ナミうつブログ

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復職の難しさ ― 弱った人がギチギチの就労環境に戻ったら?

 

雨の日のロンドンの街並み

復職の難しさについて書かれた記事がありました。

過労による「うつ病」で休職したのに・・・復帰の条件が「深夜労働」ってアリ? | 弁護士ドットコムNEWS

うつ病で休職中の男性が復職を申し出ると、会社側にこう言われたそうです。

「休職前と同様に深夜残業・休日出勤ができるようになってから復帰してください」

えーーー。

一瞬、深夜・祝日がメインのお仕事なのかな? と思いましたが、どうも違うようです。

記事には「思いもよらない反応だった」とあります。ということは、配置転換や仕事の負担を軽くするなど何らかの対処は取れるだろうという見込みだったんでしょうね。

深夜残業や休日出勤が前提の会社……。うーん。

 

「復職を拒否する法的根拠はない」と言っても……

こちらで紹介されている弁護士さん曰く、深夜残業・休日出勤を復職の条件にすることは問題があるとのこと。

さらに、会社に復職や就労を拒否する法的根拠はない、と。

対応としては、

  • 雇用契約・就業規則を確認
  • 会社と交渉を重ねる

一つ目がけっこう重要かもしれませんね。多くの大企業はそういったルールがきちんと定められているようですが、すべての会社がそうではありません。

こういう労働条件に関して「就業規則に取り決めがある限り、会社は○○を拒否することができない」という解説をよく見かけます。裏返せば、休職や復職について詳しい取り決めがないときには、主張を通すのが難しいということ?

このあたりは、社風によるところが大きそうですね。

「深夜残業・休日出勤ができるようになってから復帰してください」と復職を拒否されたとしても、治療に専念できるようなサポートがあればいいのですが、現実的にそれは難しいでしょう。もし長期休職を認められたとしても、ずっと休んでいるのは心苦しくて安穏とはできないですし……。

なーんか、「働けないなら辞めてください」と突き放されているような感じがします。「個人の事情なんて知らないよ」って。

仕事内容や職場環境によっては、この条件でなければ成立しないのかもしれません。って、もちろんそれじゃダメなんですけど、やむを得ない事態が発生してしまうことはあります。会社側も優しさだけではやっていけないですもんね。

でも、もうちょっと双方が歩み寄ることはできそうです。

「社員は宝」と松下幸之助さんは言いました。使い捨ては悲しいですね。人を大切にすることは社会を大切にすること。

と、私がキレイごとを盾にブツクサ言ったところで何も解決しないのですが……。

 

「多様な働き方」は実現可能?

さて、先の男性はどんな選択をするのでしょうか。

  • 弁護士と相談しながら、会社と交渉する
  • 休職期間を延長して体調を立て直す
  • 転職する
  • 退職して休む

……なんだかどれもイマイチ? うつ病のときに交渉や手続きをするのは大変ですし、体調が良くなっても、復職を焦ると再発してしまうこともあります。

となると、しばらくは休むという選択になるのでしょうか。「そんな会社やめちまえ!」というのが正直な感想ですが、退職を安易におすすめはできないですし。うぬぬぬぬ……。

正社員から脱落したら人生終わり、という感覚ではなくて、もっといろいろな働き方があったらいいのになーと思います。

その人次第で働き方はいかようにもできるとしても、そのためにはある程度エネルギーが必要ですし、弱っているときにはハードルが高いですよね。うーーーん。

 

無理して身体を壊したら元も子もないから

こういう苦境は自分の働き方、生き方を見直すチャンスと捉えるのがいいのかもしれませんね。

って、そんなこと言って問題が解決するわけじゃないので、厳しい現実を前に困り果てている人にとっては、意味のない答えでしょうか。

でも、身体を壊してしまったのは、自分に合っていない部分があったから。原因が自分にあるにしても、環境にあるにしても、これまでと同じことをしていては改善は期待できません。

何を変えるか。

会社?
仕事内容?
自分?

自分自身のあり方をふり返ってみることは必須ですね。自分を責めるためではなく、心身を無理なく運用するために。

会社や仕事内容に問題がある場合は、環境を変えることが必要だと思います。何でもかんでも人のせいにしてしまう人は別ですが、自分に適した環境を整えることは逃げでも甘えでもありません。

「みんなつらくても頑張ってるんだから」と思うと、耐えられない自分がダメな気がしてしまいますが、誰にだって合う合わないがあります。

無理やり自分を枠にはめて苦しむより、多少条件が悪くなっても、自分の力を発揮しやすい環境に身を置いた方が健康にも良いはずです。

ひよこのビン詰め

と、非常に無責任なことを言っている自覚はあります。でも、やっぱりそれが一番。

「それができないから困ってるんだよー」と言いたくなるところではありますが、何とか妥協点を探っていきたいところです。

お金を稼ぐために生きるのか?
生きるためにお金を稼ぐのか?

何か良い方法があればいいんですけどね……。

 

【休職・復職の流れはこちらで】

 - うつ病関連ニュース 

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