アロマキャンドルでリラックス – ゆらめく炎・癒しの香りで心穏やかに

アロマキャンドルとかすみ草

いい香りを嗅ぐと、うっとりとした気分になりますよね。

うつ改善にアロマが効く! などと紹介している本もあります。

リラックス効果については私も実感していて、疲れたり気分がふさいだりしたときには、アロマキャンドルやお香を焚きます。そうすると、緊張がふっとゆるむのを感じられるんですよね。

今日は、アロマに関するちょっとした知識とキャンドルの魅力について。

不安、イライラ、抑うつ気分を和らげる香りと揺らぎ、ぜひ一度お試しあれ。
 

悩み・症状別オススメの精油

アロマテラピーでは植物から抽出した「精油」というものを使います。

『イライラ・落ち込みが激しいときの本』の中で、症状別オススメの精油が紹介されていました。(効能はググった情報をまとめたものです。ご参考までに)

[イライラ]

ラベンダー 抑うつ作用・安眠・痛みの緩和
ローマンカモミール 悲しみ・怒り・恐怖を和らげる
マンダリン 高ぶった気持ちを鎮める
イランイラン 不安・緊張をほぐす

[落ち込み]

ネロリ 幸福感と心地好いリラックス感、不眠にも
ベルガモット 情緒不安定・ストレス性の食欲不振・過食に

[PMS (月経前症候群)]

ゼラニウム 落ち込み・イライラ・自律神経のバランスを調整
ローズ 幸福感、生理痛・月経不順・更年期にも
クラリセージ 不安・落ち込み・緊張・パニックに、痛みの緩和

アロマ初心者さんには「ミント」がオススメとのこと。

精油に関するサイトを見ていると、「妊娠中は控えた方が良い精油」がいくつか挙げられているのですが(クラリセージなど)、サイトによってまちまちです。心配な点があるときは、購入店や主治医に相談しましょう。

とは言え、影響を与えるといっても、一時的に香りを楽しむ程度であれば、そこまで神経質にならなくても大丈夫かな? と思います。アロマキャンドルの成分についても後半に書きましたが、常用する場合には要注意とのことです。

<参考書籍>

アロマキャンドルの魅力

アロマオイル(精油)は、エキスが濃縮されたものなので、使い方によっては刺激が強くなってしまう場合があります。

そして何より、うつ状態の気力のなさはハンパない。縦のものを横にすることさえ面倒くさい。新しく何か始めようという気持ちになれないことも多いですよね。

そんなときにはアロマキャンドルがオススメ。

精油を含ませたアロマキャンドルなら、火を灯すだけ。ワンステップで気軽に香りを楽しめます。

ほんの少しでも「いい香りを嗅いだら良い気分~」と実感できれば成功です。アロマキャンドルを灯すワンステップが、陰鬱とした気持ちを切り替えるスイッチになるはずです。

それではここで、私がアロマキャンドルに魅かれるポイントをちょっと語らせてください。

魅力① ゆらゆら揺れる炎

キャンドルの魅力は何と言っても炎です。

ゆらゆら揺らめく炎をぼんやり眺めていると、興奮してとんがった感情がおさまっていくのを感じます。警戒心を解いて穏やかな気持ちになれる、この感じが「癒し」なんでしょうね。

キャンドルに灯る炎。眺めれば眺めるほどその現象は不思議で、「火」への畏敬の念を抱きます。

……などと言うと、胡散臭い話みたいに感じられるかもしれませんが、実際、火は怖い。何の小説だったか忘れてしまいましたが、幼い頃に火事で家族を失って、ガスコンロの火を見るだけでパニック症状に陥ってしまう登場人物がいました。その人の心情を想像していたら、恐怖の他に畏れや慎みをも感じたんですよね。厳粛な気持ちと言いましょうか。「この小さな炎が燃え移れば……」などと考えたりして。

そういう自分の力では到底コントロールできないものの存在にふれると、凝り固まった心がほぐれていくような、こだわりがほどけていくような不思議な気分になります。太古の昔、人々はこの感覚をよく知っていたんだろうなぁと思います。

火のパワーはすごい。

だからこそ、火の元には要注意。

魅力② 不快感をリセットする香り

ゆらゆら揺らめく温かな炎。ここに香りが加わると、さらにリラックス効果が高まります。

キャンドル選びに悩むよりもまずは「いい香り~うっとり~♡」を実感したいところ。あまり難しく考えず、自分好みの香り・色・デザインなどを手に取ってみるところから始めましょう。雑貨屋さんやインテリアショップに行くと、見てるだけで気分が上がるようなオシャレなキャンドルがたくさん出ています。アパレルブランドのキャンドルも良いです。(そんな気力はないという人はネットショップへGO!)

人気の香りとしてよく見かけるものを挙げてみます。香りのイメージと分類は、私の独断・何となくの雰囲気です。

[イメージ別の香り]

イメージ 香り
甘い香り ローズ、バニラ
爽やかな甘い香り ラベンダー
ナチュラル ベルガモット
リラックス サンダルウッド(白檀)
リフレッシュ レモングラス、オレンジ、グレープフルーツ
スッキリ爽やか・クリアな香り ローズマリー、ペパーミント
エキゾチック・セクシー イランイラン、ジャスミン

ナチュラルとかリラックスとか曖昧でわかりにくいと思うんですけど、ベルガモットは、爽やかさの中に甘さもあって温かみのあるイメージ。ラベンダーより優しい感じ。サンダルウッドはお寺の雰囲気というか、どこか日本的で懐かしさを感じる香りです。伝わりますかね? 商品によって多少差はあると思うんですが。

昔、アロマキャンドルを買おうとして、たくさんのキャンドルを嗅ぎ比べているうちに鼻がバカになって、最終的に頭が痛くなったことがあります。あれもこれもと欲張っちゃダメですね。全然わかんないという人は、とりあえず店頭の人気商品を、小さいサイズのものから少しずつ試してみるのがいいかもしれません。
 

身体に優しい成分・要注意な成分

キャンドルに使用されるワックスにも、いろいろな種類の成分があります。

たまに使う分には問題ないようですが、毎日使う場合には注意が必要です。

例えば、パラフィンワックス。パラフィンは燃えると、空気中に蒸発しやすい有機化合物を放出するのだそうです。トルエンやベンゼンなどの発がん性物質が含まれているとか、ぜんそくやアレルギー反応を引き起こす可能性が指摘されているとか……。

怖いですね、私はパラフィンワックスのキャンドル普通に使ってますけど。いや、最近はあまり使ってないですけど。アレルギーを持っている人や妊娠中の人は注意した方がよさそうです。

ミツロウ(蜜蝋)、ソイワックスパーム油は安全性が高いようです。

きちんとしたものを毎日使いたいときは、オーガニック専門店で、知識豊富なスタッフさんに選んでもらいましょう。

ナチュラル原料でキャンドルを手作りするのもいいですよね。安心して使えます。
 

最後に

いかがでしょう、ちょっとキャンドル試してみたくなりません? 私はなりました。だから今夜はキャンドルナイト開催決定!

パソコン・スマホ閲覧はちょっと休憩して、優しい灯りを楽しみましょう。

植物の香りでリラックス。しばしのぼんやりタイム、スタートです。
 

ルームキャンドル

おまけ:素敵なキャンドルたち

オーガニックとうたいつつ、100%植物性ではないキャンドルもあるようです。「ちょっとソイワックス使ってます=オーガニックです!」みたいな。

あまり詳しくはないのですが、思いつく自然派キャンドルを挙げてみます。

natural soy candle sheep
私の中で、天然素材のキャンドルと言えば「sheep」なのですが、評判はどうなんでしょうか。シンプルなフォルムと手作り感が好きです。

KOTOSHINA
日本・京都発のオーガニックスキンケアブランド。どんな成分が使われているか詳しく表記されています。キャンドルはグレープフルーツとグリーンティの2種類。高級です。

さらに、先に紹介した香りで、100%植物性ワックス使用と表記されたものを探してみました。

ネロリ / エステバン

幸福感やリラックスを与えてくれるというネロリ。落ち込んだときや、うまく眠れないときに。

【公式サイト】http://www.esteban.co.jp/

ベルガモット・カモミール / ミッシェルデザインワークス

ベルガモット、カモミール、マリーゴールドの香り。ベルガモットは落ち込みに、カモミールは鎮痛、胃腸・消化機能を整えてくれるそうです。マリーゴールドは婦人科系の不調をやわらげるハーブとしての効果があるのだとか。

【公式サイト】https://micheldesignworks.com/

ジャスミン・オレンジ / パシフィカ

「ガーデニアは、ジャスミンとオレンジが醸し出すような甘美でいて上品な柑橘を感じさせる香り」だそうです。スキンケアにも効果を発揮してくれるというジャスミン。不安や無気力なときにも。オレンジは気分を明るく前向きにしてくれるのだとか。

【公式サイト】http://www.pacificabeauty.com/

ローズ・ラベンダー / lifart…

lifart… ソイ&パームワックスフレグランスキャンドル

ラベンダーは万能精油とも言われます。ラベンダーの抑うつ作用と「香りの女王」ローズの鎮静作用でリラックス。

ローズ・ラベンダーの他に、林檎、ヒノキ、蓮の花、イチジクの香りなどもあります。ナチュラルライフを体現したようなキャンドルですね。

(※写真は「shinano」信州をイメージした林檎ベースの香り)

【公式サイト】http://lifart.petit.cc/

レモン・ラベンダー / ヤンキーキャンドル

(※100%植物性ではありません)

【公式サイト】http://www.yankeecandle.com/

パラフィンキャンドルです。これだけ100%植物性じゃないんですけど、このレモンラベンダーは割と気に入って使ってたもんですから。お手頃価格が嬉しいです。

火を灯すと……

ヤンキーキャンドル・レモンラベンダー

暗闇の中で揺れる炎、ピンボケ写真が意外とリアルに伝えてくれています(?)。

アロマキャンドル、なかなか奥深い世界ですね。

 

<参考サイト>
精油 – Wikipedia
公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)

パラフィンについて
キャンドルは部屋の空気を汚染する?パラフィンワックスや合成香料は安全か? | Timeless Edition
安全データシート(SDS)昭和化学株式会社(PDFファイル)
・Wikipedia(パラフィンアルカン炭化水素

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