うつ病からの社会復帰でネックになるものは何でしょうか?
- 毎日決まった時間に通勤すること
- 職場で長時間作業すること
これが一番の心配のタネ、という人も多いのではないでしょうか。
「体調に合わせて休憩を取れればいいんだけど」
「在宅なら何とかできそうなんだけどな」
そんな仕事を見つけることができたらベストですよね。
そこで今日は、比較的始めやすい在宅ワークをまとめました。
会社勤めが難しい場合に、働き方の一つとして考えてみると、何かよいきっかけが見つかるかもしれません。
※このページは、復職ができるまで回復した方向けに書いています。まだ体調が悪い方はゆっくり身体を休めてください。
始めやすい在宅ワーク7選
1. ネットオークション
オークションサイトやアプリを使えば、個人でも気軽に出品できます。
家にあるブランド物や限定グッズを売るだけでも、けっこうな額になるようです。
出品手続きや梱包作業などは、リハビリにもなります。
2. ネットショップを開く
オークション同様、個人で気軽に始められるサービスがいろいろあります。
- 無料で運用できるネットショップ(レンタルショッピングカート)
- 売れた分から手数料を払う販売サイト
などなど、小さなネットショップを開くのに最適。
ハンドメイド作品やオリジナルグッズを販売したり、他にはないアイデアを商品に取り入れれば、ちゃんと売れそうです。
3. ポイントサイト(広告を見る、アンケートに答える)
大きな収入は得られませんが、ちょっとしたお小遣い稼ぎにはなります。
広告を見る、アンケートに答える、商品を買うなどのアクションで貯まるポイントをお金に換えられます。
懸賞や商品モニターで、気になるアイテムを試せるチャンスもあり。
4. クラウドソーシング
クラウドソーシングとは、仕事をしたい人(受注者)と、仕事をしてほしい人(依頼者)をつなぐサービスです。
- サイト作成
- アプリ開発
- ロゴ作成
- 記事作成
- データ入力
- 翻訳
- 校正
- 文字起こし
- イラスト作成
など、家にいながら仕事ができます。
パソコン一つあれば始められるので、事情があって外で働けない人にとってはありがたいサービス。
ただ、仕事内容は玉石混淆です……。
5. アフィリエイト
アフィリエイトとは、インターネット広告の一つ。
ブログやサイトで商品やサービスを紹介して、それを見た人が購入・クリックなどすると、報酬(広告収入)がもらえる仕組みです。
日記ブログで気軽に始めることができます。
本格的なサイトを運営して、生計を立てている人もいます。
6. 添削・採点(いわゆる赤ペン先生)
通信講座や模擬テストを添削するお仕事です。在宅ワークの中では、収入も悪くないと聞きます。
が、募集は少ないようです(ちょこちょこチェックしていた時期があるのですが、私が見たときにはいつも締め切られていました)。
また、筆記試験や面接があるので、仕事を始める前には準備が必要です。
さらに、納期もタイトなようなので、症状が安定しないうちは、ちょっと大変かもしれません。
7. 内職
昔ながらの家内工業的な内職も、探すといろいろあります(シール貼り、DM封入、箱の組み立て、袋詰め、リボンつけ、ゴムのバリ取り、縫製、ボタンつけetc.)。
大阪府家内労働センターのサイトに、各仕事紹介ページがあります。写真つきで作業内容がまとめられているので、イメージしやすいです。
ただ、中には内職商法や求人詐欺もあるので、要注意。(よく見かけるのはイラストの色つけ。材料費やらを請求され、その後にもいろいろバックエンド商品がある……!?)
在宅ワークの注意点
まとまった収入を得るのは難しい
在宅ワークは、始めやすいことが魅力の一つです。
ただ、無理なくできる仕事・誰でもできる仕事は、賃金が少ない。
特別な技術がないと、たくさん稼ぐのは難しいと言えるでしょう。
さらに、仕事を求めている人をバカにしているとしか思えないような仕事もあるので(コピペ記事作成とか時給換算100円以下の作業とか)、そういうものはおすすめしません。特にコピペ・パクリ記事作成はダメだ!!!(怒)
詐欺・悪徳業者に要注意!
内職のところでも書きましたが、在宅ワークに関する詐欺や悪徳商法は少なくありません。
「誰でもできる」とハードルを下げておいて、高価な機材を買わせたり、よくわからない講習を受けさせられたり。
聞いた話でしかないので、詳しいことはわかりませんが、いろいろ調べている中でも「コイツは臭うぞ……!」という募集を見かけることが何度かありました。
また、「無料登録するだけ!」「今すぐやらないと損します!」みたいな謳い文句も要注意。個人情報流出の危険もあるので、よく吟味しなければいけません。もちろん、全部が全部ではないですが。
どんな会社が運営しているのかぐらいは最低限チェックするようにしましょう。
最後に
スキルがあれば、在宅ワークで生活していくことは可能です。
ただ、病気を抱えて、ノースキルの状態から、まとまった収入を得ていくのは簡単ではありません。
とは言え、インターネットの発達で、パソコンを使った外注仕事が増えていることは事実。
「誰でもできる仕事」はないけれど、コツコツ経験を重ねれば、できることは増えていきます。
先に挙げたようなモラルのない仕事を除けば、在宅でできる作業はリハビリとしても最適です。
ちょっとした作業で(たとえわずかでも)お小遣いがもらえると思えば、お得。頑張った分だけ報酬がもらえれば、自信にもつながります。
体調に合わせて、自分にできそうなことからチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。