こんばんは。
今日もゆっくり休めてますか?
ちゃんとボーっと過ごしてますか?
頭では「焦りは禁物」とわかっているんだけれど、なかなか難しい……。
そんなあなたに、今日は私なりの療養中の過ごし方をご紹介したいと思います。
ボーっとするのが難しいときは、コレ!
うつ病治療に必須の「安静」。それを無理にしていると、つい考えてしまいませんか?
「私って何のために生きてるんだろう?」と。
そんなときは、心を無にして、脈打つ心臓の響きを感じてみてください。
ただ、ひたすらにその音とリズムを聴くだけ。
私はよく湯船に浸かるとき、そうやって鼓動を聴きながら、心臓をイメージします。色や形、どんなふうに動くのか、などなど。
お風呂に入ると血の巡りが良くなるからか、より一層その音は自分の中で響きます。
ドクドクドク……
ドクドクドク……
「鼓動」という音楽に気付くきっかけ
私が心臓に注目するようになったきっかけは、この音楽でした。
椎名林檎 3rdアルバム「加爾基 精液 栗ノ花」
「やっつけ仕事」の打楽器が鼓動のように……
「茎」では、コツコツコツ歩く足音が……
「とりこし苦労」のメトロノーム……
「ポルターガイスト」冒頭の踏切とガタゴト走る電車のリズム……
さまざまな楽器で表現されるリズムや日常生活の音、すべてがドクドク鳴り響く鼓動のように感じました。何とも言えない安心感。命の生々しさとでも言いましょうか。
これをもっと大切にしていけたら、何か変わるかもしれない……!
そして、今に至ります。
心臓は、ハートで、心で、臓器
音楽にもなり得るこの臓器には、ゲームのようなポーズボタンやリセットボタンがありません。この世に生を受け、スタートを切ったら、オートで動き続ける。意志の力でコントロールすることはできません。
ときに不具合が生じて、正常に動かなくなることもあります。何の前触れもなく停止してしまうことも……。
私たちにできるのは、あるがままをあるがままに受け入れるのみ。
それを無理やり止めようとするのは不自然で美しくありません。
そう言っている間にも、心臓はリズムを刻み続けます。
ドクドクドク……
時計のように正確に、途切れることなく脈打つ私の心臓。
心や身体の変化・不調に敏感に反応しながら。ずっとずっと……。
とても不思議なシステムです。
より劇的に温かみを感じる方法
「一番わかっているようで一番わからぬこの自分」
相田みつをさんが言うように、自分のことは案外見えにくかったりしますよね。
それなら、他人の心臓を音を聴いてみましょう。
家族や友人、好きな人に飛びついてみたり、抱きついてみたり。人の鼓動は優しくて温かいものです(えー、若干の妄想も入っていますが)。
甘え下手な私の相手は、ご近所の猫ちゃんでした。
背中を優しく撫でたときに感じる鼓動。温かみ。命のはかなさ。
そのとき感じた「生死」は「事実」でしかなく、良し悪しではない。
うまく言葉にできませんが、大切な大切な何かが、確かにそこに存在していました。生きる糧となるようなエネルギーが。
心・身体の声に耳を傾ける練習を
簡単なことのようですが、つい走り続けてしまう頑張り屋さんにとって、立ち止まることは意外と難しい。ニュートラルな状態で物事を見極める、これができるのはブッダやイエスや仙人ぐらいのような気もします。
だから、そのままのあなたで。あるがままに。
って、それが難しいって話でしたね。ハハハ……。
焦らず、無理せず、少しずつ。
以前、「ぼんやり」「ゆる~く」過ごすために書いたものがありますので、よろしければ。
ドクドクドク……
命の鼓動、リズムを感じて。
<本日のミュージック>
はじめまして。うつのため現在服用している、ラミクタールについて調べているうちにこのブログを見つけました。自分の鼓動に注意を向ける(意識する)って、マインドフルネスみたいですね。
>Tomoyasuさん
コメントありがとうございます。お名前変更させていただきました。
マインドフルネスですか、えー、わたくし不勉強なもので、詳しく存じ上げないのですが、認知療法の一つなんですね。チェックしてみます。情報ありがとうございます。
現在もラミクタールにはお世話になっているので、今後また記事にできればと考え中です。
またのお越しをお待ちしております。どうぞお大事に。