリチュアルなものにハマる人の心理というのは、なかなか興味深いものです……。
迷える子羊だった自分へのメッセージ
もし、薬は身体に悪いから飲まない方がいいと思っている方、病院にはもう行かないと考えている方がいるなら、一考の価値ありですよということをお伝えしたいです。
その理由は、
・私は病院で薬物治療を受けて症状がよくなったから。
・患者思いの精神科医はたくさんいるから。
これだけでは、説得力には欠けるかもしれません。でも、医療は日々進歩しています。現在もさまざまな研究が進められています。ただ自分がラッキーだっただけかもしれませんが、私が良い精神科医に出会えたことも事実です。
なかなか不安は消えないかもしれませんが、今の苦しさが一生続くわけではありません。
いつか必ず笑える日が来る。
そんなふうには思えないかもしれないけれど、少しでもそう思えるようになったら、少しはつらさが軽くなるのかなと思います。