毎日しんどくて、何もする気になれなくて、一分一秒が果てしなく長くて、呼吸をすることさえウンザリして、時間を持て余している?
そんなあなたにご提案いたします。
卒業アルバムや思い出の写真を眺めるのはいかがでしょうか。
ページをめくるだけの簡単なお仕事です。
ボーっと眺めるだけでOK!
気力がないときでもできます。
楽しかった記憶が蘇ります。
喜びを感じていた自分を思い出せます。
懐かしさがじんわり心を温めてくれます。
いい感じに時間が潰せます。
ほら、いいことずくめ!
※効果には個人差があります。不快感が増幅する可能性もありますので、嫌な予感がしたときにはご使用をお控えいただくことをおすすめします。
写真を見てつらくなったら?
卒業アルバム、スナップ写真、プリクラ、写真データなど、思い出がつまった写真を眺める。
これまで好んで記念撮影をしてきた人には、ぜひおすすめしたいことです。
でも、昔の写真を見ても嫌悪感しかないという人もいるかもしれません。そういうときは、以下の対処でいきましょう。
1.封印する
深く傷ついた出来事を思い出すと胸がズキズキ痛みます。楽しそうな姿さえ痛々しく映ります。当時のキラキラした笑顔が、今の苦しみを際立だせてしまうこともあるかもしれません。
そういうときは、ページをそっと閉じましょう。そして、胸をえぐる思い出は心の引き出しへ。
もう少し寝かせることで、苦み・えぐみが和らぐかもしれません。玉ねぎもじっくり炒めれば、辛みがなくなって甘くなります。時間をかけた分だけおいしくなります。
余りに魔力が強すぎるときは、結界を張って人の目に触れぬよう封印しておきましょう。
2.捨てる
つらくてつらくてどうしようもない場合は、写真を処分するという方法もあります。
私はシュレッダーにかけて捨てました。ザ・大量処分祭。
最初は気が引けましたが、作業を進めるうちに「どんどん捨てたれー!」とモードチェンジ。
ガンガン捨てたら気分がちょっとだけスッキリ。収納棚もスッキリ。
それ以来、自分が写った写真を撮ることはなくなりました。せいぜい証明写真か、誰かが撮った写真ぐらい。
思い出は、心のアルバムにしまっておけば十分です。「写真になっちゃえばあたしが古くなるじゃない」とか言いながら。
断捨離効果、ここにあり。
3.学ぶ
どんなことからも学びは得られます。
が、私はできませんでした。余計につらくなりそうなので、おすすめもしません。回復してから考えましょう。
最後に
卒業アルバムを開いて、無理やり時間を潰していたとき。
写真の中に淀みのない時間を見つけると、ほんの少しつらさがましになりました。
不思議と思い出したくない頃の写真はうまく避けていましたね。本能的なものでしょうか。
写真に残っているのは「はい、チーズ!」で笑っている写真が多いので、それほどつらくなるものではありません。でも、どんなにうまく美しい部分を切り取っても、そこにつながる記憶は一緒についてきます。それは写真を見るときのコンディションによって変わります。プラスに働く場合もあれば、マイナスに働く場合もある。人の心を揺さぶる威力。それこそが写真の魅力なのかなぁと感じ入るところです。
精神が不安定なときは、臭いものにフタをすることも必要だと思います。今を少しでも楽に生きること、穏やかな気持ちでいることが何より大事だと思うから。
心の中の不穏な空気を薄めるためにも、喜びを少しずつ少しずつ取り入れていけたらいいですね。
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私も小学校~中学校~高校と卒業アルバムはとうの昔に処分してます。うつ病発症前ですからその当時から精神不安定だったみたいですね(T_T)
kanabus_fanさん、コメントありがとうございます。
そうなんですね。私の周りにも、当たり前のように卒業アルバムを処分したと話す人がいて、思い出の扱いは人それぞれなんだなぁと感じます。私にとってはスナップ写真を大量に処分することが無用な執着を捨てる良いきっかけとなりました。